こんにちは。宮古島の「海の前の宿 ポークランチョンミート(PLM)」です。
一人旅のお客様。大学院でお勉強中の好青年でした。
さわやかな笑顔と、純粋で人懐っこい人柄から、どこに行っても誰とでも仲良くなり、たった三日で沢山の人との出会いがありました。ノープランだった彼は、ものすごいお天気に恵まれ、レンタルバイクで島中を駆け巡り、ウミガメとも一緒に泳げて、体中日焼けでまっかっか!!
類は友を呼ぶと言いますが、彼の人柄の良さがきっといい人を沢山引き寄せたのでしょうね。
最後の夜を迎える日の朝、「今夜、一緒に飲んでください!!」と誘われ、臨戦態勢で彼が帰ってくるのを待っていました。初日にちょこっと吞んだ時にベロベロの私たちを見ているのに・・・なんと勇気のある若者だ!!
怖いもの見たさ・・・かな?・・・楽しかったです。
帰りにも来た時と同じさわやかな笑顔で去っていきました。「人の役に立つ研究がしたい」と言っていた、将来の日本を担うダイヤモンドの原石君。立派になった姿をいつの日かまた見せに来てくださいね~~~!!
ポークランチョンミートの「海が見えるレストラン HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」は宿泊者限定・完全予約制・完全お任せメニューです。連泊の方は毎日メニューが変わります。宿泊予約時にお申し込みください。
朝食の一例です。
デザートのプリンもオーソドックスなものを作りました。
海を眺めながら、潮風を感じて、テラスのカウンターでお召し上がりください。
夕食はその日のテーマで何品かお出ししています。その中の一例です。(それぞれ別の日のものです)
料理担当は夫です。オリジナルハンバーグソースの別バージョンの試作品。付け合わせは少し遊んでみました。
静佳日記 **********
夕日の沈む位置が、夏の間のイラブティー二島へと近づいていくこの季節は、美しい夕日が見れる日が多くなる。
当然の如く、私は目の前の桟橋へと出ていく回数が増えることになる。
ここへは毎日違う人々がカメラを持って訪れる。赤く染まる空も、それを受けて輝く海も、毎日変わる。変わらないのは私だけ。そして、私の座る位置。ここに座ると何となく落ち着く。
地元の軽トラックがやって来て、荷台に立つと、一眼レフを構えた。いい立ち位置だ。そして暫くすると、荷台の上に寝転んだ。凄く気持ちがよさそうだ。たまに塀の上であおむけに寝転ぶ私は、その気持ちよさをよく知っている。角度の違う空もさることながら、日中の太陽をため込んだコンクリートの熱が背中から伝わり、岩盤浴のように気持ちがいい。潮風がそれに加勢する。
気持ちがいいのは陸だけではない。いつも泳いでいるおじさんは毎日それを欠かさない。
そういえば、私は夕方にここで泳いだことがない。海の中から見る夕日もいいものだと、ふと思った。今度泳いでみよう。やりたいことが次から次から浮かんで止まらない。
ビーチではサンセットヨガが始まっている。
宮古で合宿をしながらヨガの資格を取るコースがあり、恐らくその人たちだと思われる。合宿の前乗りで、うちに泊まった人が何人もいた。
大きな夕日はビーチの後ろのお店の窓ガラスをもオレンジ色に染め、お店の中が火事のように見えた。
あたりを眺めているうちに、夕日は雲へと沈んでいった。
その日の夜はお客さんが皆出かけてしまうので「休肝日」と決めていた。
夫が洋食プレートを作ってくれる。
お供は、シュワシュワ感が欲しかったので、ホッピーの焼酎抜き。
息子の飲み会に夫が車で送ると言い出した。寝転がって「行ってらっしゃーい」とだらけていると、「俺たちはサーティーワンを食べてくるけど、お前は留守番だな」と夫が意地悪を口にする。「な、な、なんだって~~~!!??」慌てて車に乗り込んだ。
懐かし~~~~~いサーティーワンアイス。高校生の頃は渋谷のお店が行きつけだった。どれにしようかな?
選ぶのではなく、探していた。あの頃の私の定番「ジャモカアーモンドファッジとナッツトゥーユー」を。30年以上たっても名前を覚えていたことに自分で驚く。今でもあった。
幸せなデザートまで食べて満腹を通り越してしまった私は、家に帰り、しこたま借りてきた映画を5分も観ずに一人、いびきをかいていた。・・・・・・・らしい。