Monthly Archives: 5月 2021

懐かしい顔。

東京で営んでいた居酒屋時代のお客さんが遊びに来てくれました。彼らは20歳の頃からの常連さんでした。よく私にシャンパンを飲ませてくれたので「シャンパン君」とも呼ばれていました、笑。久し振りに会うのに久し振りの気がしなかったのは、彼らがほぼ変わっていなかったから。もう40歳くらいにはなっているはずですが・・・。東京を離れて宮古へ帰ってくるのを夫が嫌がった理由の一つには、彼らをはじめ、常連さん達との日々があまりにも楽しかったこともあります。宮古では味わえない、打てば響くの久し振りのノリの良さに、すっかり盛り上がりました。時を同じくして宿泊していたカップルとも意気投合し、その後他の宿へと移った彼らと待ち合わせをして島おでんを食べに行ったほど仲良しになりました。

まだ、飲食店が営業している時期で良かったです。今はどこも営業していませんから・・・。

プロポーズをしたばかりというそのカップルさん。いつまでもお幸せに~~。「一緒に呑んでください!」と声をかけてくれてありがとう!!次回は規制のない時期にまた遊びに来てくださいね!!おおいに飲み明かしましょう!!

そして、「羽田から4000円台の飛行機が出来たから、次回からは宮古へ気軽に呑みに来れる」と言っていたシャンパン君(彼は海より呑むことを楽しみにやって来た)、沖縄に魅せられ沖縄への移住計画を本気で実行に移そうとしているY君、もっと宮古へも来やすくなるね。私達が色んな意味で「現役」でいる限り、ずーーーーーっと遊びに来てね~~。楽しみに待っています。

それでは、PLMの料理のご紹介です。宿泊の方は宿泊予約時に朝食と夕食のご予約を承っております。料理を担当しているのは夫です。15歳で島を出てからもう永いこと料理の仕事をしてきました。東京で覚えたレパートリーと、島へ帰ってきてから開発した料理の全てを皆様にご提供させていただきます。テーマはありません。島料理にもこだわっていません。あえて言うならば「自分が美味しいと思うもの」を作ります。そして、彼の最大の武器は「手間を惜しまないこと」です。『こうあるべき』という固定観念や国にとらわれない料理を目指しています。申し訳ございませんが、全てお任せ料理なので、好き嫌いやアレルギーには対応しておりません。

テラス席からの眺めは最高ですよ~~~!!

朝食時もどうぞ海を眺めながら潮風で全身を目覚めさせてください。

6月3日木曜日からランチも再開します。お隣はビーチですから、素晴らしい宮古ブルーを眺めながらゆっくりどうぞ!!(あ、暫くは雨かな????)

デザートにイチゴのムースを試作。

私は、自分で漬けた梅酒の梅のあまりで「梅ジャム」を作りました。いつも忙しい私の料理の出番はこの7年間で殆どありませんでした。(悔し~~~い!!)

お昼ごはんは久し振りに外食。焼き鳥秀の親子丼と豚丼。私はここの親子丼が大好きなのですが、豚丼も美味しかったです!!サラダ・スープ付き700円。+100円でミニ宮古ソバにもできます。緊急事態宣言中しか食べられない(多分)ランチですから是非皆さんもどうぞ~~!!

静佳日記 *********

友人が気に入っている船のツアーに誘われた。

シュノーケル専門の船。友人が住んでいるアパートの大家さんの息子さんが船長だ。前々から宿のお客さんから評判を聞いていたし、数少ない宮古の人がやっているツアーなので、出来るだけ応援したいという思いもあった。だが、私が応援する必要もないほどいつも予約でいっぱいらしい。

宮古には世界的に有名な珊瑚礁群がある。周囲は25キロにも及ぶそうで、国の天然記念物にも指定されている。前回そこを訪れたのは6年ほど前だろうか。久し振りすぎて前の日からワクワクしていた。ツアーの船は宿から車で数分の所にあり、9時半の集合だった。最近新調したばかりだという船は、それはそれは綺麗で快適なものだった。

