あまりの暑さに子供用のプールを出したのはつい最近のこと。
ゴールデンウイークに入って地元新聞の天気予報は全て雨。
でも、その新聞を読みながら眺める空は青空でした。
それなのに、ああ、それなのに。
なんでこんなに冷たい雨が降っているの~~~~~~!!
G.Wの観光客は可哀そうです。南の島の5月でこんなに寒いなんて~~~。(私達住民は涼しくて嬉しいけれど・・・)
自分の力でどうにもならないことはきっぱり諦めて逆に楽しんじゃえ!!が私のモットーです。皆さんもそうしてみてはいかがですか?
晴れた日の海も空も、勿論それはそれにこしたことはないけれど、雲も悪者ばかりではありません。
雲を眺めていると楽しいですよ~。
それにどうせ海に入るのなら雨が降っていても同じです。雨の日のシュノーケリングがすっごく楽しいの、知っています?
さて、それではポークランチョンミートの「HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」のお料理のご紹介を少し。今までは普通に宿泊者様の夕食と朝食を作っていましたが、コロナのお陰でこの2年間、料理のレパートリーが増えました。(本当に色々な形で細々と運営してきましたから・・・)
テイクアウトも随分と色々作りました。
今、ランチタイムは鶏白湯宮古そば屋になっているし。笑
料理の可能性を広げてくれたコロナに感謝です。
これからも美味しい料理を研究し続けていきます(うちのシェフさんが・・・)。
皆様、どうぞお楽しみに~~~~。
静佳日記 ************
宮古へ移住してくる人の殆どは、シャカリキになって海へ入るのは最初だけ・・・と聞いている。そのうち「いつでも入れるから」と後回しになるらしい。
私はそんなことはない。だって海が大好きだから。
そう思っていてもやはり8年もの月日は「いつでも入れるから」という怠惰を呼び起こした。忙しさも相まって(そちらの理由の方が大きい)、海に入る回数はめっきり減った。チャンスは幾度となくあったのだが、また今度にしよう、という怠け者の口癖がいつの間にか私の中で根付いてしまった。
そうしたある朝のこと。いつものようにウオーキングに出発するべく外に出た瞬間、海に入りたくなった。理由はよくわからないが、海に入りたくなる空気というものがある。この感覚は久し振りのこと。そうなったらもう、思いのままに行動するしかない。
少し歩いて汗をかいた後にいざドボン。
観光客が海水浴をしていた。いつものことながら、ここでシュノーケリングをするのは私くらい。海に入ると想像以上に水温は高かった。するといきなり目の前を魚の大群。群れに混ぜてもらって戯れた。
なんて楽しいの!!!????
もう、海に入って数秒で忘れかけていた楽しさが蘇った。これよこれ。この感覚は海の中でしか味わえない!
すぐにクマノミちゃんのお家にも挨拶をした。
そして、いつものコースを辿っていき、「ガンダーラ」を目指す。
♪生きることの苦しみさえ消えるという、どこかにあるユートピア。その国の名はガンダーラ♫
小学生(?)の頃に沢山聞いたゴダイゴが歌うこの曲の「愛の国」がパイナガマの中にある。砂漠のような砂地をどこまでも進むと、いきなり目の前に現れるユートピア。珊瑚がまだ生きていて、魚たちが楽しそうにヒラヒラと舞う。その様が私にはガンダーラに思えて仕方がない。だからこの海に入る時はいつもここを目指す。住んでいる魚達は大体知り合い。
ところが久し振りのその日は初めましての魚がいた。どこからやって来たのか、青い身体の転校生。大きな体で悠々と泳いでいた。逆に、一匹だけいた水玉君はいなくなっていた。
暫く見て廻った後、急に思い出してワッカの練習を始める。
久し振りだからうまくいかない。だが、これをやりだすと面白くて時間を忘れてしまう。近くで大きな貝を見つけた。去年から『パイナガマに貝を取り戻そう運動』を私一人で始めたのだが、その時の貝かもしれない。もっともっと増やしたい。
海から顔をあげると、知り合いのダイビング船が2艇ほど出ていった。
最後にコイツに遭遇。
これほどまでに夢のような時間を後回しにしていたなんて・・・。
目の前は海。
初心を引き出してくれてありがとう。