Monthly Archives: 10月 2017

空を見上げて・・・

娘の職場の先輩とそのお友達が初めての宮古島に来てくれました。

いつも娘を可愛がってくれていて、ごはんに連れて行ってくれる優しい先輩に、夫はかなりえこひいきの「伊勢海老のグラタン」を用意。

運転に自信がない二人はどんなに勧めても頑固にレンタカーを借りず、タクシーで島を廻りました。シュノーケリングも体験して宮古の海を満喫。

初対面の二人と一緒にお酒が飲めて、遠く離れた娘を預けるのに少しほっとしたような・・・。

「うちの娘、生意気でしょう?」との質問に、少し躊躇してから「はい!!」と断言する先輩。どうしたって私に似ている娘が、この先輩を慕っているのがよくわかりました。

目の前の桟橋で夕日も堪能できて良かったですね。

これからも、娘を宜しくお願い致します。

ポークランチョンミートの「海が見えるレストラン HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」では、朝食と夕食をご用意しております。

朝食の一例。

夕食の一例。

HELL’S KITCHEN の『OPEN』サインを新調しました。とても気に入っています。

静佳日記 *****************

ある日ふと考えた。

朝食タイムを大事にするようになったのは、島へ引っ越してきてからかもしれない・・・と。

今までの生活で朝食は「学校の前」「仕事の前」にお腹を満たすためのものでしかなかった。いかに手際よく済ませるか。

でも、今はゆっくりと時間をかけて過ごす、一日の中でも重要な時間。

海の色の変化を眺めたり、

大型客船から人を運ぶテンダーボートを目で追ってみたり、

パイナガマビーチでは、最近SUPが盛んになっている。

その手前の公園では、おじいたちの椅子がもてあそばれていた。

先日助けたあの鳥かどうかはわからないが、毎朝近寄ってくる彼に、本当に「鳥の恩返し」を期待してしまう。

ふと下を見ると、あの凄まじかった台風の時でも微動だにしなかった「二コちゃん」がいつもと同じ場所で待機している。ここに隠れていたから大丈夫だったんだね。

朝の風景は見どころが満載。

テラスで風に吹かれながらそれを眺めて、心の深呼吸。

そして午後になり、買い物の途中で昔ながらの食堂の昔ながらのそばとカレーを食べる。

クリーンセンター(ごみ処理場)では、地面にオモチャの人参が生えていた。

やがて、日が落ち始めるとテラスからの景色はより一層忙しくなる。

 

港に停泊する大型客船がそのゴージャスさを思い切り発揮し、

負けじと月が青白い光を海へと落とす。

辺り一面の星たちも競ってピカピカと光を主張する。

その頃になると、ようやく仕事が一段落。今ちょっとだけ気に入っているバーボンをテラスのテーブルへと持ち出すと、朝食とはまた違った趣にホッと肩の力が抜けていくのがわかる。

こんな感じで毎日が終わる。これといって大した変化もない毎日。何があるわけでもない。

だけれども、何故だろう。常に感じるワクワク感。

宮古の海と空は、想像していた以上のものを私に与え続けてくれている。

生活の中に常に自然がある。

それは、人が人であるためにとても必要なものなのかもしれない。

この空を見上げて、そう思わずにはいられなかった。

鳥のはくせい。

ポークランチョンミートの建物は、海と空と風を体中で感じられるようにという想いを120万パーセント込めて造りました。

ですから、朝の目覚めと共に、何枚もある大きなガラス戸を全開にすることから一日が始まります。

外周のテラスと、奥まったテラス(お部屋のように見えますが本当はテラスなんです)には、爽やかな海風が吹き抜けます。とても気持ちがいい風です。

でも、吹き抜けるのは風だけではありません。

セミ~だ~~って、トンボだ~~って、カナブンだ~~~って🎵

みんなみんな、飛んでくるんだ友達なんだ~~~🎵

先日の夜は蛍が飛んできて、お客様を驚かせました。

そしてある朝、小鳥がすごい勢いで飛んで来たかと思うと、いきなり中の壁に激突!!

相当痛かったのでしょうか・・・・・。

床にたたずみ、「はくせい」になってしまいました。

恥ずかしいのか、痛いのか・・・微動だにしません。口も開いたまま。

何をしても動かないので、救出作戦開始。

全く飛ぼうとしないので、お水をあげてみましたが飲みません。やはり「はくせい」のまんま。

普段は人間に絶対に近寄らないハズの小鳥ちゃんは、子供が「いい子いい子」しても逃げません。

そして、しばらく休んだ後、無事に飛び立っていきました。

それ以来、この種類の小鳥が来る度に「鳥の恩返し」を期待してしまいます。

この次はぶつからないように!!!ポークランチョンミートの「海が見えるレストラン HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」では、宿泊の方限定で朝食と夕食をお出ししております。

朝食の一例。

夕食の一例です。

朝は穏やかな海を眺め・・

雲の隙間から漏れる光が海に白いテーブルを作り、

時にはそれはシマシマになったりもします。

 

そんな景色を欲張りながら、テラスのカウンターでお召し上がりください。

ここに居ると、雨雲が降らす雨さえもはっきりと見てとれます。

静佳日記 **********

昼間の誰もいなくなった宿は、正真正銘自分だけの場所。自分の好きなように造った「夢の城」は、どこを歩いていても幸せな気分になる。

『この先の人生は好きなものに囲まれて暮らしたい。』

そう思って造ったのだから当たり前だけれど、この城は私の好きなものしかない。物も、空間も、そこから見える景色も。

身体を触って通り抜ける風さえも私を裏切らない。

そして、これも私の絶対条件だった「すぐに入れる海」がそこにある。

久し振りに「好きなこと」に溺れようか。

そう思ったら即実行。

玄関開けたら2分でご飯。というCMが昔あったけれど、うちの場合は「0分で海」だな。

海へ降りる階段の上でおじぃ達がカウンターテーブルを直していた。

公園なのにおじぃ達のテーブルがあるのはおかしいって?宮古だからおかしくないのだ。

シュノーケルのマスクから見える海の中の景色は、何よりも疲れを取るのに適している。

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

顔をあげると一面の「青」。

 

こんなに素敵な露天風呂はそうそうない。

おっと、何かが落ちている。

拾ってオブジェにしよう。

貝殻を片手に海から上がると、今度は「玄関開けたら0分でお風呂」ってな感じで、テラスの水風呂に浸かる。

そして、拾った貝殻をきれいに洗おうとして驚いた。

それは、貝殻でなく生きた貝だった。

そーーーーっと海へ戻すことにした。

貝の恩返しはあるのだろうか、ないのだろうか・・・??