この船に乗ってクルージングをするだけでも料金を払う価値がある。海へのエントリーも階段が2か所あり、インストラクターの手を借りずに楽々昇り降りが可能。階段脇には真水のシャワーも付いていた。あ、ハワイで乗った船もこんな感じだったなと思い出す。

その時船上で食べたハンバーガーが忘れられない。BBQ形式で自分で作るバーガーだった。前夜に酔っぱらって足首をねん挫した私は、外国人のツアー客の中で注目の的だった(悪い意味で)。足首を4倍くらいに腫れさせて、ろくに歩けもしないのに海のツアーに参加するなんて、日本人はなんて馬鹿なんだ!!と皆の顔に書いてあった。そんなハプニングは、旅を忘れられないものにしてくれるから、私は悪くはないと思う。病院で7万円の治療代を払ったのも今では笑い話。

本題からそれたが、その日の最初のポイントでは、色とりどりの珊瑚が出迎えてくれた。わかっていても、見たことがあっても、この海の中の景色と遭遇すると、毎回、新鮮な気持ちになる。なんと素晴らしい世界なのだろう。

あまりに夢中になり過ぎて、我を忘れる。

船に戻って下さいとの指示に残念がりながら、次のポイントへの期待を高めた。

次回へ続く・・・・・。

スーパームーンの皆既月食

宮古島は毎日晴れています。

コロナのワクチンも完ぺきとは言えませんがお年寄りに徐々に摂取され始めています。あまりいいニュースがありませんが、悪いニュースはなるべく見ないようにしています。自分の力で変えられないものは気にしないようにするのが一番ですから。変えられないのなら、変わるのを待つしかありません。変えらないことを気に病むのは時間の無駄です。

さて、少しでも明るい話題にしましょう。

宮古では、笑える話が沢山存在しています。それだけでもう明るくなれます。

例えば、広告の品。これはどこでも大体同じ現象が発生するのですが、先日の「職人竹ボーキ」もそうでした。

黄色いPOPをめくると・・・・特売の前の価格が出てきますが、

特売と同じ価格です。

さらに、お弁当屋さんで唐揚げ弁当を買ったら、下に敷いてある付け合わせのパスタが2本しかない!!

また、宮古の人はよく○○出身にこだわります。石碑に書かれた寄贈者の名前にもよく(○○出身)と書かれています。こんなに狭い島の中の保良出身とか、久松出身とか‥‥必要なんですかね?先日の新聞では占い師の広告に(父方伊良部島出身、母方うるま市出身)と書いてありました。うふっ。

東京から来た私にはどれもおかしくてついつい笑ってしまうのですが、考えてみれば、ここではそれが正解なのです。もともと世の中には正解、不正解って無いと思っています。では、その判断は誰が決めるのでしょう?多くの人はみんながそうだからという理由で決めつけますが、当の本人が正解と思っていればそれでいいと私は思います。

但し、駐車場で目撃したおばあのこれはダメでしょう~~~~?駐車禁止のポールを踏んづけちゃダメダメ。しかもそこは停めちゃいけないところですよ!

それでは、ポークランチョンミートの料理のご紹介をしましょう。緊急事態宣言発令でディナータイムは20時までの営業となりますが、予約制なので予約がない日はお休みです。来週からはランチ営業ができるように準備を進めております。

シーフードカレーは欧風が合います。

カツカレーは日本人の王道カレーで。

自家製パンもレパートリーが増え、私には把握しきれなくなりました。作っている夫の頭の中にパンたちの出番が詰まっています。用途に合わせて・・・。

最後は息子のお弁当シリーズ。

静佳日記 ************

随分とご無沙汰していたが、最近また目の前の桟橋へ出ることが多くなってきた。時は夕刻。日が落ち始めて少し涼しくなってくる頃が丁度良い。持参するのは7年間変わらずに「椅子とビールとカメラと本」。ただ、今は身体を気遣って、いや、肝臓を気遣って、それとも医者に面目が立つように、ビールはフェイクなものに変わってきた。

その日は、なんだか予知能力を備わったかのように、美しい夕焼けが予測できたので、割と早い時間から繰り出した。

いつもの定位置に陣取ると、まずは深呼吸と伸びをする。珍しく目の前に停泊するヨット。ここに船がいかりを下ろしていることはまずない。何をしているのかな?

