夕日が奇麗な日は、宿からだったり、お隣の公園だったり、または目の前の桟橋まで出て行って眺めます。いつでも違うその空はいつ見てもいいものです。
最近では、撮影することにハマっている夫も参加しています。
写真を撮るのは主に娘に送る為のようです。
その日も宿から美しい空が見えたので・・・。
撮影した後、しばらく眺めていると、後ろから夫が撮影していました。
しばしの休息タイム。
暗くなってから宿を振り向いてまたパシャリ。
実はパイナガマビーチから夜に眺めると、ポークランチョンミートの光、新しくできたホテルの光、前からあるホテルアトールエメラルドの光・・・と、段々に高くなっていくグラデーションが奇麗だったとお客さんから聞いていたので、自分でも見てみたくなったのです。
やはり砂浜まで降りないと見えないようですね。今度行ってみます。
その日の我が家の晩御飯は「焼肉」。かぼちゃを沢山頂いたので消費するためです。かぼちゃの消費で焼肉を連想するのはうちくらいでしょうか??
ポークランチョンミートの「海を眺めるレストラン HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」では、お泊りの方限定で朝食と夕食をお出ししております。
朝食の一例です。
夕食の一例です。
料理担当は夫です。最近、コロッケの試作品を作りました。牛肉を荒く刻んで入れます。たかがコロッケと言わず、ディナーのメインになるくらい美味しいコロッケを作りたかったようです。そのもくろみは見事に成功!!と、家族の評価は高かったです。
美味しかった~~~!!
冬はお客さんがあまりいらっしゃらないので、夫の料理の試作品が盛りだくさんです。一番楽しみなのは私かな??
静佳日記 *********
「白い石を探し隊」第2回目の出陣。
古いお家が残る集落を散策しながら、海へと向かう。最新のお洒落なお家を見るのも楽しいが、昔ながらのお家はもっと楽しい。どうしてこういう造りになったのかを色々と想像しながら見るのがいい。
私は、全てのものには理由がある、と思っている。「何故?」「どうして?」が大好物な私は、ついつい興味があちらこちらに沸いてしまって、家を一歩出ると急に頭の中が忙しくなる。
素朴な造りのお家。サッシが異常に小さい。
農道の先に垣間見える宮古のブルーは、それだけで心をパーティ気分にまで盛り上げる。
まずは未知のビーチを探してみよう。
なんだか昔見た小笠原の海に似ている場所。そういえば、小笠原を初めて旅した時に夫は「昔の宮古の海のようだ」と言っていた。
宮古の海の特徴で、海の色が数えきれないグラデーションになっている。
今にもチュー💓をしそうな親子岩が向き合っていた。
ここは「白い石」はないね。
あくまでもその日の目的は「白い石」だったので早々に退散。
お次は・・・。
おっと!!いい感じの場所。釣りをするにはいいところかも??
夫がそう思ったかはわからないが、とにかくそう思っている人は少なくとも一人はいた。先客の釣りをするおじさん。
お隣りにはビーチも見えた。
釣り場から海へ降りる路も続く。
夫が先に向かった場所へ行ってみると、そこには素晴らしく澄んだ綺麗な「みずいろ」があった。
ぽっかりあいた縦穴をこわごわ除くと、海水が途中まで入って来ていた。
そして、再びこじんまりとしたビーチが出現。
なんという色なんだ!!
思わず言葉が飛び出てしまう、グラデーションの美しさ。
でも、ここでも「白い石」は見つけられない。
車へと引き換えすと、好奇心を我慢できない坂道と遭遇。
えいっ!!登ってしまえ!!
期待とは裏腹に何もないところだったが景色は最高!!
更に好奇心は高まり、やりたい放題に生えまくっている雑草をかき分けて下を覗き込むと、砂浜に打ち寄せる波の、その奇麗なことといったら・・・。まるでどこかの国の無人島に辿り着いたかのようだった。
恐るべき宮古島。一体全体私をどれだけ感動させれば気が済むのだろうか。
いつの間にか「宮古島探険隊」になってしまっていたので、「白い石探し隊」」へと軌道修正。やはり白い石はあそこだな・・・。と二人で意見が一致し、次なるビーチへ・・。
野生の葉をかき分けて進むのはもう慣れっこだ。虫もだいぶ怖くなくなってきている。もしかしたら私、環境適合能力が高いのだろうか。
でも、サザエの殻に入ったでっかいヤドカリと遭遇した時には思わず奇声をあげてしまった。
ビーチへ出ると、曇り空になってきている。でもビーチコーミングには曇りの方がいい。強い日差しの下で拾ったものは、家に帰るとまるで違う色だったということがよくあるから。太陽はなんでも綺麗に見せちゃうんだよね。
子供のサンダルがいくつか落ちていたが、その中でもわずか数センチのかわい~~いサンダル。拾って帰ってくればよかったな。
これは何だろう??
いけないいけない。今日は「白い石」!!!!!
こうして長い時間をかけ、やっと思い通りの「白い石」を沢山ゲットし任務を果たした。
そして帰り路。キビ畑の真ん中で、あるはずのないものを発見した。
私の「何故?」アンテナが『ゲゲゲの鬼太郎』のアンテナの如くピ―――ンと立った。
そこにあったのは紛れもないカラオケのカセットだった。私も知っている昭和の演歌が盛りだくさん。「男の背中」「そんな夕子にほれました」・・・
おじぃよ~~~。畑仕事の合間に練習しているのか~~い?
何故ならレーベルにはこう書いてあった。
「レッスンカラオケ」と。