Monthly Archives: 2月 2020

宮古は夏になっちゃった。

ある日、買い物に行くとこんな缶詰に出会いました。

「てんぷら缶」??どんな缶詰なのだろう。

缶の絵を見ても、成分表示を見ても全容は明らかになりません。

不思議な缶詰に出会いました。怖すぎて食べる勇気が出ませんでした。どなたか勇気のある方は是非。

宮古ではこんな不思議体験はよくあることです。先日の十六日祭(あの世のお正月です)にて義母の家で見たお供え物。

「お供えセット」と書かれているまでは普通ですが、( )の中には(魚てんぷら)と書かれています。

中身は盛り合わせなのですが、あくまでも(魚てんぷら)。

そして、買い物中の駐車場ではよく落とし物を発見します。

靴下をこのタイミングで脱いだのは何故?

軽トラの荷台にはいつでも釣りができるようにと釣竿が・・・・

それでは、ポークランチョンミートの「海と空を眺めるダイニング HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」のお食事のご案内です。

朝食の一例です。

夕食の一例です。その日のテーマで何品かお出ししております。

陽が落ちていく様を眺めてからお召し上がりください。

モクマオウの実が可愛く枯れていたのでとってきて飾りました。

同系色で揃えて・・・。

静佳日記 ************

ある日、夫が急に言い出した。

「今年から海に入ることにする」

島育ちの彼は他の多くの宮古人と同じく海に入らない。子供の頃に海で遊びすぎたからなのだろうか。理由は定かではない。そんな彼が何故そう思い始めたのか。当然の疑問をぶつけてみると、こんな答えが返ってきた。

「テレビで出川とかいろんな芸能人が宮古に来てシュノーケリングなんかをしているだろ。それを見ているうちに、こんなに素晴らしい海が近くにあるのに入らないのは勿体ないな・・・って思ったんだ」

君もメディアに騙される口か・・・・いやいや騙してはいない。本当に素晴らしい海だ。がしかし、納得がいかない。私があれだけ宮古の海のすばらしさを伝えてきたハズなのに、私の説得力は皆無だったのか・・・。

そんな細かいことはどうでもいいが、とにかく彼は改心したのだ。その勢いでドンドン進もう!!と思ったが「泳ぐのはもっと暑くなってから」というので、SUPからスタートした。そんな訳で宮古で初(彼は)のSUPをした日、カボチャプリンを作ってきてくれた友人にその話をすると、「私も行く!!」というので翌日すぐに誘った。

まさに快晴のSUP日和。まずは偶然飛び立とうとしている飛行機を観光客の夫婦とおしゃべりしながら見送った。

そして、持参したお弁当とシュノーケリングのセットを積んで海へと漕ぎ出す。

まるで行商のおばさん。

あっという間に目的地のビーチへ到着し、すぐにランチタイム。夫が作ってくれたお弁当は豪華なものだった。

ゆっくりと時間をかけ、まばゆい海を堪能しながら頂く。お腹がいっぱいになった友人はSUPに乗せてきた子供と一緒にアスファルト(道路)の岩盤浴を満喫していた。「あったか~~~~い」

それから、少し海に入ることにする。

すると、大泣きを始める彼女の子供。上陸する際の「波」が怖かったらしく、その余韻が消えていなかったのだ。

素知らぬ顔で浮かぶ私。

だって、気持ちがいいんだもの。

一度泣き出したらもう止まらないのが子供の特徴。それなのに更にSUPに乗せて泣かせる母。

彼女とはウマが合う。私達も子供が泣くと大笑いしてしまう。だって可愛いんだもん。子供の時におおいに泣かせないと感情が豊かに育たない。と私は思う。

砂浜ではマイケル ジャクツグが斜めに立っていた。

それでも泣き止まない子のために砂で特製風呂を制作。

これが彼女のハートを見事にキャッチし、楽しくてしょうがなくなったようだ。世界一贅沢なお砂場。

もう、大丈夫。海は怖くないよ。

こんなに美しい海ですぐに遊べるのは島で暮らす最大の特権。

それにしても、気が付いているだろうか。友人は水着のみで泳いでいた。私も夫もTシャツ1枚。今年の2月は暖かい。というより「暑かった」。後で気温を調べてみたらなんと27度。あなどって日焼け止めを塗らずにいた私は首が火傷し、まっかっか。顔はサングラスの跡がパンダのようだ。

声を大にして言いたい。

宮古の日差し、なめたらあかんぜよ。

映画大好き!!