その後もドンドン船が出向して行き、にぎやかだった。いつもと違う感じ。ははあ~~~そうか。皆既月食を船の上で見るのかな?そう思って辺りを見渡すと、いい位置に停泊している海上保安庁の船さえもそれ狙いなのでは?と思えてきた。

帰ってこなくてもいいのにジェットも戻ってくる。もう少し海の上にいたら?

そして暫く読書に没頭した。私は好きなこと、好きなものが割と沢山ある方だと思っているが、それに海と空が加わることで心地よさが何倍にでも感じられる。本は大好きなものの中の一つだけれど、待ち時間や移動中以外は、部屋の中では殆ど読まない。この空間で読むことが必須条件。

暫くすると、日の眩しさから逃れるため高い位置に掲げていた本のわきからオレンジ色の光が漏れだしてくる。本をひょいとずらすと太陽が本日のクライマックスを披露する準備に入ったところだった。空一面に広がる淡いカラーがワクワク感を助長する。

もう一つの「好きなこと」のカメラを取り出し、構える。この数十分はいつもこの繰り返し。

後ろの方で大きな笑い声が響いていた。振り向くと、想像通りの島の子供達。いつものように桟橋からのダイブを楽しんでいるのだが、どこから探してきたのか、長いロープを海へ投げ、飛び込んだ子供を数人連ねて引っ張っていた。「よいしょ!よいしょ!」と言いながら大爆笑している。何が面白いのかって?それはわからないがとにかく私もその様を見て思わず声を出して笑ってしまった。楽しいのに理屈はいらない。考えてみたら、私もこういう風に馬鹿笑いできる人を知らず知らずに選んできたかもしれない。一緒に笑える友人が一番いい。その代表格が家族。家族といる時が一番笑っている。ということは一番自分らしくいられるということだろう。笑えない人と無理に一緒に過ごす時間はもういらない。

あ~~~~あ。あと1,2秒で沈む。

その時、携帯が鳴った。

「ママ!!」

娘からの電話は、その日の天空の一大イベントを知らせるものだった。正直、それほど興味はなかったが、朝、夫が何やら言っていたなと思い出す。そうか、ちょっと見てみようかな。椅子を片付け家へ帰る途中で友人からも連絡が。「東京は大きな月が見えてきたよ」これにはちょっと焚きつけられた。どこを見ても宮古の空には月がいない。その友人に「月はどっちに見えている?」と尋ねると「東の空だよ!日の出と一緒」この情報は有難かった。すぐに再び車に飛び乗りいつも朝日を拝む高台へと急いだ。

驚いたのは、同じことを考えた人の多さ。駐車場はもうすでに1台分しか空きがなかった。ラッキー。もひとつおまけにラッキーだったのは展望台のスペースも一人分だけ空きがあったこと。カメラを構える。隣のカップルの話し声がおまけのおまけのラッキーだった。この現象の解説をずっと彼氏がしていたのだ。耳のすぐ横から聞こえてくるので、盗み聞きではないその解説を有難く拝聴した。

これ以上もうラッキーはないだろうと思っていたら、空港から恐らく羽田行きの最終便が飛び立つのが見えた。そして月から離れた方向へ上昇するも、旋回を始めた。これは!!!月に向かうんじゃないの!!??(厳密にいえば月が見えている方向へだが・・)

一人で興奮した。

暫くその飛行を肉眼で観察し、月に一番近づいたところでシャッターを切った。

全くもってド素人の撮影だったが、自分自身が満足したからそれでいい。それに何よりも、飛行機に搭乗している人たちからその月はどう見えているのかを想像して心が躍った。彼らは本当にラッキーだ。その夜、その月は「ラッキー」のバーゲンセールを開催してくれた。

