こんにちは。宮古島の 海の前の宿 ポークランチョンミート(PLM)」です。
東京から遊びに来た娘を連れて、プチ海遊び。ゴールデンウイーク直後で島は静まり返っていました。レンタカーで溢れかえっていた道路も、殆ど地元の車しか走っていません。空は快晴。水温、気温共に夏!!もしかしたら、1年で一番すいていて、一番泳ぐのにはいい時期なのかもしれません。
まずは、絶景の海を見せて、お約束の雄叫びを・・・。
ウミガメを目視しました。
途中で見つけた家先の粗大ごみ。可愛くって、もう少しで家主に「これ、下さい!」と言うところでした。
続いて、食堂で腹ごしらえ。
こんな量、食べられるわけがない。店内を見渡すと、地元の常連客さんはみんな体格がいい人ばかりでした。
そして、河童の子供の河童のくせに魚が嫌いで、シュノーケリングを一度しかやったことのない娘を、シュノーケリングスポットへと連れて行きました。
海の中でも雄たけびをあげる河童の娘。「嫌いだけど、海の中で見る魚は可愛い!!」初めて見る大きなサンゴたちと、カラフルな熱帯魚たちに感動感動感動の嵐でした。
調子に乗った私は、ウミガメのスポットへと足を延ばしました。
ウミガメと泳いで、娘も大満足。一緒にバイクで廻った息子も、「想像以上に気持が良かった」と、みんながハッピーな午後のプチ家族旅行となりました。
静佳日記 ******
精神的にも、肉体的にも、少~~~~~し疲れ気味な今日この頃。
何かが足りない。何かが違う。
答えは簡単だった。
自分のためだけの「何もしない贅沢」を忘れていた。
東京に居る時には、休日によく、この贅沢を楽しみに2時間かけて千葉へ通っていたものだ。夫と二人のキャンプ。何よりも楽しい時間だった。
宮古では、30分もかからずにいつでもこれが楽しめると思っていたのに、いつの間にか、心の余裕がなくなっている。東京に居る時より時間に追われている自分がいた。
宿の掃除をしている最中に思い立ち、思いたったら即実行の私は、まず、掃除の手をとめて、ご飯を炊いた。
一通りの仕事を済ませ、ちょうど炊き上がったご飯でおにぎりを作る。炊き立てのご飯で自分で握るおにぎりが世界中で一番大好き。夫が玉子焼きとソーセージのベーコン巻を作り、クーラーボックスに飲み物を詰め込む。
あと、必要なものはボンボンベッドと雑誌。
手慣れた準備ですぐに車を走らせ、最近見つけたビーチへと向かう。
思った通り、誰もいない。遠くで釣り人が2~3人見えるだけ。
赤潮なのか、波打ち際が朱く染まっていた。
お腹が空いていたので、早速おにぎりを食べる。
この景色で、美味しくないわけがない。
クーラーボックスには夫が詰めた缶ビールも入っていたが、冷えた水をゴクゴク飲む。お水が美味しくてたまらない。お水がビールに勝つのは珍しいことだ。
ボンボンベッドを広げ、沢山持参した雑誌を取り出す。
購入したまま開かずにいたお気に入りの雑誌を5~6冊持って来ていたが、最初の一冊の途中で眠りについた。
風が天然のクーラーになり、海辺の木陰のチープなベッドは、ラグジュアリーなお姫様ベッドよりも寝心地がいい。
目が覚め、何もしないつもりが、目の前の青い海の中を見たくなり、車に積んであったシュノーケルを取り出して潜る。
驚いたことに、そこは海底遺産のようだった。鉄の扉に、イカリやハシゴ、大きな金庫の様な箱に、ガス台・・・捨てられたであろうものが、永い年月でコケが生え、いい感じで朽ちて、魚達のお家になっていた。
あまりサンゴや魚がいなかったが、これはこれで面白い。そう思っていたら、沖の方にいきなりのサンゴ礁。
顔を少し上げると、小魚の群れ、群れ、群れ!!360度の小魚の大群は、差し込む太陽の光で淡い黄緑に輝いたり、ブルーになったり・・。
夢のように美しい世界だった。
夕方までそこで過ごし、綺麗な石を拾って帰る。
宮古の楽しみ方は無限大。沢山のビーチを回るのもいいが、一か所でのんびり過ごす楽しみ方もありだ。むしろこの方が宮古らしい過ごし方なのかもしれない。
ゆっくりとした島時間を味わおう。