Monthly Archives: 8月 2021

熱帯低気圧へ。

台風がいくつも発生し、少し心配しましたが、宮古島は何事もなく終わりました。まず、スーパーに牛乳があるだけで安心度が違います。

前回の台風の時は、朝一で24時間営業のスーパーに「もやし」を買いに行ったら、レジが長蛇の列だったんです。こんなに朝のスーパーに人が集まるのを初めて見ました。勿論、「もやし」はなく(大抵のものはない)、少しだけ物色をして列に並びましたが、30分、1時間、待たされそうだったので諦めました。

そういう時を経験しているからこそ、人は逞しくなるんですよね~~。どんなことでも「最低」を経験していると、ちょっとやそっとの難点は流せるようになるんです。逆に、これくらいで良かったと・・・。人生で一番必要なことは「経験」だと思っています。

さて、スーパーで見つけたカワイ子ちゃん。その名も『サマーエンジェル』!!

農家さん、いい名前を付けましたね~~。

宮古でトップのスーパー「サンエー」では、自社ブランドに「くらしモア」という商品があります。そして「くらしモア」には歌も作られているんです。きっと暮らしをもっと(More)良くするという意味のネーミングだと思うのですが、その歌がもっと!!と相反していて面白い。

「♪ラックラク♪暮らし~~♪」から始まるサビの部分。そこまではテンポがいいのだけれど次の「モアー」の部分で急に温泉に浸かった時のため息のようになる。

「♪ラックラク暮らしッ♫もあぁぁぁぁぁ~~~~⤵」

この全身脱力感のフレーズがおかしくておかしくて、いつもこの曲がかかると一緒に歌って夫と大笑いをしています。スーパーの中なのに。サンエーで変な夫婦を見かけたら、それは私達です。

それでは、ポークランチョンミートの「海と空を眺めるダイニング」のお料理のご紹介です。

宿泊者様の朝食と夕食は宿泊予約時にお申し込み下さい。直前の予約はそれぞれ200円増し、あるいはお受けできない場合もございます。

お弁当の問い合わせを結構頂きますが、夏の間はお弁当は作っておりません。時期が来ましたら、またInstagram等でお知らせしますので、宜しくお願い致します。

静佳日記 ********

大好きなもの。大好きなごはん。大好きな場所。

私は大好きが多すぎるとよく言われるが、大好きなのでしょうがない。

その大好きな場所の一つに、目の前の桟橋がある。もう、この日記内で何百回登場したかわからないが、大好きだから当たり前のことだろう。海の上に座っている感覚で、パノラマの空が味わえるこの場所は私にとっての聖地。

先日、夜のテイクアウトを注文してくれたお客さんがこの「聖地」で食べていたのを見て、「すごくいいアイディアだ!!」と思った。ここならコロナ禍でも安全、安心、しかも気持ちがいい。ナイスチョイス!!

私はここへ大抵本を読みに行く。自分一人だけのこの空間では海の中と同じくらい幸せなひと時を過ごせる。

少し前にふと思った。

「雲の本を持って行こう」

と。

雲が大好き(また、大好き・・)な私は、「雲のカタログ」なるものを持っている。だが、小さい頃に勉強をし過ぎて、お勉強が大嫌いになってしまった私は、カタログの解説を読むのもおっくうで、写真をペラペラとめくるだけにとどまっていた。こういう場所なら読めるかも!?

というわけで、本をかかえて夕方の桟橋へ。

この思い付きは驚くほどに大正解だった。雲の解説を読みながら頭上を見上げるとその雲がある。

パノラマの空は、振り返るとビーチの上の雲。

真後ろにはポークランチョンミート。その後ろの高層マンションは最近できたばかり。観光産業が進むと同時に建築ラッシュが続き、島の様子もドンドン変わっていくが、この聖地だけは変わらない。振り返らなければ余計なものは目に入らないですむ。

雲の何たるやを勉強しているうちに、空が朱く染まってくる。

どんなに綿密な、どんなにリアルな情報を持ってきても、この目の前に広がる空を実際に見て、体感することには到底かなわない。景色に限らず、私は実体験に勝るものはないと思っている。それは五感で感じるということだけではない、何か、心に届くものがあるからだ。

