「蛍がいるよ。ほらあそこ!」

テラスで晩酌をしていた時に夫が言いいました。確かにここはたまに蛍がやって来ます。ついこの前の季節は蛍だと思っていたらちょっと違う虫が島中で大発生しましたが・・・。そのちょっと違う虫は通称「エッチ虫」。空中で飛びながら交尾をしているからそう呼ばれているそうです。もう、至る所で出会いました。

今回はその虫の季節は終わったのできっと蛍なのでしょう。

「あ!本当だ!!」

ふわん、ふわん、と光を放つ、道路の上のその小さな物体を私も見つけることができました。ところがなんだか変です。光り過ぎているような気がします。道路へ出て確かめることにしました。

今回の「ちょっと違う虫」の正体は、なんと煙草のパッケージの銀の紐でした。

風に揺れる度に光が反射していただけでした。

こんなくだらないことも、ここにいると大事件です。なにしろ平和ですから・・・。

さて、沖縄の緊急事態宣言もどうやら2週間延長の線が濃くなり、7月4日まで宮古の飲食店は休業もしくは20時までの営業になりそうな感じですね。旅行でいらっしゃる方は外食は諦めていてください。こういうときこそポークランチョンミートが大活躍します!!だって、朝食も夕食も宿で食べられます!(笑)

ということで、ポークランチョンミートのお料理のご紹介です。

テラス席にて夕日を眺めながら・・・がお勧めです。

手作りのパンも自慢です。

朝食と夕食は宿泊予約時にお申し込み下さい。連泊の方は毎日メニューが変わります。パノラマの海を眺めながらテラスにて贅沢な食事タイムをお過ごしください。

我が家のお昼はインスタントラーメンの定番でした。

静佳日記 ***********

朝のウオーキング。

その日は少し遠出をしようと思った。気持ちのいい朝だったから。

この何年かをかけて、宮古中歩いてきたからお気に入りの場所は山ほどある。

いつもと違う朝日。海からも眺められる場所。

朝は色々な生き物が主役になる時間。植物も生き生きしているように見える。

朝日を浴びて。

下の写真は、茎にびっしりと花?が付いている珍しい植物。だけどこの光景が見れるのは期間限定。植物を観察していると、季節ごとに大きくその姿を変えてゆくのがわかってすごく面白い。まるで別物になったりするから不思議だ。

海の色も空色と共に少~~しづつ変化してゆく。

海の中にも雲。

この海沿いの散歩コースは樹々で道路から遮断され、孤立しているところがいい。ここだけ別の世界のようだ。

ただただ空と海を眺めながら歩く。

家で準備されているであろう朝食を美味しく頂くためにも適度な運動は必要だ。

「大好きな〇〇バーガーに、もう、行くことは無くなっちゃったね」

と、二人で意見が一致したロースカツバーガー。2種類の自家製パンで。

ランチタイムは期間限定です。

あまりの美味しさに色々な人に食べてもらいたいと思い、夫にお願いをして再び始めたランチ営業。そのきっかけになったのが「四川麻婆麺」。毎日食べ続けたけれど全く飽きなかったんです。辛いのが苦手な私が気に入ってしまったのだから、作った夫もびっくりしていました。

たて続けに食べに来てくれた常連さんにはわがままを聞いて麻婆丼にしてみたりもしました。

でも、長いこと同じ料理を作っていると飽きてしまう中華料理の陳さん。どうやらもう飽きてしまったようです。随分とわがままな人ですね。そこで今度は洋食屋の太郎さんにバトンタッチ。真面目で研究熱心、細かい作業が得意な典型的な日本人のA型の太郎さんはどこから見ても喫茶店のマスター!!って感じのちょっと気取ったおじさんです。たまに小指を立てたりもします。今回のメニューの自信のほどは?と尋ねると、こんなポーズで答えてくれました。自信満々ってことですかね。

彼が生み出した新しいソースは昭和の喫茶店を彷彿とさせる「ミートソース」とイタリア料理の「ボロネーゼ」を合体させた「ミートネーゼ」。どちらの良さも生かすように作りました。牛肉と豚肉の数種類の部位を自分でブレンドして挽いた肉はボロボロと形が残るように・・・。あ!だからボロネーゼ?(笑)麺はこだわりの極太麺。もちもち感が食べ応えをサポートします。極細にカットしたシャキシャキの根菜と柔らかい数種類の葉野菜を合わせた小エビのサラダも主役級の味わいです。オーロラソースも勿論太郎さんの手作り。そして、スープ作りも得意な太郎さん。今回はカボチャの冷静スープを合わせることにしました。なめらかな口当たりにするため手間を惜しまずに・・。パンも付けちゃおう!!「盛り沢山」が大好きな太郎さんは新作のパンも考案しました。全部で1200円です。初日に外人さんのカップルがご来店。「イタリア人だったりしてね」そう言っていたらまさかのドンピシャ!!イタリアの方にミートネーゼを「Verry Good!」とお褒め頂き本当は嬉しいくせに「でも、これは日本の洋食だけどね。」って、顔色一つ変えません。そんな天邪鬼な太郎さんのランチを是非ご賞味ください。