わたくしごとです。

私の夫は昔から映画が大好きです。一年中沢山の作品を見ます。ほぼ家でですが・・・。映画好きの私たちの間では、好きな俳優の一人であるNケイジの「最近」が芳しくありません。もう彼の作品は見るのをやめようと言いつつ「今度こそ」とコツコツ借りてくる夫。そんな彼は先日見た映画である瞬間を見逃しませんでした。かっこよくサイレンサー付きの銃を構える主人公のN。

次の瞬間です。

銃の半分から先がペコリと折れてしまったのです。

映画なのだから当たり前だけれど「おもちゃじゃん!!」と興ざめと爆笑の渦の夫は何度も巻き戻しては大笑い。

監督さん、なんでこのカットにOKを出しちゃったんでしょうね。

それでも夫はこの先も彼の映画を見続けることでしょう。

宮古島冬まつり。もうすぐです。

それでは、ポークランチョンミートの「海と空を眺めるダイニング HELL’S KICHEN(ヘルズキッチン)」のお食事のご案内です。

朝食の一例です。

静佳キッチンにてコーヒーか紅茶をご自由にどうぞ。

静佳キッチンの本日のお花はこちら。

夕食の一例です。その日のテーマで何品かお出ししております。

料理担当は夫です。宿泊者限定・完全予約制・完全お任せメニューです。連泊の方には毎日違うメニューを心がけております。宿泊予約時にお申し込みください。

サンセットの時間もどんどん遅くなってきています。雲が薄い日は見逃さないで下さいね。

昨日は久し振りの友人との飲み会。夫の同級生の弟のお店に行ってきました。

久し振りの島たこ。

はしごした最後のお店で食べたステーキのニンニクが効いて、今朝は胃がもたれていました。酔っ払い過ぎた私は、その最後のお店で自らコーラを注文し、「屈辱~~~」と叫びながら飲んでいたそうです。どれだけ自分が酒に強い気でいるのか・・・・。

静佳日記 *********

朝のウオーキング。

空が明るくなってくるといろいろな雲が楽しめる。

近くの工事中の高層ビル。「おにぎり宮古島」っていう名前なの?

工事現場の小道具もこんなに可愛いものもあるんだね。

絶対に「止まれ」な角。「飛び出し注意」よりもわかりやすくて〇。

普通のお家のようだが、入り口の小さな文字。どうやら民宿のようだ。

朝はいろいろな人と遭遇する時もある。

酔っ払いのおじさんの高いびきはそこら中に響いていた。

朝の6時代に家の塀のペンキ塗りをするおばぁがいたり、

ワンちゃんがベランダの小さな穴から顔を出していたり、

軍鶏なのかな?が平均台でバランスを取っていたり、

樹々の整列は見ていて楽しい。

団地から煙が出ているのかと見間違えるほどのモクモク雲を眺めたり、

家の横のビーチへ戻ると、子供たちがごみ拾いをしていた。

朝の景色はいいことだらけ。こんなに楽しく一日を始められるって幸せなこと。

そして、美味しい朝食を食べることも幸せの一つ。その日は夫がパンの生地の試作を作っていた。

お土産は家の近くに落ちていた花びら。

嗚呼、早起きは三文の徳・・・・かしこ。

植物天国。

可愛い女の子に誘われて(?)仲良しのご近所のお店に呑みに行ってきました。

パイナップルポークのステーキが美味しいです。

可愛い女の子は男どもの人気者。

うちの旦那様はもう、デレデレでした。早くおじいちゃんになりたいね。

楽しい夜でした。

さてさて、我が家のリビングはテラスにあります。そのリビングを少し模様替え致しました。それに付随してテラス全体をリメイク。なんだかすごく広くなったような気がします。『しずかだん』も生きてきたのでもうちょっと手をかけたいと思っています。模様替えは楽しいですね~~~。違うお家になったみたいです。

