Daily Archives: 2021年10月17日

チャーリー!!!!

小さい頃から泊まりに来てくれていた「チャーリーちゃん」。

本当の名前ではありませんが、「チャーリーブラウンが大好きな女の子」なので私達は「チャーリーちゃん」と呼んでいます。今回はお母さんのお友達家族と一緒でした。コロナの影響で久し振りになってしまいましたが、急に大きくなったような気がして、ちょっと寂しいような・・・。子供たちの成長が見れるのも、宿のお陰です。1年に一度って、成長が明確にわかりますもんね!!

彼女たちが大人になる頃まで宿を続けていたいです。そして、「ただいま~~」って帰ってきて欲しいなぁ。

さて、静佳の花壇「しずかだん」。今年は台風の影響もさほど受けず、元気過ぎるくらいに育っています。その中で、長い茎に小さくてかわいい紫の花を咲かす植物がいます。もともとの母体は空き地から摘んできたもの。そこから株分けを繰り返し、今ではその子供たちがわんさかと増えています。まるで人間と一緒ですね。空き地に生えていた母体はさながら『ひいおばぁ』。孫やひ孫が成長していってさぞかし幸せでしょう。その紫の花は朝に咲きます。一つの茎に一つだけ。そして、日が暮れる頃には全員いなくなります。しかも花びらが落ちているのを見たことがありません。これを目の前で観察しながら夫と朝食を頂くのですが、毎朝二人で論議が広がります。夫は言います。「きっと花は茎の中に入っちゃうんだよ。そしてまた朝になると出てくるんだ。」

突拍子もない発想に「え~~そうなのかな~~?」と半信半疑の私は、なぜなに?の探求心が強すぎるあまり、ある実験を試みました。長い茎の、花が咲いているところに紐を縛って印をつけます。翌朝、同じところに花が咲いていたら夫の仮説が正解。

翌朝は見事に同じところに咲き、更にその翌日も、また翌日も・・・。「やっぱりそうだったんだ!!」と、朝食の度に納得していた私達。ところが・・・どんどん成長していくその花は、いつの間にか収拾がつかないくらい大きく育ちました。

そうなるともう辺りは散った花びらでいっぱい。花は散るんだということが判明しました。(当たり前だろっ)でも、花が茎の中に入るのかどうかの答えはわからぬまま。まあ、毎朝、食事の時にワクワクできたからそれはそれでよし!!

最後は宿からの眺めです。

静佳日記 *****************

一度入って「何もないな、つまらない」と思った海へはその後行くことがあまりない。その海もその中の一つだった。もう何年も前に泳いだっきり。でも最近は宮古の海の奥深さがわかってきた。一度だけではわからないということが多々ある。そこで、その日は忘れ去られていたその海を選んだ。

陸から眺める海の青さは宮古中さほど変わらない。

肝心なのは海の中。これを覗かぬしては語れない。さあ、いざ出陣。

やっぱり何もいない。

そう思いながらもグングン進む。初めの頃はここで諦めるのが常だったが、今の私は違う。どこまでもどこまでも諦めない。

するとどうだろう。チラホラと珊瑚が見えだした。それに伴って魚たちも。

クマノミちゃんはやっぱりお家に隠れているけれど、カメラを向けるとすぐに出てきて威嚇する。

海底のこういう穴は興味をそそられる。

あ、やっぱり!!貝が隠れている!!

そこから先はもう、貝だらけ、まるでシェルミュージアムのようだった。

お、お、面白い。楽しい。やっぱり諦めないで良かった。

泳ぎ疲れて砂浜へ上がると、出発地点は遥かかなた。ビーチを散策しながら戻る。

偶然できた(?)ハンモックや、

水の流れが川を作っている所。

川の水は砂をどかしながら海へと流れる。

ふと見ると、ビーチへの別の入り口があった。次はここから来よう。

たった2時間泳いでも、まだここの海を知ったことにはならない。あと何回来ればわかるのだろう。きっと何回来ても極めることはできない。

宮古の他の海と同様、無人島に来たのだと錯覚してしまうこの素晴らしい景色を眺めながら、次回の探検に思いを寄せた。