Monthly Archives: 8月 2016

子供達の夏休み

こんにちは。宮古島の「海の前の宿 ポークランチョンミート(PLM)」です。

ご家族のゲストさん。初めましてで息子ちゃんに名前を聞くと・・・彼の名前は放送禁止用語でした。初めから飛ばしっぱなしの「〇✖◇君」。ウミガメを見たり、ダイビングに挑戦したり、シュノーケリングに出掛けたり、我が家の夕食を毎日チェックしたり・・・・。沢山遊んでコンクリートジャングルへと帰って行きました。最後の夜のお母さんとの呑み明かし、楽しかったです。(でも朝はきつかったです)

何回か「〇✖◇君」の本名を聞きましたが全く覚えていません。帰った後に近くのお店で彼の名前を見つけた時は夫と二人で大笑いしてしまいました。(本当は最後は郎ですが・・・)

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また、3人(この次は4人になっているかな?)でいらして下さいね。お待ちしています。

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今朝、朝食の準備をしていると、真っ暗な雨雲の空。「今日はテラスで食事は無理かな?」と思っていると、北の空からドンドン晴れてくるではないですか!!本当に島の空は七変化。

力強い朝日が一つ向こうの桟橋で何かを光らせています。

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ズームしてみると、工事用のブルドーザーでした。黄金色に輝くこんなにかっこいいブルドーザーを初めて見ました。

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イラブティー二島から始まる虹は海をまたぎ、静佳ビーチまで届きます。

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雨雲がいなくなると、朝日のパワーは樹々の彩を新緑のペパーミントカラーに変えます。このカラーは朝日が頑張っているこの時間だけにしか見れません。

この瞬間の夫と私の合言葉は・・・・

「どこの国ですかぁ~~~????」

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こんな景色を眺めながら、ポークランチョンミートの「海を眺めるカフェ HLL’S KITCHEN(へルズキッチン)」で朝食を召し上がって下さい。

朝食の一例です。宿泊者限定・完全予約制・完全お任せメニューです。連泊の方は毎日メニューが変わります。(宿泊予約時にお申し込みください。いらしてからではお受けできない場合もございます)

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静佳日記 ******

東京から姪っ子のひ―ちゃんが遊びに来た。中学生の初めての一人旅。

父親は宮古の人だけど、東京で産まれた彼女は宮古に来るのは6~7年ぶりだ。

沢山連れて行きたいところはあったが、仕事が忙しくてなかなか時間が取れなかった。

1日だけ時間を作ってとっておきの海に連れて行く。シュノーケリングは殆どしたことがないという義姉と共に。

海の中で怪我をしたり、マスクに海水が入ったり、海中でスマホのカメラの操作がうまくできなかったり・・と大騒動だったが、夢のようなサンゴの中を泳いで少しだけ人魚になれただろう。

ひ―ちゃんを喜ばす為に行ったハズの海の中では、義姉が「やば~~~~~~い!!静佳~~!!」と、中学生の様な言葉で叫んでいる。宮古で産まれて何十年も住んでいる彼女は「こんなに綺麗なサンゴを生まれて初めて見たよ~」と興奮しきり。

まさかでしょう~~~??

あまりの感動に「シュノーケリングにハマった」と義姉は言い、「マスクに水が入る~~」と連呼する姪っ子と水深の深い所でマスクを交代した私は、命綱のマスクを外すのは初体験。それぞれに思い出に残る日となる。

そのあと、三人で「パパイヤGO」をスタート。野生のパパイヤを求め、リアルなゲームはそれぞれの記憶と勘が頼りだ。

義姉が名付けた「パパイヤストリート」には、沢山の実がなっていた。

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伊良部大橋も渡り、気分爽快。

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夜には、夫が「ウミガメを見に行こう」と言い出し、宮古のおばあ「ひでちゃん」も誘って夜の海へGO。ウミガメが泳いでいる時、姪っ子と桟橋で夜光虫を探していたので私達は見れなかった。暫くすると青年がやって来て、あっちで釣りをしているからライトを照らさないでと言われる。叱られているはずの私達は「なんて物の言い方の良い青年なんだ」と逆に感心してしまった。

