Category Archives: 宮古島のあれこれ

お久しぶりです。

※相変らずなんやかやと忙しく・・・・・ブログに向かう時間が作れません。タイムリーな出来事を発信できずすみません。※

夏はやはりご家族連れのお客様が多くなります。皆さんとても楽しそうで、こちらまで嬉しくなります。

しっかり者のお姉ちゃんと、かわいい妹さんの姉妹を連れていらしたご夫婦。チェックアウトの後にウミガメのツアーに行くとおっしゃっておられましたが、無事に会うことができたでしょうか。

お子さんがついてきてくれているうちに、また、是非宮古へいらして下さいね~~!!お待ちしています!!

さて、今年はもう台風の心配がかなりなくなってきました。今年は2回ほど台風準備をしましたが(どちらもほとんど我が家に影響はなかったですが)、久し振りだったため、物凄く大変でした。

なので、いろいろまた工夫をしました。

まずは、植木は沢山増やさないこと!!小さなものだけにすること!!もう、この移動が大変だったんです!!室内に入れて置ける鉢を新調。バジルは大切なので・・・。

ランチの看板も外したりが大変!!台風の時の営業はこんなところに看板を置いていました。

台風前後は船が入らず、物資は取り合いになります。(笑)

我が家は平良港の中に建っているため、船の入港がすぐにチェックできます。(写真の右の大きな船が恵みの船!!)

話しは変わりますが、気になっていた「大谷」さんへ行ってきました。(偶然ですが知り合いのお店でした)

豆腐チャンプルーが美味しかった!!

PLMのランチも試作を繰り返しています。ワンタン麺は私の大好きなメニューなので個人的にリクエスト!!我が家のシェフさん頑張ってくれています。まずはそれに合うスープを完成させてから・・・。

醤油や塩などのスープは簡単過ぎて「作っているぞーーー」という気にならないからあまり身が入らないんだそうです。(今作っている鶏白湯やとんこつが手間がかかり過ぎるので)なんという贅沢な悩み!!まあ、彼が作りたいと思った時に完成するのでしょう。

セットメニューのミニローストビーフ丼の試作。もう、美味しいに決まっていますが、諸々解決しなくてはいけない問題があるのでメニュー入りは保留。

明日からはまたミニラフティー丼が再開します。

試食ばかりしている私はデブ加減が止まりません。

静佳日記 **********************

この時期からの特権は朝の『しぃ散歩』で星が見れること。我が家は海の前という立地ゆえ灯りが少ない。その為、家(宿)を一歩出ると群青の空にドット柄を確認することができる。

「うわ~~~~!!!」

その日の朝は予期していなかったため、思わず声が出た。

そしてそのまま歩き続ける。島の開けた空は見上げなくともいつでも目に飛び込んでくる。

この時間帯にしか味わえない特有の景色と空気感。五感が研ぎ澄まされる感覚を覚える。いつもの道が別世界へと生まれ変わっていた。

見慣れた樹々でさえ、物語の主役を張れる存在感。

人どころか車も通らない。静寂の中に聞こえるのは小さな生き物たちの息吹。そして、耳を澄まさないと聞こえないほどのかすかな風の音。

いったいどんな世界に飛び込んでしまったのだろうか・・・。

と思わせられるこの時空では、道の真ん中を歩いてみたくなった。不思議な感覚の中で広い道路は私だけの優先道路となった。

道の先はどこに繋がっているのだろう・・・。

実際はわかっているのにそんなワクワク感を覚える。想像力とは、そんなものだろう。妄想というべきか。

朝焼けの空が家々を模型に変える。

そこだけ浮いて見える大きなビルディング。宮古島はドンドン様変わりを繰り返す。でも変わらない鏡のような朝の海。

あまりにも五感が鍛えられたせいか、こんな樹のトンネルをくぐることでさえ楽しくなってきた。

家の隣りのビーチへ戻ると、レスキューの練習をしている人の姿が淡い海の上に浮かんでいた。

そろそろ人が出始めてきたようだ。

それと同時に現実の世界へと引き戻される。

今までの朝のウオーキングの中でも上位に入る素敵な朝だった。

HEY!!ドクター!!