皆既月食をこのようにじっくりと観察したのは生まれて初めてのことかもしれない。

それも良かったが、夜に来たことがなかったこの高台から美しい夜景を見れたことも良かった。

月は何事もなかったかのように再び現れ、

次は11月に見られるという、勝手に耳に飛び込んでくる情報を得て、その場を後にした。この次見る時は違う場所を探してみよう。

今年の夏は宮古へ~~~!!と言いたい・・・。

毎日眺めていても決して当たり前にならない景色。日々感動を与えてくれるこの目の前に広がる景色がポークランチョンミートの自慢の一つです。

コロナ禍でなかなか旅行が出来ずにいる皆さん。あともう少しの我慢ですね。我慢した後のこの贅沢はきっと皆さんの心に染み入ることでしょう。

さて、緊急事態やまん延防止の間をぬって来てくれたお客様。色々な土地で暮らしてみたいと、プチ移住先の石垣から遊びに来てくださいました。束の間でしたが、楽しい時間をありがとうございました。やっぱり宿はお客さんが来てくれると楽しいです。また、気が向いたら遊びに来てくださいね!!

それでは、ポークランチョンミートの食事のご案内です。

ユッケジャン宮古ソバ。これはランチにも登場しました。

夕食はサンセットを眺めながらテラス席にてどうぞ。

宿泊予約時にお申し込み下さい。

朝食のパンも自家製です。こちらも宿泊予約時にお申し込み下さい。

緊急事態宣言発令期間は夜のダイニングはお休みしますので、そろそろランチを始めます。少々お待ちくださいね。夜のテイクアウトディナーは毎日お作りしています。どうぞご注文下さい!!詳しくはInstagramにて→→plm385 で検索!!

静佳日記 *************

朝のウオーキング。

日の出が早くなってきた。暗いうちに目が覚めることがあまりなくなり、なんだか損をしたような気分だ。

雑草で覆われている歩道は宮古では当たり前。朝なら車の数も少ないし、危なくない。それに日中は歩く人がいない。ということはたいして害はない。

コンクリートをも突き抜ける強さの雑草だから、敵無しってことか。

ドブからも顔を出す。

いきなり立派な葉を見せつける奴もいる。

にしても、これはどうなの?もはやこれは雑草の域を超えて『樹』だ。

こっち方面へ歩く時には必ず拝みに来るミルキーウエイ。

そこから橋までは大した距離ではない。

橋から眺めるビーチ。

車だと見過ごす解説板も徒歩だとゆっくり読むことができるからいい。

途中で見つけた小屋は何のためのもの?今まで気が付かなかったのはサトウキビで隠れていたせいなのだろうか?

帰りはわざと畑の道を歩くのがいい。

こんな風景の中を歩いていると、なんだか贅沢な気分になれるから。

花を観察したければ家が建つところまで出た方がいい。どの家も上手に花を育てている。

先日車から見えた赤い花が見たくて、その家を目指した。

初めて目にするその花をどうしても近くで見てみたかった。

全部が垂れ下がっていて面白い。

もうすぐ植物になってしまうのではないかと思ってしまうバイクも面白い。

この砂の山は何だろう。

小さな観察を楽しんだら、お土産の花を摘んで帰ろう。

運動した後、テラスで食べる朝ごはんは、私の中では世界一美味しい。

旦那様。いつも美味しいご飯をありがとう。

束の間の宿業でした。

台風が来て、コロナが来て・・・・何度も予約をしても来れず・・・そんな長い月日を超え、3度目でしょうか?4度目でしょうか?の正直でやっと宮古へ来ることができたご家族。コロナ対策を万全にして、海にしか行きません!!と、宣言をしていらっしゃいました。(笑)

子供の成長は早いもので、2年半の間にすっかりお姉ちゃんになり、お喋りが達者になった僕。いつもニコニコの笑い顔が絶えない素敵なご家族です。なんと、偶然にも同じ学校の同級生が泊まっていた!!!という普通では考えにくいハプニングも、宮古ならではの摩訶不思議といったところでしょうか。当の本人ではないですが本当にびっくりしました。いくら狭い島とは言えど、数えきれないほどの宿があるのにねぇ~~~~。

また、是非、遊びに来てくださいね。家族旅行の年齢が許す限り、毎年、楽しみにお待ちしています。

ちなみに、2年半前の写真。なぜか変わっている(老けた)のは私達だけのような・・・・・?