ランチタイムは12時からです。テラス席で海風を感じながら、目の前の宮古ブルーを眺めてゆっくりとお召し上がりください。

お泊りの方は是非、夕焼けの時間には宿に戻ってきてください!ここから眺めるサンセットも本当に美しいですから・・・。

静佳日記 **************

朝のウオーキング。

今はもう慣れっこになっているが、そこここに生えているパパイアの樹や

島バナナの樹。

これぞ「THE南国」の象徴だろう。海の綺麗さも、これが普通になってしまったが、先日テレビで見た久し振りの鎌倉の海には正直びっくりした。見慣れているものが逆転してしまったことに驚いたのだ。

その日も、歩く先に目的があった。家からずーーーーーーっと海沿いを歩く。

そして辿り着いた新しくできたショップ。知り合いの船長さんが「土地を貸したよ~~」と言っていた場所。よく宣伝を目にしていたので気になっていたが場所がよくわからないでいた。

色々なアクティビティーが出来るらしい。

ビーチはないが、海へのエントリーも容易な感じ。

マリンジェットのレンタルは宮古の相場自体が高いのでどこでもあまり変わらないそう。免許はあるがジェットを持たない私達も、借りたいけれどちょっと高くて手が出せずにいる。船の操縦もずっとペーパードライバー。何のために免許をとったのか・・・。まあ、いつかは役に立つ時が来るのだろう。

一番見たかったBBQ会場を発見。

今の時代に沿うように、インスタ映えバリバリのこてこてだった。

周りに民家がないので若者にはもってこいの場所だと思う。騒ぎたい放題だ。隔離された場所ということでいえば、久松の漁港近くにある屋外のバーとカテゴリーは一緒。宮古にもこういうところが増えてくるのだろうか。

目まぐるしく変化をしているこの島を「宮古島探検隊」の隊長としては目が離せない。が、ちょっとスピードダウンしているのも事実。ま、ゆっくりいきますか~。

いつまでもなくならないもの。

ある夜、テラスでお酒を飲んでいる時に夫が言いました。

「海の方を見てごらん。海の上の光の筋が家から見えるって、よく考えると凄いことだと思わないか?」

その時の光の筋は工事用の船のライトが放つ光でしたが、月夜の晩には月灯りの光の路が海の上に続きます。こんな光景が家から見られるのは本当に素晴らしく恵まれていると思います。月夜の海のキラキラ路を見るために、昔は車で2時間かけてキャンプ場へ行っていました。でも、そのお陰で、この体験が今のポークランチョンミートをつくり上げたのです。いえ、その体験だけではありません。今までの人生で私が体験した全ての「素敵!!」がポークランチョンミートには織り込められています。体験、経験はたとえどんなものであれ、人生の武器になります。これからも沢山の体験を積んでいきたいと意欲満々です!!

テラスから見えるのは夜の光の筋だけではありません。

季節によって沈む場所が変わっていく夕日も、ポークランチョンミートの特典の一つです。

勿論、雲に覆われて見えない日もあります。そんな日でも、それはそれでとってもアンニュイな空と海のカラーを味わえます。私はこんな日の景色も大好きです。自然が持つ色は無限大ですね。

先日、島の友人が遊びに来た時のこと。珍しく「桟橋まで出て夕日を見ようよ」と言うので皆で歩いていきました。子供の頃から知っているはずの空を見て「おおおおおおおお~~~~!!」と叫ぶ友人。誰だってこの場所に来て、この空を見るとそうなります。

感動のあまり、写真を撮りまくっていました。(笑)

私も勿論!

そして、昨日の空はまたどんよりでした。ずっとテラスで作業をしていた夫と私。「今日は雲が厚いね」そんな会話をしていました。

するといきなり夫が大きな声で、

「おおおお!!急に下の方が光り出したぞ!!」

そうなんです。空は予測不可能な生き物です。分厚い雲のちょっとした「窓」を押し広げるように夕日の光が飛び出してきたのです。沈んでしまう前の最後の最後の最後のあがきのように・・・。

力尽きる前に大きな光の玉ができる・・・・そんな線香花火の最後のようでした。

皆さんも、この空を眺めに是非いらして下さい。日頃のちっちゃい悩みなんか吹っ飛んじゃいますよ~~!!

