地元の高校の同級生の女子二人旅。今は離れた土地でそれぞれお仕事を頑張っていらっしゃるそうです。彼女達もまた、私の大好きな場所へとやって来てくれました。サンセットタイムに。私は夕食の準備で少し先においとましました。
テラスのカウンターから見ると、先ほどの彼女たちの姿がとても素敵なシルエット。すぐにカメラを持ち出しました。一番右の二人が彼女達。
ズームしてみましょう。
おおいに満喫中ですね。この感覚はここへ来た人にしかわからないと思います。
少しボケてしまいましたが、好きな写真達です。体全体でリラックスしている様子がわかります。
この時、私がいつも思っていることを彼女達もカメラを構えながら言っていました。「この感じは写真じゃ全然違う~~!!やっぱり自分の目で見るのが一番!!」
お仕事をたくさん頑張って、また癒されに来てくださいね。いつでもお待ちしています。
それでは、ポークランチョンミートの「海と空を眺めるダイニング HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」のお食事のご案内です。
朝食の一例です。
夕食の一例です。
ステーキは滅多に登場しません。レアメニューです。あ・し・か・ら・ず💓
宿泊者限定・完全予約制・完全お任せメニューです。連泊の方は毎日メニューが変わります。宿泊予約時にお申し込みください。
朝食の試作品です。
ゴールデンウイークの忙しい時期に入る前、少しお休みがあったので、誰もいない宿のリビングにて、夫と映画鑑賞会をしました。みんながいいと言っていた「ボヘミアンラプソディ」。
優しい北海道人から頂いたホタテといくらで贅沢三昧!!幸せな夜でした💓
静佳日記 **********
今、宿の前の桟橋はジョントラボルタ並みにフィーバーしている。
テラスで朝食を食べている時、なんとなく釣りをしている近所のお父さんを見ていた。すると、何かを釣りあげたようだった。夫と二人で顔を見合わせ「あ、うん」で合意した。
「イカだね」
見てこようと席を立つ私に夫が声をかける。
「イカだったら貰って来いよ」
勿論、冗談だ。
桟橋から覗くと、大きなイカ。「すごいですね~」と声をかけると、「見ていたか??」とお父さん。「そうそう。貰って来いよと言われて来ました。」
勿論、冗談だ。
すると人の釣ったイカにちょっかいを出す、たまたま来た男。ちゃんと〆ないとだめだよ~~と言いながらポケットから取り出した折り畳みナイフでキュッ。そのサバイバルな七つ道具・・・・いつも持っているわけ~~??釣り主は「俺の食べるイカを勝手に切り刻むなよ~~」と、まるで子供のやり取りのようだ。みんな浮かれている。
ところが、後日、冗談が冗談で終わらなかった。その後もイカを釣りあげたお父さんが大きなイカを持って来てくれたのだ。30センチ以上はあるだろうか。
その日の夜は東京にいる娘の一人が送って来てくれた特別な日本酒を開けた。彼女から初めてもらった日本酒だったので、特別なことがあった時に呑もうと決めていた。いつでも冷やされてスタンバっていたものだ。
うんま~~~~~~~い!!美味しいイカと美味しいお酒に酔いしれた夜。
翌日のお昼は豪華な海鮮丼。ちょうど魚売りのおじさんから朝、マグロも一匹貰った。
どこから情報が洩れるのか、桟橋には毎日このご馳走を狙った男たちがやって来てフィーバーしている。夫もその中の一人。おっと。勢い余ってお祭りだ。
イカ馬鹿三兄弟は何を相談しているのか。
翌日は、仕事へ行く途中の男二人がそれぞれイカを釣りあげた。宮古ではイカ釣りは仕事よりも優先される。
空手の選手のように片手を高く振り上げた彼はイカの首(?)めがけてチョップをくらわした。みるみるイカの胴体がクルルルルルンと色々な白に変わり、透明に光った。まるでテクマクマヤコンだ。〆る道具がなければ手が道具になる。
彼らがギャング針で引っかけて釣ったのを見て、エギとギャング針の二刀流の竿を毎日準備している夫。
けれども一番近くに住んでいる夫は、相変わらず「ここで一度もイカを釣りあげたことがないのはあんただけ」の称号をいまだに守りぬいている。