雲の解説は、案の定、半分くらいしか頭に入らなかったが、とても楽しい時間だった。また、やってみよう。

穏やかに暮らしたい。

「○○君に紹介されて来たんです。」

最後になってそう教えてくれた女子旅の綺麗子ちゃん達。その○○君に覚えがなく、彼女たちから聞いた情報をもとに調査を開始。一人に辿り着きました。当時カップルで泊まったその○○君は彼女の名前で予約が入っていたので名前に覚えがなかったのです。やたら人懐っこかった○○君。紹介してくれてありがとう。

そして、彼女たちもまたひどい天気だったけれど、きっとまた宮古のリベンジを果たしてくださいね~~。

さて、ポークランチョンミートでは、宿泊時のご予約にて夕食2200円、朝食1000円にてご提供をしております。直前のご予約では夕食2400円、朝食1200円になります。また、直前ではお受けできない場合も多々ございます。どうぞ宿泊予約時にお食事のお申し込みはおすませください。テラスのカウンター席での食事タイムは、それはそれはお勧めです。というか、食事を申し込まないで、ポークランチョンミートの良さは半分も味わえないといっても過言ではないでしょう。なんたって、このロケーションですから!!

お食事は全てお任せのメニューです。連泊の方は毎日メニューを変えています。

スパークリングワインもリーズナブルな料金にてご用意があります。
別料金の伊勢海老はいつもはできません。
ジャンボロールキャベツ

飲食の仕事を約40年、浮気もせずに(女の浮気は別!!)ずっと続けてきたPLM料理長の夫が、人生の経験をすべて詰め込んだ様々なジャンルの料理をご提供いたします。どうぞ、お楽しみに!!

静佳日記********

朝のウオーキング。

寝起きにお日様の光を浴びるのは、健康にとても良いことなのだそう。

朝のうち、宮古ブルーが自慢のパイナガマの海も樹々の緑が映ってグリーンになる日もある。これは空次第。空と海はお互いにバランスを取りながら共存している。それを眺める楽しさを知っている私は幸せだ。

植物を眺める楽しさは宮古に来て何倍にも膨らんだ。島全体が植物園のようで楽しい。

葉っぱ一つとっても芸術品。

花の種類も豊富で、一年中咲きほこる。

薬草は義姉に教わることが多い。(覚えないけど)彼女は薬草ツアーなるものを遂行している。少しでも興味がある人は絶対に行くべき。風変わりな彼女と出会うだけでも価値がある。

食べられる実や花がそこら中に自生しているのも島のいいところ。見つけたら摘む。

いつも感心していたお花に囲まれたお家(店)。これだけ手入れをするのはさぞかし大変だろう。残念なことに前回の台風で半減したようだ。

素敵なたたずまいの古民家は食器なんかも売っているらしく、昼間に覗きに行きたいけれど、

いつも「母屋にいます。声をかけてください」との札がかかっている。

買わないかもしれないのにわざわざ呼び出すのは気が引けるので、未だに入ることができず、幻のお店。

ポロンとした花が可愛くて、お土産に摘んできた。

翌日、咲いたところを見てびっくり。まあるいリンゴをカットしたように立体的な花びらが珍しい。

朝食はやっぱりテラスにて。朝の島の様子を夫に報告も忘れない。

お久しぶりです。生きてます。

日本政府では、7月20日(火)~8月31日(火)に、羽田・成田・中部・伊丹・関西・福岡空港から北海道、沖縄県内の空港および福岡空港へご出発のお客さまのうち、希望する方に対して搭乗前モニタリング検査(無料のPCR検査・抗原定量検査)を実施いたします。

だそうですので、皆さまご協力をお願い致します。ワクチンも打ってから来てね!!私達夫婦は本日めでたくワクチンの2回目を終了しました~~~!!