それでは、ポークランチョンミートの料理のご紹介をさせてくださいね。夕食のメインはこんな感じの日もありますが、メニューは沢山ありますのでその日に何が登場するかはお楽しみです。連泊の方は毎日メニューが変わります。

宿泊以外の方のご予約も承っております。テイクアウトも可能です。主にお酒に合う、おつまみとしてお召し上がりいただけるようなメニューにしています。

自家製パンのレパートリーも豊富ですよ~~。朝食のメインはパンばかりではありませんが、こちらもまた連泊の方は毎日メニューが変わります。

一人で頑張っているシェフさんは、一日の生活の殆どの時間を料理につぎ込んでいます。本人曰く「今が人生で一番働いている」だそうです。(笑)

余裕があればたまにデザートも作ります。

私は視覚も大切なおもてなしだと考えています。静佳キッチンや

入り口にも花を・・・。

静佳日記 ***************

プロジェクターの最新版を友人の家から借りてきた。今までのはDVDデッキと繋いで映像を流すタイプ。今の時代はDVDなんか必要ない。AmazonプライムやHuluとかなんとかを毎月契約すれば何でも見れる。それに合わせて機械の方も新しくしようということになり、購入する前に機械を借りてお試しだ。

お試しはいつも何故か「松田聖子」のコンサート。画像もいいし音も良かった。ただでさえ天井が高く、コンクリートで囲まれたこのスペースはいい音が響くようになっている。さながら映画館のようだった。

常に新しいものは色々な角度から見ることにしているので、今回も外に出て眺めてみた。なかなかいいねぇ。

140インチの大画面は聖子ちゃんが「ゴーストバスターズ」のお化けのようだった。馬鹿でかい!!

映画を見ても、音楽やダンスの映像を見ても、とにかくいい!!!!迷いもなく購入決定。間もなく届く予定だ。これを機に、今まで投影していた白い壁にスクリーンを取り付けることにした。今から、フルセットでの映画鑑賞会が楽しみでしょうがない。

穏やかな日々。

宮古島の緊急事態宣言もあと少しの辛抱です。

飲食店が閉まっているので島民はみんな健康的になっていますね(笑)。ジョギングやゴルフなど、身体を動かす遊びが急に流行っています。いいことですね。

島の子供たちはコロナだろうが何だろうが何も変わらない生活のように見えます。相変わらず目の前の桟橋ではバレーボールを楽しむ子供達。

罰ゲームは海に落ちたボール拾い。

だけど、罰ゲームにならないよね。だって、海に飛び込んだ方が楽しんだもの。むしろわざと落としているような・・・・。

この桟橋は子供たちに限らず、私にとっても、沢山の大人達にとってもかけがえのない場所です。一日中釣りを楽しむ人が訪れますし、夕陽の時間は特に人々を惹きつけてやみません。お喋りをしたり、一人黄昏たり、三線を弾く人もチラホラ。本当にいい場所だと思います。

さて、今年も梅の時期がやって来ました。今年も梅酒を漬けましたよ~~~!!1週間で写真の右端の状態になります。出来るだけ長く漬けた方が美味しいので、1年はお待ちください。それまでは1,2年前に漬けた梅酒をご賞味くださいね~~~。

先日、久し振りの食堂へランチに行ってきました。

私達が宮古で2番目に気に入っている宮古ソバが食べられるお店です。しっかりしたスープが魅力です。

お店は職人さんで満席でした。あとから入って来た職人さんが「5名入れますか?」と聞いています。「う~~ん、今はいっぱいしているよ~」(※宮古ではいっぱいしているという表現をします)と、忙しくしている女将さんが答えます。