嬉しくって、昨日のお昼はテラスのリビングにて。夫がチャーシューを作ったところなのでラーメンを頂きました。

テラスで食べていると大通りからも見えるようです。すかさず通りかかった義姉がやってきました。「もう、ないの~~??(らーめんが)」 もうないので、半分こにします。(夫のをね)

外で食べるごはんは美味しくなかったことがないです。それは東京にいた時のキャンプ生活でもすでに実証済みです。だからこそ、食事の場所を外に作りたかったんですけどね。そしてさらに、目の前のこの景色は作ろうと思っても作れるものではないです。私達はこれだけでもう凄くラッキーだったと毎日思っています。

それでは、料理担当の夫が作るポークランチョンミートの「海と空を眺めるダイニング HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」のお食事のご案内です。

朝食の一例です。

夕食の一例です。その日のテーマで何品かお出ししております。

宿泊予約時にお申し込みください。

テラスからは癒しの景色を堪能することができます。

宿泊者限定・完全予約制・完全お任せメニューです。連泊の方は毎日メニューが変わります。宿泊予約時にお申し込みください。

静佳日記 ************

朝のウオーキング。

見れば見るほどハマっていく野花達。最近はそれを見たいがために目的地を決めたりもしている。いつも見ていると、半径何キロかの範囲で、どこにどんな花が咲いているのかがだんだんと把握できるようになってくる。

パパイヤの子供の樹が連なっている「パパイヤ通り」

この実は何?

花が開くとこうなる。

実がついている植物は本当に種類が多い。

誰かの手により植えられているところも多い。宮古は花好きの人が沢山いる。

クローバーが群生しているところではどうしても立ち止まって時間がかかってしまう。子供の頃から四葉を探すのが好きだった。50年越しで未だ見つけられず。見つからないからいいのだろう。

公園の下の壁に花壇ができているところがある。久し振りにそこを通ったら、沢山の花で溢れていた。

なんということでしょう。

素敵な花壇。いくつもの種類が植えられ、見る人をここまで楽しませてくれる花壇はそうそう無い。まるで植物のテーマパークだった。

『しずかだん』もこんな風にできたらいいのにな。

そんな中、1本だけいる『たんぽぽの綿帽子』が印象的だった。まるで「私はここよ」と勝ち誇ったように凛と立っていた。人の手により植えられたもの達の中で、どこかから飛んできた種が彼女をここに参加させたのだろう。

次に見る時には彼女の子供達が辺りに咲き乱れているのかもしれない。

うっすらと暗いこの時間には、その独特な姿がどれも楽しい樹々たちのシルエットの一つ一つがアートに見える。計算されていないが計算されているかのような美しさ。

そして、以前は雑草のミステリ-サークルだったところは、誰かの手により整然とした畑に生まれ変わっていた。

シーサーの可愛いシャッターは端っこに入り口があり、中を覗いてみたくなる。お店なのかな?

私が把握している数ある朝日のポイントの一つで振り返った。やはりここでいつも空を仰ぎたくなる。普通の街並みの背後から朱くなっていく様が気に入っているのだ。

このマンションを見て、Gメン75を想像してしまうのは50代以降の人?

突然現れるだだっ広い空き地。ここもそのうちマンションに変わってしまうのだろうか。

昨日、たまたま夫がこんなことを言っていた。

「島に帰ってきて、小さい島だからすぐに飽きると思っていたけれど、そうでもなかったな」

ふふふん!私は最初から飽きないと思っていたけどね。

雨の日のドライブ

何かで見たイタリアンのお店に行ってみたくなりました。東京では星の数ほどありますが、宮古でイタリアン?みたいな感じで期待を込めて・・・。

ちょっとわかりにくくて迷ってしまったけれど、眺めのいい場所にありました。

それにしても雨がザーザー降っているのに宮古の海はなんでこんなに青くて奇麗なの?????宮古の摩訶不思議。

お店の入り口にはきれいなお花。

ランチなのでピザとパスタしかないらしく、両方を注文しました。

食事よりも気になったのは、お客さんからのクレームを聞いているうちにドンドン変えていったのだろうなと想像させられる継ぎ足された内装。(私の勝手な想像です)  『もったいない』 こんなに素敵な場所なのに・・・。お家が大好きな私はちょっとこのお家がかわいそうだなと思ってしまいました。本当に余計なお世話です。