夜空一杯の星たちと、天の川がその時の収穫。

今日、東京へ戻ったひーちゃんの父親から一枚の写真が送られてきた。恐らく義姉が撮ったと思われるその写真。なんでぶら下がった蓑虫の写真を送って来たのだろうと思ってよ~く見ると、ジャンプしているひ―ちゃんだった。

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本物の贅沢

こんにちは。宮古島の「海の前の宿 ポークランチョンミート(PLM)」です。

宮古島は2回目というご家族のゲストさん。

きちんとしたことを子供たちに伝えるお母さんの姿勢や、それを見守るお父さん。とっても素直な子供達。家族全員で同じことを歓ぶ姿・・・・滞在中、とても微笑ましく拝見させていただきました。いいご家族ですね。

沢山の海を満喫なさいましたが、宮古はまだまだ奥が深いです。また、是非新しい海を探しにいらして下さいね。

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京都からお越しの一人旅のゲストさん。SUPに体験ダイビングにレンタカーで観光に・・・と、短い滞在でアクティブに遊んでおられました。一人で来ても宮古は楽しさいっぱいです。また、お待ちしています。

ご家族4人のゲストさん。クマのティンちゃんを入れると5人ですね。

お兄ちゃんとお父さんは伊良部のツアーへ、その間3歳の妹さんとお母さんは秘密の貸切ビーチでのんびりと・・・。お天気にも恵まれ、宮古の海を愉しまれたようです。

皆さんから頂いたお菓子。美味しくいただきました。ご当地グルメになりそうです。

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ポークランチョンミートの「海が見えるカフェ HELL’S KITCHEN(へルズキッチン)」の朝食の一例です。宿泊者限定・完全事前予約制・完全お任せメニューです。宿泊予約時にお申し込みください。いらしてからではお受けできない場合もございます。

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静佳日記 ******

勝手に決めた夜の外食の日。楽しみにしていたのだが、仕事が入り必然的に中止。転んでもただでは起きない私は、桟橋で夕焼け空を愉しむことにした。決してふてくされたわけではない。決してやけ酒でもないビールを持って桟橋から空を仰ぐ。

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ここへ来ると必ずと言っていいほど出くわす釣り人。

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そして、沖へ向かう船。

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静佳ビーチでは家族連れがBBQを始める模様。楽しそう。

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遠くの空に雨雲が現われ、その下には黒い雨が降っているのがハッキリと見える。これも空が開けている島ならではの光景。

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そろそろ、家を出る際に素晴らしい提案をしてくれた夫が車に乗ってやって来るはずだ。「つまみを作って持って行ってあげようか?」彼の言葉は神だった。断る奴は馬鹿野郎だ。

「お待たせしました~~」陽気に神が登場。彼が運んでくれた出前一丁は、外食に行かなくて良かったと心から思える素敵な代物だった。

二人で空を見上げ、そのロマンチックな情景に再び恋の炎が燃え上がる・・・・ことはなかったが、忙しい日々の中で束の間の贅沢を愉しんだ。

ここにいると、時間がゆっくりと流れるというより、止まってしまう。何度見てもため息が出るほど美しい。そして壮大。

出前一丁をゆっくりと味わい、調子に乗った私は「このつまみなら、日本酒が良かったなあ~」と空を仰ぐ夫に向けて聞こえるように呟いた。

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だって、これだもの!!!

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海の力

こんにちは。宮古島の「海の前の宿 ポークランチョンミート(PLM)」です。

女の子三人組のゲストさん。来間島でビーチサンダルを片方海に流してしまったそうです。さあ!!このレアなサンダルモンスターを見つけましょう~~~!!サンダルGO!!

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また、遊びに来てくださいね!!