「じゃあ、外で待っているね」

暫くして、再びその職人さんが入ってきました。

「まだかかるのなら他の店にするけど・・・」

女将さんは「・・・・・・」無言。

暫く、無言の対決が続き、やがてそのままそーーーーっと職人さんは出ていきました。

この無言タイムが宮古の独特な感じをかもし出しています。東北の寒い地方で口数が少ないのとはまた違う、言葉の少なさがあります。うまく説明できませんが・・。

入り口近くに座ってそれを見ていた私達も無言で爆笑でした。

さて、それではポークランチョンミートの料理のご紹介をしましょう。宿泊の方の朝食と夕食は宿泊予約時にお申し込み下さい。

朝食は自家製パンをはじめ多種多様なお料理をお楽しみいただけます。

今はランチやテイクアウトも実施しています。お気軽にお電話くださいね~~。

また、ポークランチョンミートのシェフが作るアヒージョは私も大のお気に入りの自信作。その時々で様々な食材を取り入れて作るのですが、そのアヒージョに合うパンを試作中です。パン作りのいいところは料理に合わせたり、突発的な発想に合わせていかようにも作れるところですね。まさに自由自在、七変化です。

旅行先での「食の楽しみ」を皆さんにお届けするべく、日々精進中で~~す。

静佳日記 *******************

朝のウオーキング。

ウオーキングを朝にするいいところは、涼しいということだけではない。

その空気感や静けさが何とも言えず心地良い。車も少なく人もいない。

大げさに言えば地球を独り占めしているようなもの。いい意味の「アイ・アム・レジェンド」だ。

静寂はいつもと違う音色を味わうことができる。小鳥のさえずりや樹々の揺れる音は日中の喧騒では耳に届いてこない。

その中で花や草を観察しながら歩く。

昼間に車内から見て気になったものは、後日歩いて確認をすることが習慣になっている。私はもしかしたら『興味』という感覚が人一倍多いのではないかと思う。

この樹もその対象だった。え?何の花が咲いている??そう思ったら翌朝もう向かっていた。

今までも毎年ここで咲いていたはずだろうが、初めましての美しい花。

この紫の花(アザミの一種)は決して摘んではいけない。葉っぱが物凄くトゲトゲしていて痛くて飛び上がるほど。

毒スイカの時期もやってきた。

ソテツの花は10年に一回咲くと言われている。

もしかしたら、その貴重な花なのだろうか??花を見たことがないので確信は持てないが、それでもラッキーだと思っていればラッキーだ。

ラッキーといえばその代表格、四葉のクローバーは未だかつて見つけられない。本当にあるのだろうか。

見つけられないと思っているのは自分だけ・・・な隠れた車。み~~つけた!

家の壁を装飾している葉っぱ。

どうなっているの?と思って通り過ぎると、そういうことか~~。エイリアンのようだ。

ベランダから伸びた樹はよく見かける。

あちらこちらに点在する昔ながらの空き家。創作意欲をくすぐられる。

買いもしないのに、「売地」の看板が気になってしまうのは昔からの癖。もしここを買ったら・・・と色々と想像するのが楽しい。

ペンキが無くなってしまったのかと思っていた塗りかけの門はもう1年以上は経っているのできっとこういうデザインなのだろう。

住宅街の中にお洒落な新築を発見。この造りはきっとお店になるのに違いない。

そう睨んだ通り、後日通ると看板が付いていた。お弁当とてんぷらの店。

お土産に花を摘んだら、ワンプレートフラワーなんてどうでしょう🌸

美味しい、楽しい。

先日、夫の持病の薬をもらいに病院へ。そのまま夫を下ろしてホームセンターへ向かいました。買い物を済ませ車へ戻ると、エンジンがかかりません。ついに壊れたか!!このタイミングで~~~!!??と思いながら何度も始動を試みましたがダメ。あ~~~あ。初めての体験にどうしたものかと考えていると、車のキーを持っていないことに気が付きました。現代の車はキーレス。それが仇となったのです。病院までは夫が運転をしていたのでエンジンを切らないままここまで来てしまったのです。夫に連絡してタクシーで来てもらい、事なきを得たのですが、ホームセンターへタクシーで来るというのも初めての体験ですね。かっけ~~~!!

宮古はどこでも近いのでこんな突発的なアクシデントでも微塵も動揺しません。

さて、忙しくなってきた夫はちょいちょい朝ごはんを作らない日があります。久し振りのコンビニの朝ごはんは桟橋まで出ていって食べましょう。知り合いに会って、お喋りタイムで時間を忘れます。

それでは、ポークランチョンミートの料理のご紹介です。

朝食は今のところ宿泊者専用(1000円)です。自家製パンや和食etc・・・・。様々な料理が登場します。毎日メニューは変わります。宿泊予約時にお申し込み下さい。

また、宿泊以外の方のモーニングは突発的に営業します。主に日曜日が多いですが、Instagram(plm385)等のSNSにて開催日をお知らせしています。

写真はサンドイッチの例です。朝食はセットでご提供しています。

ランチも期間限定。今はしばらくの間、四川麻婆麺定食1000円です。

そして、夜は宿泊者の夕食2200円。宿泊予約時にお申し込み下さい。メニューにもよりますが2~3品のメニューにて毎日変わります。

宿泊以外の方は前日までのご予約にてお一人様2200円からご予算に応じてお酒に合うバラエティーコースをご用意しております。(ご予約は2名様より)お酒類も種類豊富に取り揃えております。お一人様ワンドリンク以上でお願いしております。