勝手に人の建物のリフォームの構想を頭の中で巡らせながら(これが楽しい!!)グラスワインを頂きました。(妄想はもう、誰にも止められない)

帰りにドライブをしてヤギさんに会いました。

黒いヤギもいるんだなと知った途端に最近よく会います。

土砂降りの雨でも楽しめた遠出でした。

お花を摘んでくるのも忘れません。

最近見つけた黒い小花が『万』単位で咲いている場所も見つけました。雑草だから根っこから摘んできたら家でも増やせたかも?だって、雑草って生きる力がすごく強いんです。

それでは、ポークランチョンミートの「海と空を眺めるダイニング HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」のお食事のご案内です。

朝食の一例です。

夕食の一例です。その日のテーマで何品かお出ししております。

テラスのカウンター席にて夕暮れ時の空を楽しみながらお召し上がりください。空がメインですから、空の状態に合わせてお食事時間、お席は決めさせていただいております。

空が近く感じられるこの場所では、一つとして同じものがない雲も楽しみの一つです。

富士山!!!!!!??????と思ってしまった雲の日もありました。

自然が織りなす豊かな表情を思い切り吸い込んでください。非日常の時間を味わって頂けたらいいな、と思っております。

料理担当は夫です。宿泊者限定・完全予約制・完全お任せメニューです。連泊の方は毎日違うメニューをお出しするようにしています。宿泊予約時にお申し込みください。

ハンモックを新調しました。寝心地が今までの歴代ハンモックの中で一番良いです!!もう、最高~~~~~~~~!!

静佳日記 *************

朝のウオーキング。

少し田舎な道を歩くのが楽しい。

高い建物や山がほぼ無い島では空を自由自在に楽しむことができる。

屋根の上のお月さま。

が、最近は高層建築が大ブーム。大好きだった坂道からの海も消えてしまった。「近代的発展」が自然を壊していくということを生まれて初めて実感している。

それでもまだまだ私が歩くコースではたくさんの自然を味わうことができる。

野花や植物だって盛り沢山。上を見たり、下を見たり・・・欲張りな私は忙しい。

おっと!このおもしろい鳥は何?何?何?朝食の時間のようだった。

生きるパワーに満ち溢れている雑草たち。屋根の上をも占拠。

そして船をも飲み込む。大した奴らだ。

工事中だった宿泊施設が完成していた。

カエルさんがお出迎え。

その少し先にはコンテナの積み木のような宿。中庭付き。すごいものを造っちゃったね。

トゥクトゥクが置いてあった。これ、欲しいなあ。

ほどなくしてPLMとは反対の側から見る伊良部大橋を眺めた。そこからは引き返すのみ。

その日のお土産はこのほおずきのような植物。種は子孫繁栄を願ってしずかだんに埋めました。うまく育つといいな。

本日も晴れました。

いつもの2月らしく風が強い日が多くなってきた宮古島です。

本日は曇り空から始まり、晴れへと変わりました。暖かくなってきました。わたくしめはテラスにてブログを執筆中。目の前に見えるパイナガマの海があまりにも綺麗で思わずビーチの端っこまで行き、撮影してきました。珍しくリアルタイムの写真です。

ついでに撮影した後、宿まで戻る際に何歩で戻れるか数えてみました。(暇人です)66歩でした。この近さがポークランチョンミートの最大の特典ですね。いつも思います。海と空に手が届きそうだなって。