さて、静佳の花壇「しずかだん」では、花が咲きほこっております。

道端で拾ってその後何年も咲き続けている花。(やっぱり雑草は無敵!!!!)

このローズマリーだってもともとは田舎の空き地から持ってきたもの。大きく育ったもんです。

いつ植えたか忘れてしまった草は、この花を咲かせるまでに随分と時間がかかりましたが、もう大丈夫。一度根付いたら強いのが雑草のいいところ。こんなにカラフルな花を咲かせてくれるなんて想像もしていませんでした。

なんだか、50年代のアメリカの水泳帽みたいで可愛いでしょう?

かすみ草は私の一番好きな花。紫色の苗が売っていたのでついつい。でもやっぱり白がいいかな?

お隣のお姉さんが毎朝「可愛いねえ~~」と声をかけてくれる黄色い花。花も褒められると頑張るんですね~~。毎日新しい花を咲かせています。

そして、こちらもいつの間にか伸びていました。ほおずきのような実が生る蔦。ゴーヤが無くなり、その代わりのように伸びて伸びて、ブロック塀を華やかに飾ります。

グリーンからピンクに染まっていく実は可愛くて、飾ってもgood!

小さな花も咲かせます。

フェンネルにも花が咲きました。

ひまわりは次から次へと花が咲き、

絶滅危惧種と聞いた「野イチゴ」。今、ヒルトンホテルの建設が進んでいる地域の周りに夫が子供の頃は沢山生えていたそうです。人の手が自然を破壊するのならば、人の手で残しましょう~~!ということで、見つけたら摘んできて再生させています。トゲトゲが痛すぎて、もう、悲鳴もんですが・・・・。

失敗を繰り返し、やっと安定してきました。土いじりも私の忙しさの一因ですね。毎日手がかかりますが、手をかければかけるほど、応えてくれます。日々の何気ない「生活」を楽しめるようになったことが宮古へ来てからの私の財産です。

それでは、PLMの料理のご紹介です。

テラス席にて、海と空を眺めながらどうぞ。

パン作りは販売も始めました。まだまだコンスタントにというわけにはいかないのでたま~~~に出来立てをSNSにてお知らせします。昨日は「あんパン」を販売しました。早速お電話を頂いてお買い上げ~~♪とっても嬉しかったです。ありがとうございました。

静佳日記 ***********

前回の続き ・・・・・・・・

その海の中は、果てしなく神秘的だった。

珊瑚のお花畑。

透明度も抜群で、

魚達も平和そうに見える。

大きな岩のような珊瑚に小さな穴。近づくと何かが中に隠れていった。

時間を空けて何度も近づく。そ~~~~っと気づかれないように・・・。するとこんなものがゆっくりと出てきた。

こいつも出たり入ったり。・・・みんな忙しい。

海から上がると、夫は星砂を集めているところだった。宮古では珍しいので持ち帰る。

そして、お弁当を広げ、水平線のかなたを見つめる。やっぱり海って最高だ。

お弁当の飾りに使った花と薬草をビーチに植えてきた。「移動式しずかだん」の完成!次に行った時に育っていたらすごいな。ちょっと楽しみ。

日々の生活を大切に。

沖縄はとっくに梅雨入りしていますが、宮古は毎日快晴が続いています。海日和です。今までインドア派だった人もLet’s try!!!

