美味しい、楽しい。

先日、夫の持病の薬をもらいに病院へ。そのまま夫を下ろしてホームセンターへ向かいました。買い物を済ませ車へ戻ると、エンジンがかかりません。ついに壊れたか!!このタイミングで~~~!!??と思いながら何度も始動を試みましたがダメ。あ~~~あ。初めての体験にどうしたものかと考えていると、車のキーを持っていないことに気が付きました。現代の車はキーレス。それが仇となったのです。病院までは夫が運転をしていたのでエンジンを切らないままここまで来てしまったのです。夫に連絡してタクシーで来てもらい、事なきを得たのですが、ホームセンターへタクシーで来るというのも初めての体験ですね。かっけ~~~!!

宮古はどこでも近いのでこんな突発的なアクシデントでも微塵も動揺しません。

さて、忙しくなってきた夫はちょいちょい朝ごはんを作らない日があります。久し振りのコンビニの朝ごはんは桟橋まで出ていって食べましょう。知り合いに会って、お喋りタイムで時間を忘れます。

それでは、ポークランチョンミートの料理のご紹介です。

朝食は今のところ宿泊者専用(1000円)です。自家製パンや和食etc・・・・。様々な料理が登場します。毎日メニューは変わります。宿泊予約時にお申し込み下さい。

また、宿泊以外の方のモーニングは突発的に営業します。主に日曜日が多いですが、Instagram(plm385)等のSNSにて開催日をお知らせしています。

写真はサンドイッチの例です。朝食はセットでご提供しています。

ランチも期間限定。今はしばらくの間、四川麻婆麺定食1000円です。

そして、夜は宿泊者の夕食2200円。宿泊予約時にお申し込み下さい。メニューにもよりますが2~3品のメニューにて毎日変わります。

宿泊以外の方は前日までのご予約にてお一人様2200円からご予算に応じてお酒に合うバラエティーコースをご用意しております。(ご予約は2名様より)お酒類も種類豊富に取り揃えております。お一人様ワンドリンク以上でお願いしております。

ディナータイムはテラス席にて沈みゆく夕日を眺められることがボーナスポイントです。

ポークランチョンミートは自然を重視しています。お席は全て屋外(半屋外も含め)。心温まる景色と、自然の風と、音を感じて欲しいから・・・。自然を楽しむためには様々なデメリットも受け入れなければいけません。私達は東京に住んでいる時からキャンプ愛好家でしたので、もうすでに受け入れています。

風は心地よい反面、強風の時は何でも飛ばされてしまうというデメリットもあります。そこでおもりを作っているのですが、その「おもり」の新作を作りました。

変えることができないデメリットは楽しんじゃえばいいんです。

静佳日記 ****************

朝のウオーキング。

スタートはお隣りのパイナガマのビーチへ降り立つことが多い。まだ早い朝の薄暗い時間帯は少し先の平良港のライトが眩しい。水面にもその光は伸びている。

朝の空は雲の様子によって大きく左右される。毎日変わるその顔を見るのが楽しみで仕方がない。

私の家(=宿)が建つ場所は本当に恵まれている。不動産屋さん風に言うと「お勧めの物件」だ。ビーチや港に隣接しているのは一番の目玉だが、角地で周りに家が建つ心配もなく見晴らしがいい、隣は公園、繁華街にも近い、バス停が近いのは今は関係ないがおばぁになったら役に立つはず。コンビニやコインランドリーは近いし周りにお店も沢山あるが家の周りは閑静だ。散歩コースも沢山ある、目の前の桟橋では釣り三昧。(なのに釣り好きの夫はあまり釣りをしていない・・)そして家から素晴らしい夕日が眺められる。数え上げたらきりがない。

私が不動産業をしていたら、この物件は出し惜しみをして最後に紹介するだろう。唯一出来ないことは、朝日が見れない。だが、これは歩いて10分で解決する。しかもこの辺で一番高い所で島中を見渡せる勢いだ。緑も豊富で公園や展望台を有している。よく、本当によく行く場所。

公園から朝日を拝む。

見下ろす街はいつも寝静まっているように見える。

太陽のパワーは恐ろしく偉大で、すぐに空を青く変えてゆく。

県立病院の後ろには広い芝が広がり、入院中私はいつも部屋の窓からここを眺めていた。

この大きな樹。

二つ並んだベンチはすぐそこにあり、座ったらすごく気持ちよさそうなのに、そこへ行けない。そのもどかしさと戦った。

「早く外に出たい」

ここを通ると、いつもその時のことを思い出してしまう。そして、今、外を歩けるだけでどれほど幸せなのかと感謝をする。人は時々「当たり前病」に陥る。今のこの幸せが「当たり前」になってしまう病気だ。そしてある時その「当たり前」を奪われるとそのありがたみを痛感する。だから時々災いも必要なのかもしれない。コロナ禍での影響も、私は忘れていた「ありがたさ」を色々と思い出すいい機会となった。立ち止まること、後退することは必ずしもマイナスばかりではない。

さて、不動産屋のうたい文句に戻るとしよう。

バブルが一旦はじけた宮古では「売地」や「賃貸」の看板を多く見かけるようになった。今が買い時かどうかは、誰にもわからないギャンブルのようなもの。それよりも、自分が住む場所はお金の損得を考えずに「住みたい」と思った場所に出会えた時に手に入れるべきだと私は思う。実際私はそうだった。今でもその決断は人生の2番目の正解だと思っている。1番目の正解は夫を人生の伴侶に選んだこと。

そして、この「お勧めの物件」から歩く範囲内には楽しいことが沢山詰まっている。その名も高く「おしゃれスタジオ 東京」

バス停の名前は「アツママー前」・・何だこりゃ?

広い空き地の入り口の扉。なんとも言えず好奇心をそそられる扉だ。無意味だけれども存在感があるものに魅かれる。

少し見ないうちに整備された空き地は、夫が少年の頃に「イカダ」を造った場所だそう。当時の彼らにとって、ここは夢が詰まった素敵な場所だったに違いない。

家に帰る頃には、スタート地点だったパイナガマの海が、空と一体化するブルーに変わっていた。