穏やかな日々。
宮古の男性は韓国のように年功序列の考えが強いです。一つでも年上だと「先輩」。一つでも年下だと「後輩」。だから先輩を「お前」なんて呼んだらいけません。酔っ払った勢いでつい言ってしまったらもう大変!!うちの旦那様もそのセリフをうっかり口に出し、酒の席で先輩に殴られたこともあります。もう、50をとうに過ぎているというのに・・・。
先日の新聞紙面上での大々的なニュースもそれでした。タイトルは、
市長を「お前」呼ばわり
朝ごはんを食べながらその記事を読んで、夫と二人で大笑いしてしまいました。
「きっと、市長の方が年上だったんだね」
と、顔を見合わせて同時に言いました。
そしてまたある日には、こんな記事も。
うなぎ2パック盗んだ男を空港で逮捕。
やっぱり、宮古は平和です。
さて、お客さんがいないことをいいことに、我が家ではキャンプ気分を満喫しています。もともとアウトドアが大好きな私達夫婦。
「毎日がキャンプ気分!!!」
をテーマにこの家を建てたくらいです。日々の食事は外(テラス)で!!と住む前から決めていました。それはもう7年間続いています。夫の得意な焼き鳥がいまのところ私の一番お気に入りのBBQです。ちびちび焼きながら、ちびちび酒を呑む。なんて幸せな時間なのでしょう~~。一番の幸せは景色が最高!!なこと。キャンプ気分が盛り上がります。沈む夕日を眺め、その後の朱く染まる空。やがて月の光が海の上をキラキラと輝かせます。夢に描いた生活がここにあります。
こんな素敵な時間を是非皆様にも・・・・と思い、繁忙期以外でお得意様限定の企画をしたいと思っていま~~す!!そのうちねっ。
それでは、ポークランチョンミートのお食事のご案内です。
夕食のお時間はサンセットタイムに合わせて設定しております。テラス席からの眺めは夏が一番最高です。この時期は宿の真正面に夕日が沈むからです。あと少しで沖縄県の緊急事態宣言も解かれます。ワクチン接種も宮古は順調に進んでいるようです。夏にはこの夕日を眺めながらのお食事・・・・是非、検討してみて下さいね~~~。
お天気に恵まれない日は半屋内のお席もございます。(コロナが落ち着くまでは、感染防止対策用のお席つくりになります。ご協力ください)
朝食用の自家製パンも好評を頂いております。毎日毎日毎日、コツコツとつくり続けて研究してきた夫の自信作です。「好きこそものの上手なれ」「ローマは一日にして成らず」「継続は力なり」・・・いつも口に出している、沢山の好きな言葉があります。努力をすることが美徳と教え込まれた昭和育ちの古い人間ですから。今の若い人には理解できないかもしれませんが、努力した結果が出た時の達成感は何事にも代えがたい喜びです。スポーツ選手のそれと似たところがあるかもしれませんね。
ポークランチョンミートの醍醐味、「海と空」を眺めながらのお食事を是非ご堪能下さいませ。
静佳日記 ******************
夏の夜、夕闇とともに芳香を放ちながら白やピンクの花を咲かせる「サガリバナ」。その姿は清廉で神秘的。夜明けには惜しげもなく花びらを散らせ、辺り一面を花びらの絨毯にする。奄美大島以南の琉球列島に分布。
そんな貴重な花を私は今まで一度もこの目で見たことがなかった。夏の繁忙期に夜、出かけるなど到底無理だと諦めていた。だが、今年はコロナのお陰で行けるぞ!!
7月4日までライトアップされていると聞き、友人を誘って、いそいそと出かけた。真っ暗な道をGoogleさんだけを頼りに進むと、宿からものの10分ほどで到着。冬の昼間に行ったことがあるのだが、まるで別の異空間だった。地元や観光客で賑わい、さながら桜のお花見のよう。
蚊に刺されたくなかったので、皮膚という皮膚を覆い隠し、顔にはマスク。どうしたって汗まみれだけれど、そんなことは気にならないくらい美しい光景が待っていた。白やピンクの花弁はまるで熟練の職人技で作り上げたかのように繊細で芸術品のように見る人を魅了する。
藤棚のように垂れ下がった花々が群れているところもあった。
もともとは自生しているそうなのだが、人の手により植えられたものもある。
ミヤコヒキガエルやヒメアマガエル等が多く生息し、大合唱だった。
「カエルの歌が~~聞こえてくるよ~~♪」
途中で男性が詳しい説明をしてくれたので、花のあとに出来る「実」があることも知った。
しばし男性からレクチャーを受け、撮影用に照明まで照らしてもらい(あの人は誰だったのだろう?)、より一層楽しい時間となった。
それでも、やはり私が一番笑顔になったのは、虫に食われるだけ食われ尽くしてガイコツになっちゃった、大きな大きな葉っぱを見つけた時だった。