普通に通勤するように宮古へ来るお客さん。歯医者さんの彼は、「差し歯が取れちゃったよ~~~」と事前に連絡をしたら道具を持参で遊びに来てくれました。期間限定の青空歯科医院の開業で~~~す。

彼とのお付き合いももう4,5年??忘れましたが、他の人よりも来島回数が多いのは絶対です。宮古にいる友人よりも会う頻度が多いのでは?・・・・・とにかく仲良しであることに間違いはありません。

彼の娘は前々から念願だった、宿の横の公園の滑り台の『てっぺん』についに登ることができました。

おめでとう~~~!為せば成る!!!!

もうすぐまた会うことになると思います。そしてきっといつの日か宮古の島民になるのでしょうね。私達の将来は楽しみがいっぱいです。

さて、ポークランチョンミートは、海が大好きな私の永遠のキャンプ場にしようと思って建てました。宿というより、飲食店というより、キャンプ場のような『おうち』です。毎日の日常がアウトドアな生活だったらどんなに楽しいか・・・・。そんな夢を描いて宮古へ移住を決め、ポークランチョンミートを建てました。ほぼ夢は叶いましたが、何しろ東京にいた頃よりも忙しい。過酷な仕事です。それでも嫌にならないのは、夢に描いた生活が、いやそれ以上の日々がここにはあるからだと思います。今日は店はおやすみ。海へと遠出をしたいところですが、夫は仕込みと通院で忙しい。ならば私は、大好きなポークランチョンミートを満喫しよう!!と昨日から決めていました。午前中にメンテナンスなどの仕事は済ませ、お昼前からテラスのカウンターを独り占めしています。

この場所では毎日癒しをもらっています。大抵ランチの後に夫と二人で海を眺めてまったり休憩をするのですが、海上保安庁の日本一の巡視船からヘリコプターが飛び立とうとするのを眺めたり、

目の前の船着き場での海中作業をぼーーーっと眺めたり、

とにかく毎日ここに座るのが楽しみで仕方がありません。

今日はもう、「一日中ポークランチョンミートにいることを味わうよっ!!!!」そう夫に宣言しています。このブログをテラスのカウンターで書こうと決めていたのですが、「コーヒーにしようかな?酒にしようかな?」と聞こえるように呟くと、すかさず夫が「酒だろっ!!絶対!!」と甘くささやいたのでお言葉に甘えてビールを・・・・。

あああああああああ!!もう!!最高!!

ポークランチョンミート万歳!!!

パソコンに向かってブログを書いていると、す~~~~~っとおつまみが出てきました。仕込みの合間に夫が作ってくれたんです。

あまりの気持ち良さにビールが進み、そろそろサワーにしようかと思っているところにもういっちょおつまみが・・・・

あ~~~この瞬間が人生の終わりでも構わない。そんな幸せなひと時です。自分で流したBGMから聞こえるユーミンに合わせて大きく口ずさんでも誰にも聞こえない。いや、聞こえないことにする。そんな感じが心地よい今日この頃です。そういえば彼女は68歳で文化功労章を受章したらしいですね。彼女のように10年後も20年後もも輝いていたいです。

そろそろ酔っ払いになってきました。ハンモックでお昼寝でもしましょうか。今日は徹底的に贅沢な日を決め込みます!!!!

静佳日記 *************

娘の帰省(前回の続き 最終章)

朝から飛ばし過ぎたため、家に帰ってからダラダラと過ごす娘。せっかくだからと最高の宮古を案内したいと思う母。もう何十回も宮古に来ているのだからもう見てないところはなのだけれど、それは大きな間違い。移住する前も何度も来島し、移住してからも8年経つ私でも、生まれ育った夫でさえも、まだまだ知らない宮古がある。宮古の魅力は尽きることがない。

無計画だったため何となく夕日を目指してドライブしようということになった。本当のことを言えば、少し悩みを抱えた娘が、私に話しをしやすいように・・・というのが一番の目的だった。悩みがある時は吐き出すことが一番だということはよくわかっている。たとえ解決にならなくとも、話せる相手がいることは大きい。彼女にとって世界中で一番の味方である私は、話しを聞く相手としても一番だろう。何も自分の悩みを話せなかった厳しい家庭で育った私は、自分が親になったらどんなことでも話せる環境を子供に作ってあげようと決めていた。

