エビちゃん💛
先日、友人に誘われて夜の海へと行ってきました。
夜の海と言っても泳ぐわけではありません。海老を捕まえに!
海老捕り籠は島ではもうたった一人のおじぃしか作っていないらしく、そのおじぃが作らなくなったら二度とお目にかかれません。そんな貴重な籠はたった3000円で買えちゃうんです。壊れても直すことはできないから大事に使ってね。買う時にそう言われました。
さて、狙いを付けたその夜は、数少ない情報と自分の直感だけを信じての決行でした。難しいから慣れてない人は捕れないよ。そう聞いていたので、どんなものかの体験だけできれば良いつもりで挑みました。ところが・・・です。海に足を入れた途端に「あああ~~~~!!いるいる~~~~!!」友人の叫び声に驚いたのなんのって。その後も叫び続ける友人に、「静かにしないと海老が逃げるんじゃないの?」と促し、それでも夢中になって2時間は入っていたでしょうか?
楽しいのなんのって・・・。小指の先くらいの海老は川海老のようです。
釣りの生き餌に使うようですが、食い意地が張っている私は全部唐揚げに。
あ~~~美味しかった。やっぱり日本酒ですよね。
これからの時期は捕れないそうです。時期が来たら絶対また行くぞ~~~~~!!
さて、時には中華料理の陳さん、またある時は粉職人のバタコさんになる夫。パン作りを語れるようになっています。(笑)
先日、コンビニで朝ごはんを買おうとした時のこと。大好きなたまごサンドがな~~~~い!!もうすっかりたまごサンドの舌になっていたので、すごく残念がっていると、その日のうちに食パンを作ってくれたバタコさん。翌日の朝には文字通り手作りの玉子サンドと(2番目に好きな)ツナサンドが出来上がっていました。う~~~~ん。バタコさんと結婚してよかった。(笑)
そして、孤独(厨房で)なシェフさんは、その他にも色々と作ります。
時にアミーゴはタコスをアレンジしたり、
またある時はズミ・ムーチョなムール貝の香草パン粉焼きも作ります。
料理の時は紳士的なムッシュはタコのポテトサラダもお得意。
島国からコンニチワ!茶そばサラダはさっぱりとしていてあっという間に食べられちゃいます。
まあ、とにかく、作りたいと思ったらなんでも作っちゃう人なんですね。出来るだけ柔軟に枠にはまらない料理を目指しています。国境を越えた調理師団という感じでしょうかね。
新作に試食はつきものです。人生で今、一番太っている私は幸せなんでしょうか💦???
静佳日記 ***************
前回の続き・・・。
「次のポイントは・・・」
船の上でインストラクターの女の子が説明を始めた。どこであれ、いいに決まっていると思っていたので、聞き流すに近い状態でなんとなく耳に入って来た。ところがだ。「ん?んんんんんんん~~~~~?」私の耳は急に勢いよくダンボになった。「それって、この間さかなクンが行った所ですか~~?」思わず口を挟んでいた。そう。その日のちょうど少し前にテレビで見た「宮古島特集」で、さかなクンが潜って探検していた場所。今では使われなくなって沈められた漁礁。こんなところが宮古にあるんだなぁ。見てみたいな~~。そう思っていたのを知っていたかのように(そんな訳ないが)私にとってまさに「時」のポイントだった。
「え~~~~~~!!うれし~~~~い!!」
体中で嬉しさを表現した。(その表現力は少し恥ずかしいほどだったと思う)
ワクワクしながら、暗い海の中を泳いだ。あ!これ?これなの?これだよね?
テレビで見て知っていた風景が目の前に現れた。なんでもそうなのだが、やはり、実際に見るのは数百倍感動する。だからこそ、いつもこの目で見たくなるのだ。誰かが先に潜って行った。
私は耳抜きが下手なのであまり深くは潜れない。恐る恐るだけれど、少しづつ近づいたが、撮影は失敗だった。写真は後日ショップの人からもらったもの。
なんという神秘的な風景。あああああ!このツアーに来て良かった!!
ここではこれだけを見学し、次のポイントへと向かう。
朱いお魚がわんさかいる所。
すると誰かが叫んでいる!
「ウミガメ~~~~~~!!!!!」
その叫び声は磁石のように人々を吸い寄せていった。
ウミガメはよく見るけれど、こんなに深いところで見たのは初めてかな?ゆっくりと優雅に泳ぐ彼をいつまでも追いかけた。
そしてまた「シマシマ君」の登場となるのだが、いつもと違うのは、差し込む光がまるで彼にスポットライトを当てているかのようだったこと。いつもはただの「シマシマ君」だけれど、今、この瞬間、君はスターのようだよ。
拍手を贈りたかった。
全てのポイントが終わると、船のデッキで身体を乾かしながら帰った。殆んどのお客さんは島の移住者だったが、一人だけ旅行で来ていた新潟の男性とおしゃべりをしながら過ごす。地元では船を持っているのだそう。私は小さい頃から人見知りな性格なのだが、こうやって旅行者と喋っていると、それを誰も信じてくれない。機関銃トークが得意技だねと夫は言う。
大きな雲は見ていて飽きないし、
橋のそばのブルーはすっとんきょうな声が出てしまうくらい綺麗だし、
なんて日だ!!
と叫びたい。悪い意味での「なんて日」は、あなどっていた船上での日焼けが恐ろしいことになったこと。私は今、ネイティブのようになっている。