進化。
ポークランチョンミートは海の真ん前に建っています。
お隣はパイナガマビーチ。湾になっていて安全なので、海の遊びはなんでもできます。早朝は地元のお年寄りが健康のために泳いでいます。夕方は子供たちの時間。桟橋から海へ飛び込んで遊びます。それが一年中続きます。なんていい所なんだろう・・・と、毎日思っています。この土地と巡り合えたことで、私は一生分の「ラッキー」を使い果たしてしまったと思っています。
さて、ポークランチョンミートは海を眺めることを最優先に造りました。海が主役の建物です。海は西側にあるため、夕陽はそれはそれは綺麗に見えます。海が空のオレンジ色と同化する時間帯は「生きていて良かった~~」とさえ思います。
けれど、サンセットタイムの前の数十分は強い西日があたります。沈む前に残るパワーを思い切り使ってしまおう!!という太陽の魂胆なのでしょうか?夏になるともう、暑くてたまったもんじゃない!!
テラスにはパラソルで対策をしていましたが、今年は半屋内のスペースへ、冬のうちにカーテンをつけました。コンクリート造の建物を傷つけないようにレールをつける技を発明するのに2年かかりました。自己制作です。
これで半屋内スペースも日差しを遮ることができます。
嬉しい誤算は、意外とこれがいい雰囲気を醸し出してくれたこと。
外から見るとこんな感じです。
少しづつ、少しづつ、変化させてゆく家を楽しんでいます。夫には「絶対にあきらめない女」と呼ばれています。そんな夫は、相変わらずパン作りにのめりこんでいます。
朝食やランチ、夜のおつまみにできるパンを作るのが目的なので、甘いお菓子のようなパンはあまり作りません。手作りバンズを使って照り焼きチキンバーガーなんかも朝食にどうでしょう。
私はサラダバーガーが気にいっています。
バンズを変えてイタリアンサンド。これも大好きです!!
宮古牛を使用したハンバーガーも試作しましたが、宮古牛は高すぎて、値段設定に困ってしまいますね。でも、美味しいです。間違いない美味しさです。部位を選んで肉を挽くところから始めるので、硬さや食感も自由自在に操れます。でも、手間をかけるからこそのもう一つの難点は量産できない!!笑
まあ、ゆっくりゆっくりとメニュー化していきましょう。まだまだず~~~~っとず~~~~っと現役は続きますから~~。
最後は息子のお弁当シリーズ。
静佳日記 ***********
朝のウオーキング。
昇ってくる太陽を眺めに行き、沈みゆく太陽を家から見送る。
考えてみれば、私はなんて素朴な日々を過ごしているのだろう。理想としていた生活がこの島では可能だ。
広い空を見上げ、
湖のように静まり返った海の面を見つめる。
ごくごく普通のことだが、この普通のことを都会ではなかなかできないということを、都会育ちの私はよく知っている。だからこそ、この島に憧れてきたのかもしれない。
ここへ越してきてすでに6年の月日が流れ、その間、生活はほとんど変わらない。植物鑑賞はもう、体に染みついてしまっている。それでも新しい発見は常に私の好奇心を満たしてくれている。
熱帯魚と同じように、植物はとてもカラフルだし、
樹々は「ひょっこりはん」のようないで立ちでみんな少し傾いているのがとても可愛い。
誰かが、拾った実をテーブルの上に置いていた。子供の顔くらいの大きさ。
気になっている看板。何屋さんかな?
え?コロナストリートって?コロナ禍以前からあるのかな?笑
高台のブランコはまだ朝に乗ったことはない。朝日にむいた向きだったら間違いなく乗っていたな。
こんな景色に漕ぎ出すって気持ちよさそうだから・・・。
階段を下りたら遊歩道。でも朝に階段を利用したこともない。ちょっとだけ怖がりだから。
島はそこらじゅうが植物だらけ。特に一年中咲いている野花には事欠かない。下を向いて歩く時は、気持ちが沈んでいるわけではなく、その野花達を探すため。
島では紅葉があまりない。その代わり、枯れた樹々、草花がなぜかみんな可愛い。枯れてしまった草花も「静佳キッチン」で再び脚光を浴びさせよう。私も枯れても輝いていたいから。
だけど気を付けなければいけないのは、誰かが植えたものを摘んでしまわないこと。自生しているものだけを見極めなければならない。
でないと、この看板の主のように怒らせてしまうから・・。
「花も野菜も人のものを盗るのはどろぼう」
この看板の以前はこんな看板だった。小学生の通り道だから、いたずらがすごいんだろうな~~笑。
「土で遊ぶのはやめてください」