どちらが聞き役なのかわからないのが玉に瑕(たまにきず)で、会話の優位を母が保ちながら目的地へと着いた。ビーチを散策してから夕日ポイントを目指す。なんとなくいい感じの空だ。

そのまま車を走らせていると、レンタカーが数台停車している場所があった。何もない所だ。きっと何かあるんだろうな。ネットで調べまくる観光客の方が地元よりも色々と詳しい。取り合えず車を停めて見に行くことにした。するとやはりそこには隠れ名所があった。(みんな来ているから隠れてはいないが)樹々の間をすり抜けるとそこには夕日スポットが・・・。

なんというタイミングなのか。雲もなくまん丸い夕日。彼女の癒されたいという欲求に空が応えてくれたようだった。

写真を撮ってくれるという娘に甘え、ぶりっ子のポーズを決めてみた。

なんだよそれは~~~!!と爆笑する娘も、カメラを向けると周りをチラチラと伺いながら(まだまだだな)ポーズをとった。

後ろに、はじめ人間ギャートルズを連想する岩が。なんとなく可愛い顔。

車へ戻る時に再び振り返ると、そこには素敵な絵葉書が。

帰る途中、もう一ヵ所で車を停め、

まん丸い夕日を眺めると、いつもの我が家から眺めているのと同じようにのどかな風景が広がっていた。いやさらにもっと田舎くさい風景だった。地元の人がおしゃべりや釣りに来ているのは同じ。こののどかさがとてつもなくいい。

夜はいつものお店へ家族4人で出かけると、長男の誕生日を店主が祝ってくれた。

あっという間の3日間。娘にとって『何か』が変わってくれたら嬉しい。また次に会える日までの彼女の成長を願う。

仲良しさん。

もう何回来ているのかわからない彼女は、初めの頃は一人旅でした。それほどポークランチョンミートを気に入ってくれているようには感じなかった、オープンして間もない頃のお客さん。でも、なんとなくいつも来てくれていたんです。少しづつ、本当に少しづつ、いらっしゃる度に距離が縮まっていったように思います。考えてみたらもう8年ほどのお付き合い。こんな関係はどこか強い絆を感じます。途中から加わったお友達は、真逆なタイプで、割と初めの頃からとんでもないあだ名を私達に名付けられ、短距離走でゴールまで辿り着いた感じです。

人と人との縁は不思議なものです。同じものをいいと思う感覚が合う人とは自然と永く続きます。あ、うんの呼吸というものでしょうか。一緒にいて楽な人がいいですね。良い意味で。ポークランチョンミートにリピートして下さる方は殆どがそんな感じです。

なので、私達は今、とっても幸せです。好きな物、好きな人に囲まれているのですから・・・。

また、近いうちにお会いしましょう~~~~~!!(ブログをサボっているせいで、掲載が追い付いていませ~~~ん💦タイムリーな話題が載せられなくてごめんなさい!!)

これまた少し前の話になりますが・・・・いきなりのサプライズ花火が上がり、ポークランチョンミートのテラスからバッチリ眺めることができました。皆さんラッキーでしたね!!

静佳日記 *****************

娘の帰省(前回の続き・PART3)

