新月の夜、「星は出ているのかな?」お客様と外に出てみると、雲もなく星が沢山見えました。目の前の桟橋まで降りて行って眺めましたが、すぐに雲が流れてきて星たちはかくれんぼ。ちょうどいいタイミングで外に出たようです。あと数分遅かったら全く見えなかったかもしれません。
三日月がほのかに空を照らしていた夜は、ちょうど夕食時にゆっくりとパイナガマの海へと沈む月を眺めることができました。月の入りはいつ見ても幻想的です。
そのうち・・・・どれくらいかかるかわかりませんが、私がカメラの技術を覚えたら皆さんにも映像でお見せしますね。それまでは想像の世界でお楽しみください。
ポークランチョンミートに泊まられるお客様は、お部屋に閉じこもらず、是非テラスで過ごしていただきたいと思います。ポークランチョンミートのメインはお部屋ではなくテラスです!!朝から夜まで、毎回違う様々な景色を堪能することができます。ビーチに降りてみるのもいいでしょう。
そして、お勧めは目の前の桟橋。私も大好きな場所ですが、是非ここまでお散歩に出てみてください。宿から歩いて数秒です。
先日は、この桟橋で朝食前に釣りをされたお客様がおられました。ちょうど地元の人がイカ釣りをしていて、色々と教えてもらったそうです。
でも、釣れたのはタコの「足」1本だけ。教えてくれた師匠はお客様がテラスで朝食を召し上がっている時に自分で釣った巨大イカを見せに来てくださいました。
せっかくなのでタコの足をそのまま試食。
自分で釣ったものはなんだって美味しいに決まっているもんね!!
・・・但しこれは釣ったと言えるのかどうなのか・・・。
次の宿へと行かれたこのお客様が、その後無事にイカを釣りあげたことを祈りつつ・・・・。
ポークランチョンミートの「海が見えるダイニング HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」では、目の前の海とお隣のビーチを眺めながらお食事がお召し上がりいただけます。
朝食の一例です。
夕食の一例です。(中華の日の一例)
グルクンの甘酢あんかけ。
プリプリエビのチリソース。
宿泊者限定・完全予約制・完全お任せメニューです。
気温が上がって、宮古ではただ今シュノーケリングが絶好調です!!
本日の気温 24度!!
静佳日記 *********
お客さんがいないある晴れた日のこと。
掃除をする為2階へ上がると、あまりの天気のよさにテラスへと出てみたくなった。
一日に一回は来る場所だが、この日は特別に気持ちが良かった。
天気・気温・風・時間帯・・・・きっとそのすべてが絶妙なコラボレーションだったのだろう。慣れ親しんだ場所なのに、初めて足を踏み入れたかのように感動した。
暫く海を眺め、この気持ちよさを誰かに伝えたくなった。
誰かにと言っても、夫しかいないだろう。
すぐに階下へ降り、厨房で仕事をしている夫を無理やり2階へと誘う。彼にとっては迷惑な話だが、どうしても、どうしても、この感覚を味わってほしかった。
普段2階へはほとんど上がらない夫に「じゃじゃじゃじゃ~~~~ん!!」と、両手を広げて自慢気にテラスへ誘導すると、初めは面倒がっていた彼の顔が明らかに変わった。
「おおおおおお~~~~~!!!」
夫が私と違うところは、これだけでは済まないところ。すぐに「脚立を持ってこい!!」と叫んだ。屋上へ登るつもりだ。
子供の頃から海の中へ潜り、高いものがあればよじ登っていた彼は、これくらいの高さは屁でもない。
高所恐怖症の私は遠慮したが、屋上で叫び続けている彼を見ていると、ちょっと登ってみたくなった。
この建物を建築中に足場で登ったことがあるので、眺望は知っているはずだが、写真を撮りまくっている夫を見て、ウズウズした。
「静佳の携帯でも撮ってあげようか?」
「そうね!!お願い!!」
携帯を渡したものの、ラインで写真を送ればいいんじゃないの?ということに二人とも気が付かないのは、アナログ世代の証拠。
露天シャワー室の上からの図・・・を初めて見た。残り半分は屋根で隠れている。
このシャワー室の正面が船着き場。
夫が屋上ではしゃいでいる間、私はテラスの小道具たちと戯れる。まずは「海が見える椅子」に座り、お客さんの目線を味わった。
うんうん。そうそう。
そして、ハンモックに寝そべり、
文字通り吹き抜けの天井を見上げ、
うんうん。そうそう。
この感覚を言葉に載せて伝えるのは難しい。五感プラス心で感じるものがあるのだとしたら、いま、この瞬間なのだろう。
心地よい風は、いつまでもここを離れないでね~と誘っているかのようだった。
どうしよう。次なるビジョンが芽生えてしまった。
察しがいい夫は、きっと心の中で嫌な予感がしているに違いない。