少し前の話になりますが、潮干狩りの日の前後(正確には忘れた)に、テラスで朝食を食べている時、何気なくいつものように海を眺めていると、何かが浮かんでいました。いや、浮かんでいるのではない!!岩が海面から出ていたのです。

そこに大きな岩があるのは潜って知っていたのですが、この岩の頭が海面から出るのを初めて見たような気がします。毎日、観察をしていると自然の面白さを味わうのが楽しみになってきます。

随分とブログを書いていなかったので、これまた前の話になりますが、珍しくズッキーニの花が売っていたのでフライにしてみました。(勿論、夫が・・)

まあ、なんと美味しいこと!!もう、この料理の大ファンになってしまいました!!でも、時期が短くてもう売っていないんですよね~~~。すご~~~く残念です。ホントに美味しかったなあ。

そして私は少し前から豆苗の栽培にハマっております。すぐに生えてくる「奴」を毎日観察するのが楽しくて・・・・。

競争するかのように伸びていきます。時には群を抜いて伸びちゃっている空気読めない子もいます。どうしたどうした!!そんなに頑張るなよ~~~~!!

すぐに伸びるので楽しいです。お水は朝晩変えるだけでいいようなのですが、私は綺麗なお水で育てたいのでしょっちゅう変えています。そのマメさが良かったのですかね~~~。

さて、それでは、PLMの料理のご紹介です。

宿泊の方は宿泊予約時にお申し込み下さい。朝食は1000円、夕食は2200円です。毎日メニューが変わります。

宿泊の方以外は前日までのご予約にてお一人様2200円~夜のダイニングのご予約ができます。モーニングやランチは日にち限定!!コロナの影響でたま~~にやっています。Instagram → plm385 等でお知らせします。テイクアウトは毎日営業。海老入り餃子は5個550円。受け取りの15分前までにお電話を。窯で焼くピッツァは3種。1300円~2000円。受け取りの半日前までにお電話を。シェフにお任せバラエティーパックは5000円~前日までのご予約にて承っております。

朝の景色も、昼間の海も、サンセットタイムも、それぞれ必見の美しさと癒しを味わえることでしょう。是非、ご予約をお待ちしております。

珍しい訪問者のバッタ君。デカかった~~~!!

静佳日記 ***************

私の仕事には終わりがない。次から次へと思いついては片づけてゆく。だから一年中忙しい。この一年、お客さんがほぼ来なかったのにも関わらず、忙しくない日は一日もなかった。なんだか矛盾をしているが仕方がない。そんな性格なのだから。そのお陰で海へ行くのをすっかり忘れていた。いや、忘れていたというよりは優先順位の後ろのほうに追いやられていた。すぐ近くにあるからいつでも行ける・・・。いつの間にかそうなっている自分を奮い立たせてその日は朝から夫に宣言した。「今日は遠くまで行くよ!!」

彼もまた、料理の仕事にのめりこんでいるあまり、予約がない日の方が忙しいくらいに試作品作りに励みまくっている。

近頃の私達の合言葉は「お客さんが来ないことを嘆くより、いいものを作り上げたことを誇りに思おう」だ。商売としてはダメだろうが、心はいつも満足感で満ち溢れる。そのためには納得がいくまで造り直す。今はその時間に恵まれている絶好のいい時期だ。人の評価は千差万別なので、追いかけても意味がない。自分で納得がいくものを提供できたかどうかが大切だ。視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚・・・・そして一番大切にしているのは感覚。

海の感覚を忘れないためにも、そろそろ味わいに行かなければいけない。

そこで早速夫が作ってくれたお弁当。その日は彼が大好きな「お稲荷さんと唐揚げ」の組み合わせ。子供の頃からの最強コンビらしい。これがじゅーしー(沖縄の炊き込みご飯)のおにぎりでもいい。

宮古には数えきれないほどのビーチがある。有名どころは勿論素晴らしいが、人がいるのがあまり好きではないので、殆ど私達が行くところは誰もいない名もないビーチ。その日の海もそうだった。久し振りだから出来るだけ遠くを目指す。だって、時間はいっぱいあるのだから・・・。

海に入るとすぐに、今まで海をサボっていたことを後悔することになる。

なんと、なんと、なんと美しく、なんと気持ちのいい世界なのだろう。

音も、時間も、邪念もない、無の世界へと引きずり込まれていく。

身体が冷えて耐えられなくなるまで、夢の世界に浸ろう。

次回へと続く・・・・。