朝からハイテンションになった私が、次に向かったお気に入りの場所。それは意外と知られていない場所。少し怖いくらいの階段を登るとそれは現れる。

太陽の光が葉っぱを透かしてくれるのが美しい。

急に視界が開けるとこんなに可愛い展望台が出現する。

宮古には宝の持ち腐れが沢山ある。でもそれもいいのかもしれない。とっておきの場所はあまり知られない方がいいから。

ここからの景色は最高。

なんだか自分がすごく大きくなった気がする。ただ高い所にいるだけなのに・・・。

要所要所にテーブルと椅子があるが、使われたことはあるのだろうか。

調子に乗って散歩コースを案内していると、「これはいつまで続くのか」と娘からチャチャが入り、やむなく引き返す。

次回へと続く。

お家に惚れてます。

またまた建築士のお客様。写真でポークランチョンミートの建物を見て「泊まってみたい!」と思って下さったそうです。建物が好きな方にそう思って頂けるのは、建物好きの私にとって何よりも嬉しいことなんです。彼自身が設計して建てたという自慢の山小屋(別荘)の写真も見せて頂き、建物愛の話に花が咲きました。居心地のいいお家はいるだけで幸せになれますよね。そんな家を建てるのが私の子供の頃からの夢でもありました。ポークランチョンミートを建てるまでずーーーーーっとマンション暮らしでしたから。

私達よりちょっとだけ大人な年齢でしたが、アクティブさは抜群!キラキラと目を輝かせて宮古の夏を満喫されていました。気心の知れた同士の男旅。いいもんですよね。

また是非いらして下さいね~~。お待ちしております。

ポークランチョンミートでは現在お食事の提供は、宿泊者様の朝食、夕食、そしてどなたでもご利用できるランチタイムの「鶏白湯宮古そば」のみです。宿泊の方は一週間前までのご予約にて2名様から。ランチタイムは不定休ですので、Instagramやツイッターでお休みの日をチェックしてください。(前日の夜にはお知らせしています)または、大通りから見える位置に下の写真のようなピンクの看板があります。

この看板が裏返し(本日おやすみ)になっている時はランチはおやすみです。

私達もお昼ごはんはよくテラスで食べます。

ここから眺める景色は絶景ですし、なんといっても空気感がたまりません。朝から晩までどの時間帯も、どの天気でも様々な楽しみ方を提案してくれるから自然って素晴らしいですよね~。

PLMは港内に建っているので、夜は船の灯りまでもが美しい絵画のように目を楽しませてくれます。

ランチタイムの鶏白湯宮古そばは私達も毎日味見をしています。

一仕事終えた後の昼間のビールは私のお楽しみの一つ。

夫もお酒が大好き。でも彼の場合は一日の仕事が全部終わるまで飲みません。だから夜のひとときは彼にとって一番の至福の時間。氷をたっくさん入れてキンキンで飲む酎ハイが大好きです。

そんな彼が20代初めの頃に修行した銀座の釜飯&焼き鳥の老舗。そこで釜飯を任されていた彼は一度に20以上の釜飯を焚いていたそう。その店の厨房を最近YouTubeで見つけ、当時と何も変わらない風景に懐かしさが蘇ったようです。出汁が決め手の釜飯を私もよく食べさせてもらっていました。今でも好きなお店の一つです。

静佳日記 ***********

娘の帰省(前回の続き)

翌朝は超早起きをして娘が希望した「サンライズヨガ」へ。東京で娘が事前に調べたヨガはどこも全然サンライズじゃない!!場所的にお日様見えないじゃん!!ってな感じだったので、友人のヨガ先生に問い合わせをしてみた。するとドンピシャ!!!「サンライズが見えるビーチでいつもやってますよ~~」とのことで予約をしておいた。

超早起きをしたのは、暗いうちからビーチへ行って娘に星空も見せたかったから。

海で見る、蒼(あお)から朱(あか)へうつろう空は、昔から大好きだった。一日に一回しか見られない特別な空。

そしてヨガがスタート。身体が鋼鉄のように硬い私には超ハードだったけれど、この空気感を味わえるのは最高だった。

下層の雲が厚すぎて、今日は朝日は無理かな?と思っていると、急に現れる強烈なオレンジ。

同時に拍手をしてしまうのは日本人の癖だろうか。

ヨガが終わると、先生が『千人バード』に挑戦しているから協力してくれとのこと。願ったり叶ったりだったけれど、何度も念を押す。「重いよ~、硬いよ~。バランス悪いよ~。できなかった人いない?」

案ずるより産むがやすしで、あっという間に鳥になれたのには本当に本当に驚いた。え?なんで?という不思議な感覚!!最高!!!!!!!