さて、久し振りのブログになってしまいました。もうかなり前になるお客様。お母さんとお子さんでいらっしゃる組み合わせが何故か多いポークランチョンミートです。

お子さんが眠りにつくころ、大人の時間が始まります。彼女とも腹を割って随分と色々な話ができました。初めましてだったけれど昔からの友人のように・・。これがポークランチョンミートがポークランチョンミートである所以だと思っています。私達、ありのままで接します。人は自分の鏡。自分のありのままを見せたら相手もありのままを見せてくれるのではないかと信じているからです。一般的に言うと、ちょっと変わった普通ではない夫婦ですが、年齢に関係なく、すぐに仲良くなれる自信はあります。人が好きですから。

思い切り宮古を楽しんだ彼女は、きっと地元に帰ってもずっとこの笑顔で頑張っていることと思います。また、会える日までお元気で!!

さて、最近の中華料理の陳さんはチャーシューとラーメンスープに夢中です。

究極のチャーシューは陳さんのお気に入り。

勿論、チャーシューにも人によって好き嫌いが物凄くありますよね。陳さんは永い年月、チャーシューを研究し、作り続けてきたので、様々な自分のレシピを持っています。下の写真もその中の一つ。全く別物ですが、私はこれも好きです。おつまみにも最高!!日本酒にも合います。

ラーメンスープも何度も何度も作り続けています。味の違いは絶対舌を持つ長男が試食をして的確に言い当てます。シナチクも改良を重ね、色の薄いものに仕上げました。更に秘策があるようです。

中華を作る時には「厨房を中華屋の厨房に作ればよかった」と言うし、ハンバーガーを作れば「鉄板が欲しかったな」と言うし、わがままを言い放題です。昔、釜飯を毎日一人で20名分づつ同時に作っていた経験もあるので、釜飯のコンロも欲しいと言います。現実的には、麺の製造機械とナンの窯が今のところの購入予定に入っています。

そんなスペースどこにあるんか~~~い!!

というわけで、これからもポークランチョンミートの料理を皆さん、楽しみにしていてくださいね~。

静佳日記 *************

前回の続き・・・・

前回からあまりにも日数が経ってしまい、何の話だったか分からない!と言う人が殆どであろうが、読んでいくうちに思い出してもらうとしよう。

その未知との遭遇は、シュノーケルをくわえていなかったら間違いなく口がぽかんと開きっぱなしになっていたに違いない。先に進むにつれ、次々に現れるテーブル珊瑚の群れ。その周りをヒラヒラと舞う小魚たち。次第に怖さが消え失せ、その夢のような世界へ取り込まれてゆく。亀を助けて海に誘われた彼も、こういうふうに現実の世界を忘れてしまったのだろう。でも私はおばあちゃんになる前に海から上がらなくっちゃ。

紺青色の深さが気にならなくなる頃、浅瀬に何やらギャングの気配。こ、怖い。ふと、以前見たイカの大群を思い出した。

近くに寄ってみると、黒い魚の大群が捕食をしているところだった。

勿論、追いかけた。

追いかけて、

追いかけた。

そして、この一帯は東京都よりも人口、いや、魚口密度が高いと思われる。小魚達が至る所で群れを成していた。しかも、群れごとに全部違う種類。

素手では絶対に勝てるわけがない魚達と戦いを挑む友人。子供の頃にデパートの屋上のドジョウつかみ大会で、欲を出してウナギだけを狙った私よりもお馬鹿だ。

それにしても、人のフィンが作る水泡のなんと美しいこと。

時間を忘れる。久々にそういう経験だった。身体が冷えてきたのでそろそろ撤退。帰りはいつものポイントを通ってダブルで楽しめた。

オリンピックの新記録のように、「宮古で一番感動した」が何度も塗り替えられてゆく。いや、正直に言うと「一番」なんてない。その時その時が全部一番。これほどまでにこの島が楽しいなんて、知らずに住み始めた。ただなんとなく海のそばで暮らせれば幸せ。のはずだった。それがどうだろう。決して飽きることのないこの海、この空は、生きることの意味までも教えてくれたような気がする。

残りの人生をこの島に託して本当に良かった。