ディナータイムはテラス席にて沈みゆく夕日を眺められることがボーナスポイントです。

ポークランチョンミートは自然を重視しています。お席は全て屋外(半屋外も含め)。心温まる景色と、自然の風と、音を感じて欲しいから・・・。自然を楽しむためには様々なデメリットも受け入れなければいけません。私達は東京に住んでいる時からキャンプ愛好家でしたので、もうすでに受け入れています。

風は心地よい反面、強風の時は何でも飛ばされてしまうというデメリットもあります。そこでおもりを作っているのですが、その「おもり」の新作を作りました。

変えることができないデメリットは楽しんじゃえばいいんです。

静佳日記 ****************

朝のウオーキング。

スタートはお隣りのパイナガマのビーチへ降り立つことが多い。まだ早い朝の薄暗い時間帯は少し先の平良港のライトが眩しい。水面にもその光は伸びている。

朝の空は雲の様子によって大きく左右される。毎日変わるその顔を見るのが楽しみで仕方がない。

私の家(=宿)が建つ場所は本当に恵まれている。不動産屋さん風に言うと「お勧めの物件」だ。ビーチや港に隣接しているのは一番の目玉だが、角地で周りに家が建つ心配もなく見晴らしがいい、隣は公園、繁華街にも近い、バス停が近いのは今は関係ないがおばぁになったら役に立つはず。コンビニやコインランドリーは近いし周りにお店も沢山あるが家の周りは閑静だ。散歩コースも沢山ある、目の前の桟橋では釣り三昧。(なのに釣り好きの夫はあまり釣りをしていない・・)そして家から素晴らしい夕日が眺められる。数え上げたらきりがない。

私が不動産業をしていたら、この物件は出し惜しみをして最後に紹介するだろう。唯一出来ないことは、朝日が見れない。だが、これは歩いて10分で解決する。しかもこの辺で一番高い所で島中を見渡せる勢いだ。緑も豊富で公園や展望台を有している。よく、本当によく行く場所。

公園から朝日を拝む。

見下ろす街はいつも寝静まっているように見える。

太陽のパワーは恐ろしく偉大で、すぐに空を青く変えてゆく。

県立病院の後ろには広い芝が広がり、入院中私はいつも部屋の窓からここを眺めていた。

この大きな樹。

二つ並んだベンチはすぐそこにあり、座ったらすごく気持ちよさそうなのに、そこへ行けない。そのもどかしさと戦った。

「早く外に出たい」

ここを通ると、いつもその時のことを思い出してしまう。そして、今、外を歩けるだけでどれほど幸せなのかと感謝をする。人は時々「当たり前病」に陥る。今のこの幸せが「当たり前」になってしまう病気だ。そしてある時その「当たり前」を奪われるとそのありがたみを痛感する。だから時々災いも必要なのかもしれない。コロナ禍での影響も、私は忘れていた「ありがたさ」を色々と思い出すいい機会となった。立ち止まること、後退することは必ずしもマイナスばかりではない。

さて、不動産屋のうたい文句に戻るとしよう。

バブルが一旦はじけた宮古では「売地」や「賃貸」の看板を多く見かけるようになった。今が買い時かどうかは、誰にもわからないギャンブルのようなもの。それよりも、自分が住む場所はお金の損得を考えずに「住みたい」と思った場所に出会えた時に手に入れるべきだと私は思う。実際私はそうだった。今でもその決断は人生の2番目の正解だと思っている。1番目の正解は夫を人生の伴侶に選んだこと。

そして、この「お勧めの物件」から歩く範囲内には楽しいことが沢山詰まっている。その名も高く「おしゃれスタジオ 東京」

バス停の名前は「アツママー前」・・何だこりゃ?

広い空き地の入り口の扉。なんとも言えず好奇心をそそられる扉だ。無意味だけれども存在感があるものに魅かれる。

少し見ないうちに整備された空き地は、夫が少年の頃に「イカダ」を造った場所だそう。当時の彼らにとって、ここは夢が詰まった素敵な場所だったに違いない。

家に帰る頃には、スタート地点だったパイナガマの海が、空と一体化するブルーに変わっていた。