出会い。

お客様同士が自然と仲良くなれるのも民宿の良さではないかと思います。ポークランチョンミートは私達夫婦と仲良くしていただくことが殆どですが、「いつの間に~~~?」という感じでお客様同士、急接近することもあります。2階の共用テラスで景色を見ている間に自然と会話が始まるのでしょうね。宮古の雰囲気はそれがごくごく自然にできます。旅先ということも大きく加味されるのでしょう。

少し前にいらした、一人旅同士のお客様も気が付くと仲良くなっておられました。そこに私達も参加させてもらい、楽しいお喋りが尽きませんでした。人と人との出会いは計ってできるものではありません。

設計士の彼は、随分とポークランチョンミートの建物に興味を持っていただいたようです。「建物好き」という共通点で私とはかなり意気投合したと思います。今は八重山に住んでいる彼女は、海好きという点で意気投合しました。

こんな時間が宿をやっていて一番楽しい時間です。

また、いつか、私達の記憶がなくならないうちに、お待ちしていますね。笑

さて、今年の元旦もお隣りのパイナガマビーチでは「初泳ぎ大会」が開催されました。先頭を切っていたのは海パン一丁の男性。みんなそれに続きます。

毎年、何故かお正月は晴れて暑いです。そういえば今年の冬は一時を除いて暖かいかも?まだ私は半袖しか着ていません。夜にたまにパーカーを羽織るくらいでしょうか。そういえば寝る時も私達はまだタオルケット1枚です!!ちょっと馬鹿なんじゃないの?って言われそうだけれど、寝室は意外と暑いんです。12月に冷房をつける日も結構ありました。南の島なんですね~~~~~。

ウイルスの猛威は数々のイベントを中止に追い込み、暮れのクリスマスイルミネーションも自粛ムードだったようです。私が見たのは交番のイルミネーションだけ。

イベントがないならオリジナルで楽しもう~~~!が私達流。お正月は夫と昼呑みに出かけました。

友人のハンバーガーショップで「つまみに目玉焼きを3っつ!!」とわがままを言う夫。私はハンバーガーを頂きました。ポテトはいいつまみになります。

暗くなる頃にはもう、ベロベロです。

また、義母を連れだす口実でファミレスにも行ってきました。ここでは私一人だけ「昼ビール」。

こんな些細なことも、すっごく贅沢に感じられることが幸せだと思います。

夫はというと、去年に引き続き、料理に明け暮れています。只今ランチにお出ししている鶏白湯は微妙に濃度を変えたり、かえしを変えたり、メンマなどのトッピングも少しづつ作り方を変えてみたり・・。チャーシューは昔から、もう何十年も色々と作ってきましたが、この半年間は特に集中的にのめり込み、様々な試作を繰り返した自信作です。

何かを少し変える度に家族で試食をするのですが、これを続けているうちにもう、毎日食べないと気がすまなくなってくるから不思議です。試食は楽しみの一つです。

辛みそも作りましたので、辛いのがお好きな人はお申し付けください。

製作者本人は「鶏白湯みそ」をとても気に入っているようです。メニューにはまだ載せていないので、「知る人ぞ知る」ということで、このブログを読んだ人は注文してみて下さい。(できない時もあると思いますが・・・)

15歳で「オラ、ラーメン屋になる!!」という夢を胸に、たった一人で島から東京へ向かった彼は、中華屋のでっちの厳しさに一度は心折れ(毎日毎日外で寸胴を洗わされ、東京の寒さに我慢できなかったようです。笑)ましたが、沢山の経験を経て、少しづつ夢も変わっていき、その都度叶えてきました。そして、今、コロナという予期せぬ災いのお陰で、15歳で抱いた淡い夢が叶ったのでは?と、楽しそうに仕込みをする姿を見ていて思います。(まだまだだよ。と彼はいつも言いますが・・)「災い転じて福となす」・・私が大好きな言葉です。

15歳の彼が「ラーメン屋さんになりたかった」のは、それで儲けたかったわけではなく、純粋に沢山の人に「美味しい」と褒めてもらいたかったのだろうと、今、私は確信しています。

この「鶏白湯宮古そば」には、夫の情熱がたくさん詰まっています。どうぞ皆さんも一度召し上がってくださいね。

最後はポークランチョンミートから眺める景色。

長くなってしまったので、『静佳日記』はおやすみしま~~~す。また次回!!

追記********

今は喜んで屋外で寸胴を洗う夫↓↓↓