お天気の良い日のパイナガマビーチはそれはそれは綺麗です。
そのビーチの手前(PLM側)に公園があります。子供達にも大人達にも大人気な公園です。
ある日、テラスで夫とお昼ご飯を食べていると、その公園に沢山の子供達と先生がやって来ました。恐らく学童保育のメンバーなのでしょうか。
どうやら一人だけ隠れる「かくれんぼ」が始まったようです。隠れるのは先生らしき大人。なんと、私達の真ん前にある樹に登りだしました。え?そこ?と思っていると、みるみる枝の中へと吸い込まれてゆくではないですか。スルスルスル~~~っと登ってついには全く姿が見えなくなりました。
これは面白い!!!!!!!
かくれんぼの行方を見届けたくなっちゃいました。ある意味参加しちゃっています。
「もういいよ~~~」
みんな公園中を探し回っていますが、みつかりません。
なかなか見つからないので先生が口笛を吹いてヒントを出しています。
あ!!近くに来た!!
けど、みつけられない。どれだけ樹の中ってかくれんぼにむいているのでしょう!!夫が思わず樹の上を指さして教えたけれど、子供達、こっちも見ない。
ようやく、誰かが「ここじゃなぁ~~い?」
子供達が集まってくると、樹の中からジャージの片足が降りてきました。
あ~~~胴体も降りてきた!!「み~~っけ!」
なかなか楽しいかくれんぼでした。私もこの樹に登ってみたくなりました。
さて、ポークランチョンミートでは只今鶏白湯宮古そばをランチタイムで提供しております。この鶏白湯は『かえし』に醤油タレを使用していますが、実は製作者の夫は「みそ」が一番気に入っております。
写真は試作品の試食の時のもので実際お出しするものとは内容が違いますが、召しあがりたい方はこっそり注文して下さいね~~。
あ、『特製辛みそ』も作りました。夫の作る辛みそはすご~~~く辛いので味変に少しづつ入れてみて下さいね。辛いけれど、辛いだけじゃない深みのある味わいです。みそに入れると「オロチョンラーメン」になります。ラーメンの麺も選べますのでどうぞ。そういえば、東京で居酒屋を営んでいた頃は「オロチョンラーメン」もメニューに入れていました。スープは鶏白湯ではありませんでしたが・・・・。懐かしく思い出しました。
そして、久し振りに夫が作ったソーキ汁。東京での生活の方が断然長かった彼ですが、やはりソウルは宮古。彼が作る宮古の料理はやっぱり抜群に美味しいです。
静佳日記 ***********
ポークランチョンミートは海に囲まれた場所に建っている。宿と、飲食店と、そして自宅を兼ねた2階建て。願ってもない夢のような土地を夫の同級生に譲ってもらったのは8,9年前のことだったろうか。そこへ、私の夢を詰め込んだお城を建てたのが7年ほど前になる。お城という表現を用いたのは、お城のように立派なという意味ではなく、「かけがえのない最高のおうち」という意味。海と空を感じながら、キャンプのような生活をしたいと思っていた頃に建てたので、基本アウトドア重視に造った。島全体がそうではあるが、ラッキーなことに周りにはアウトドアを楽しむのには十分すぎる環境が整っていた。その一つにして最も重要だった「ビーチ」はすぐそこにある。たかがビーチと思う人はこれから先は読まない方がいいだろう。私にとって「ビーチ」は一生楽しめる遊び場であり癒しである。「数えきれないほどの楽しみ方が無限大にある場所」と言っても過言ではない。
この写真が私のお城。小っちゃいが馬力はある。
いわゆる普通のおうちを造るつもりは初めからなかったので、玄関はない。
ここが入り口。
そして、道路を挟んでお隣の公園を横切ると、
中央に鎮座するサザエの滑り台の後ろにある樹の横が海に降りる階段。
家から出て0分でビーチということになる。
海好きの人にはこれだけでもう伝わると思うが、これほど都合の良い家はない。
新築1年目、2年目、3年目・・・はどれだけこのビーチにお世話になったかわからない。1年のうちの300日はここでシュノーケリングを楽しんだ。そしてごくごく自然にこのビーチを『静佳ビーチ』と呼ぶようになった。夜はいそいそと静佳ビーチに酒を持って出かけた。SUPだって、ウインドウサーフィンだって、ジェットにヨット・・・呆れるくらいはしゃぎまわった。そして7年の月日が過ぎ、ようやく落ち着いてきたと思いきや、遊びが変わってきているだけ。
ただ泳ぎ回って写真を撮りまくっていた頃は、魚たちのポイントを覚えるのが楽しかった。
珍しい生き物に遭遇して夢中になったり、
わざと早朝に入って発見があったり、日が沈むころの海からの景色も新鮮だった。
そしてある日、突然「ワッカ」にハマった。
深い海へツアーで行った時にみんなが作っていた「ワッカ」をどうしても作りたくなった。こういう時に静佳ビーチはちょうど良い。たいして深くはないが場所によっては適度な深度があるし、あまり荒れる時がない。来る日も来る日も「ワッカ」を作る練習のために海へ入った。はじめから上手にできるわけもなく、「そんなの子供の頃によくやったよ。簡単簡単」という夫の教えは「プォッ!!ってやるんだ」だけ。仕方がないので「プォッ!!」を独学で練習。最初は泡だらけだったワッカ。
次第に上手になり、
コツを一度覚えると「これが成功だ!」とわかるようになる。それは、いつまでも壊れないワッカ。ゆっくりゆっくりゆ~~っくりと水面に上がっていく。
まるで天使のワッカの様だ。
楽しくて仕方がない『天使のワッカ』作り。最近は寒くなってきて海に入る気が起こらないけれど、また暖かくなってきたらここからアレンジするのが楽しみだ。