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夕日はここのところ皆勤賞です。

見る人すべての心を釘付けにしています。私も夕日になりたいな。

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雲も負けじとダイナミックに膨らんでその存在感を誇張しています。

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桟橋からは見渡す限りの空。でも、5時の方向を振り返ると大きなホテル。このギャップが面白いです。

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7時の方向に振り返ると、パイナガマビーチ。リゾートホテルのライトが海に反射して綺麗。

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欲張りな私は、沢山の情景を愉しめるこの場所が大大大大好きです。

ポークランチョンミートの「潮風レストラン HELL’S KITCHEN(へルズキッチン)」の朝食の一例です。宿泊者限定・完全予約制・完全お任せメニューです。連泊の方は毎日メニューが変わります。(ご予約は宿泊予約時にお願い致します。いらしてからではお受けできない場合もございます)

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ゲストさんが買って来たマンゴー。宮古島のマンゴーは大人気です。

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夫が中味そばを作りました。島料理の夕食の日に登場することもあります。臭みがなく、とろけるような中味(モツのこと)を是非ご賞味あれ!!

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静佳日記 *******

宮古のおばあ「ひでちゃん」は夏バテのためか、元気がない。もともとネガティブな性格の彼女は、暑さで益々やられている。食欲がないのも何かの病気と疑って、かかりつけの医者に相談に行った。「先生、私こんなに痩せちゃって、病気でしょう?」彼女が問うと、先生は「いいや、あんたは太っているよ~」と告げる。

病気じゃないと言われて納得がいかない彼女は今度は大きな病院へと向かう。だがそこでも「主治医が病気じゃないというんだから病気じゃないですよ」と言われた。

どうしても病気になりたい彼女は息子(夫)に電話をかける。「あたしはもう多分今日死ぬよ~」

医者の言うことを聞かない彼女に、病気じゃないことを納得させるため、海に連れ出すことにした。ひでちゃんの生まれ故郷は島の田舎の方。都会の人に言わせると島自体が田舎だろう。だが、島にも田舎はある。平良市内で育った夫は自分は都会育ち。逆にそれ以外の人を「田舎の人」という。

その田舎の「海を見に行く~?」と電話をすると、1秒で「行くよ~」と強く答えるひでちゃん。

道中、懐かしい道のりをツアーガイドさながらに案内(というかほぼ噂話)し、ビーチへ着くと子どもの頃に泳いだ得意話に花が咲く。岩陰に女王様の椅子をセットしてあげると「涼しいね~涼しいね~」と喜んだ。

夫は釣りをし、私は初めて入るその海に、まずは小手調べ・・・と思ったが、好奇心からドンドンとリーフまで近づき、誰かの声にふと顔をあげると、カヤックに乗ったお兄さんに「ここはもう完全に遊泳禁止区域ですよ~」と注意される。

暫く思い思いに遊び、帰りの車内ではすっかり元気になったひでちゃんがまたまた機関銃トークで私達を笑わせる。

食欲がないというので最近買ってきてあげた「栄養ゼリー」が美味しかったから、帰りにまた買って欲しいと言う。「あまり買いに行けないから経済しながら食べているんだよ~」と付け足した。すかさず夫が「それを言うなら節約しながらだろう!」と叱る。「そうなんだけど~みんながケイザイとしか言わんからケイザイさ~。ケイザイのケイは軽いという字だろう~~?」例え、軽いという字であったとしても、意味がわからないが・・・宮古のおばあたちは節約の事をそう言うらしい。

暫く、ケイザイネタでみんなで大笑いした。どうやら、ひでちゃんの病気は無かったことになったようだった。その証拠に「料理も作る気力がない」と言っていた彼女は帰りの市場でしこたま野菜を買い込んでいた。

海の力ってやっぱり偉大だね。

別れ際、夫がひでちゃんに言った。「生まれ故郷の海も見れたし、もう明日死んでもいいだろう?」

元気になった彼女は「そうそう!!」と言って手を振った。

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