きよしこの夜。
こんにちは。宮古島の 風が吹き抜ける宿 ポークランチョンミートです。
宮城からお越しのゲストさん。
釣りキチさんご夫婦と、いつも乗っている釣り船の船長さんとの釣り旅行です。
船長さんとゲストさんとで釣り旅行なんて、とってもステキですね~~~!!
お土産に頂いた宮城のお菓子の美味しいことといったら・・・甘いものをあまり食べない夫があまりのおいしさに感動しておりました。これからは「萩の月」ではなく、「喜久福」の時代がやって来るでしょう。
宮古島は初めてなので、まずは島の釣りを知ることから始まります。釣具屋さんに出向いて話を聞いたり、釣り場を廻ったり・・・。とっても研究熱心なご主人。本当に釣りが大好きなんですねぇ~~。好きこそものの上手なり・・・です。
地元では、「マダイひとつテンヤ」にハマっているそうです。
いつもと勝手が違うので最初は苦戦していましたが、最終日の2日間は船に乗り、大漁大漁大漁~~~~♪ 魚魚魚~~~さかなぁ~~を食べぇ~~~よぉ~~~♪
ってなわけで、持って帰れないほど釣った島の高級魚を、夕食で調理させていただきました。
マース煮(塩煮)や天ぷらやお刺身にムニエル、カルパッチョ、あら汁、とお魚三昧。
ご自身で釣った獲れたてのお魚の味は、格別だったのではないでしょうか?
私達も幸せのおすそ分けを頂いちゃいました。ご馳走様でした。
笑顔が可愛い奥さんと、ご夫婦で同じ趣味を持ってらっしゃるのも素敵ですね。
一緒にいらした船長さんは、磯野さん。海の仕事をするために生まれてきたかのようなお名前です。マスオさんですか?と思ったら最後に頂いた名刺には、「釣り船 サザエ堂」と書いてありました。ナイスな名前です。とってもおおらかで素朴な船長さんでした。「釣り」をこよなく愛してらっしゃるのが伝わります。宮城周辺のアングラーさんは是非、「サザエ堂」をご利用ください。
「海が大好きな者にはたまらない景色です。」と、特等席を気に入っていただけたようで、私達もとっても嬉しかったです。私自身が海大好き人間ですから・・。
次回は、快晴の日のここからの眺めを是非見ていただきたいです。
これからも大好きな釣りを楽しんでくださいね~~!!
静佳日記 ********
夫の先輩が宮古に遊びに帰ってきていた。
夜、宿に遊びに来る。会うのは30年ぶりくらいだそうだ。私は初対面。
「俺の生き方はず~~~~っとクールスだ!!」と自分でも言っていたが、中学から何も変わっていないと夫も言う。
内地の地方都市で暮らす彼は、すっかりその土地の方言を喋るらしいが、やはり地元に帰れば宮古ふつ(方言)。夫の日本語訳の助けを借りながら、機関銃トークに聞き入った。
「俺は普段はこんなに喋らんよ~。今は宮古に居るから宮古テンションさ~」
と言っていたが、とても普段喋らない人とは思えない。
中学時代の話から、懐かしい友人の話題、今までの波乱万丈な体験を聞き、私は自信を持った。初めて会うが、すでに彼の自叙伝を1冊書き上げられると・・。
夫が子どもの頃の宮古の「あだ名付け」の面白さは昔から聞いていた。みんな突拍子もない「あだ名」がつけられている。そして、今でもその名でしか呼ばれない。
「かずひこ」が二人いてわかりにくいから、一彦は「いちひこ」和彦は「わーひこ」。野球選手に似ているから「シピン」、顔が四角いから「豆腐」、万引きをしたことがあるから「泥棒」、顔が大きいから「こまわり」、もう一人の顔が大きい人は「マンボウ」、家がSONYの代理店だから「ソニー」・・・
今回、話によく登場した「ぬーまー」。素朴な疑問で聞いてみる。「なんで、その人はぬーまーなの?」彼は答えた。「馬みたいにパッカパッカと歩くからさ」
宮古では馬のことをぬーまーという。
話が盛り上がっていると、泊まっているゲストの女性が一人帰って来た。彼女はうちなんちゅう(沖縄本島の人)。「わあ!なんの呑み会?楽しそう~!混ざってもいいですか~?」
彼女も加わり、相変わらずの宮古ふつトークは続いた。
翌朝、彼から電話があり「昨日のデルモンテは沖縄の人っぽくなかったね~~」
いつの間に彼は彼女にあだ名を付けたのか・・・なぜデルモンテなのかは聞かないでおいた。