若いだけあって娘は見込みがあったらしく、更に上級編にもチャレンジさせてもらった。

ヨガのお礼に渡しなさい、と、夫が早起きをして作ってくれたおにぎりをみんなで食べた。夫の愛情と海と空と風の愛情に包まれた朝ごはんはこの世の幸せを独り占めしていると思うほど美味しい。

先生と別れてから、娘とビーチで余韻を楽しむ。

押し寄せる波は毎回変わるので見ていても飽きることはない。

語りかけるかのように凛と立つ樹々。

駐車場の樹にかけられた浮き輪もかわいい。

さあ、朝からエネルギーをチャージした静佳はもう止まらない。次のお気にいりポイントへと娘をワープ。

次回へと続く。

宮古島一人旅

一人旅女子。ポークランチョンミートは意外と多いです。今回の彼女はレンタカーがない!!

宮古でレンタカーを借りないなんて、ボーリング場に行ってボーリングのボールを借りないのと一緒です!!そこで、島の頼れる男子にお願いしました。「ドライブに連れていって~~~~~」って。

異国(?)の人との交流は楽しいものですから、お互いに良いでしょう。これも縁ですから。ポークランチョンミートに泊まった縁を大切に。

また遊びに来てくださいね~~。

さて、久し振りのリサイクルショップでレトロで可愛いものをGET!!

象印・・・・自体が超懐かしく、子供の頃を思い出すのですが、その名も「ライサー」

いわゆるお櫃です。なんかもう、ビビッときちゃってね。これを見た瞬間に、色々なシーンが見えてきて、夢が膨らんじゃったんですよね~。夫と二人で。やっぱり私達、人をもてなすのが好きなんですよね。考えているだけで楽しくなっちゃうんです。で、即、買っちゃいました。

そしてこれまた久し振りの遠出の用事。そこへ行く途中に私の大好きな場所があります。私のブログを昔から読んで下さっている方はよくご存じだと思いますが、私は洗濯物の干してある風景が大好きで、ここは宮古の中でも一番好きな洗濯干し場。ここを通る時はいつも運転手の夫はゆっくり走ってくれます。「今日はどんな感じかな?」もう近づいてくるとワクワクしてしまうほど。

ついでにこんなかわいい車にも出会いました。

それではポークランチョンミートのお食事のご紹介です。お食事のご予約等の詳細はホームページ内の説明文をよく読んで下さい。

お食事は1階の飲食店でご用意します。朝食と夕食は宿泊の方限定です。ランチタイムは宿泊以外の方もどうぞ。テラス席から眺める景色が自慢です。

目の前の桟橋では釣りを楽しむ人が大勢やって来ます。この光景を見ているのも私は好きです。のどかでいいなぁ~~~~~~って。

静佳日記 ***********

娘の帰省。

今回も弾丸だった。ただ弾丸なりにやりたいことを前もって言われていたのでなんとなく予定を組んでみる。私も経験があるように、都会で人と仕事をするということは疲れるものだ。都会限定ではないのだろうが、やはりそこは肩を張って生きなければならない競争の世界。彼女が本当の意味でゆっくりできる場所を作ったのは計らずとも正解だったのではないだろうか。ただ、遠すぎる。

娘が帰ってくる時はいつも仕事を入れない。

その日も空港へ迎えに行った後のんびりと過ごし、家の隣のビーチでサンセットSUPをすることにした。確か彼女は一度くらいやったことがあったはず。穏やかな湾は初心者にもってこいのコンディションだった。

教えないでも自分で漕いでくれたので助かった(私は人に教えるのが大大大嫌い)。

特に目的のない自由な遊びなので、座ったり、立ったり、

寝そべったり、

自由に過ごす。彼女はヨガにハマっているようなので、SUPの上でやってみれば?と提案した。

ところがどっこい、意外にバランスがとれないようだ。

暫くすると日が落ちはじめ、期待したサンセットは拝めなかったものの、アンニュイで美しい空の色に感動する娘。

私自身、これほどまでに恵まれた立地を生かし切っていないことに改めて気付き、今後の日課にSUPを加えることを決意する。

そして、夜は焼肉パーティー。

翌日のことも考え、早々に休むことにする(珍しく・・)。

次回へと続く。