観光の方も減り、島が落ち着いているように感じます。私達もまったりのんびりを楽しんでいます。本来の島時間ですかね。

サトウキビ畑の迷路が新聞に載っていました。

でも、島民限定なのだそうです。なんででしょうね。行ってみたいです。

本日摘んだ野花はピンクの可愛い小花です。

静佳キッチンは冬の方が賑やかです。

「しずかだん」にも新たな花を植えました。

本当に好きなもの達に囲まれて暮らすのはとても幸せです。

それでは、ポークランチョンミートの「海と空を眺めるダイニング HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」のお食事のご案内です。

朝食の一例です。

朝日を背後に風を感じて頂く朝ごはんはとても美味しく感じます。大切な時間です。自然を感じてくださいね。自然を感じるということは、そのリスクも含めてということをお忘れなく・・・。

夕食の一例です。その日のテーマで何品かお出ししております。

夕焼け空は一日の締めくくり。心を落ち着かせる時間です。是非、宿から空を眺めてください。

目の前の桟橋も絶好の夕日ポイントです。夕日が出ない日も、まったりと過ごしたい誰かしらが常にやってきて座っています。この素敵な場所が宿を出てからたった数十秒であなたのものに!!

桟橋からはパイナガマビーチも眺められます。

料理担当は夫です。宿泊者限定・完全予約制・完全お任せメニューです。連泊される方には毎日メニューを変えてお出しするようにしています。宿泊予約時にお申し込みください。

我が家のお昼は天ざる。冷たいお蕎麦も美味しく感じる気候ですから・・・。

静佳日記 *************

昨年からどうしても行ってみたい場所があった。

まだ見ぬ世界。

意を決していよいよその探検の日が来た。先週のお天気に恵まれた風の少ない日。すごく久し振りに来たビーチは、相変らず驚くほどに美しかった。

もう、ここでのんびりするだけでも十分だと思えたが、やはり目的は探検。海へ入ってその場所を目指す。その瞬間、水中カメラを忘れたことに気が付いた。これは大きな失敗。楽しみが半減する。

気を取り直して泳ぎ進むと、数年ぶりに覗いたここの海の中は随分と様変わりをしていた。魚が増えているではないか!!もう夢中になった。

そして、本来の目的の場所へ上陸。

すると、身体がふわふわと揺れてバランスが取れない。まるで月面に降り立ったかのようだった。一緒に上陸した友人に聞くと、彼女も同じ感覚だったようだ。私達は無重力空間を味わっていた。

そして、様々な難関を乗り越え、ようやくその洞窟は現れた。苦労したこともあり、私達は世紀の大発見の如く喜んだ。しかし、そこへ入る勇気がどうしても持てずにいた。入ったはいいけれど出てくることができないように思えたからだ。散々歩き回り、別の入り口を探したが見つからない。その日はそこへ入ることは断念した。それでも、私達は「あるある探検隊!!あるある探検隊!!」と叫びながら月面探索をおおいに楽しんだ。途中で珍しい植物を見つけた私は持って帰りたくなり、後で後悔しないようにとその数がどんどん増えていった。月面を歩いている時には良かったが、帰りは海を泳いでいかなければいけない。海辺で生きているのだから潮には強いはずだが、基本植物は海水に弱いので、念のため海水に浸けずに持ち帰りたいものだ。持参していた網にそれらを 詰め込むと、頭の上に掲げて泳いだ。この格好を体験した人はあまりいないはずだが、かなりキツい。この過酷な泳ぎで腕をプルプル言わせながら軍隊の訓練の映画の主人公になった気になっていた。タラララタラララタララララ~~ン♪そして、ようやくビーチへ辿り着いた時「やったーーーー!!」と気を許した途端に死守してきたそれを海へ落した。台無しだ。

ビーチで待っていた夫は暇つぶしに珊瑚のかけらでオブジェをたくさん作って遊んだ後、

太陽にあたりながら昼寝をかましていた。手足はすでに真っ黒に焼けている。

その後ももう一度海の中を探検してから帰った。

そして、海を渡った植物は今でも静佳キッチンで幅を利かせている。

たまにハート型にしてみたり・・・・

その代償として、私の両腕はしばらくの間筋肉痛で使い物にならなかった。