Daily Archives: 2021年6月25日

雨もまた楽し。

市場へ行った時のことです。

掘り出し物が多いので、私はここでよく植物を買うのですが、その日は面白いPOPを見つけてしまいました。

金額ではない、なにやら説明文が・・・・。よく見てみると、

「私はこの鉢の中で25年生きております。」・・・それだけでも魅力的なメッセージなのに、

最後に「ウフッ♡」と書いてあるんです!もう笑っちゃって笑っちゃって・・・お茶目なおばぁを想像してみて楽しくなっちゃいました。

そして、気になっていた新しく出来たお店へ。ちょうどアクセサリーのガラス細工体験をやっていたところで、見学させてもらえました。

それでは、ポークランチョンミートのお任せ料理のご紹介です。

夕日が落ちる時間帯から夕食はスタートします。コロナの影響で色々と規制がある時もありますが、普段は最もいい時間帯を選んで夕食の時間を決めさせていただいております。写真のような空を眺めながら、テラス席でゆっくりとお召し上がりください。

目の前の桟橋では、釣りを楽しむ人々ものんびりと過ごしています。大好きな光景。この光景を眺めるのも好きですが、自分もここにいる時もあります。もう、申し分のない最高の場所です。本を持参してずーーーといられます。

自家製の手作りパンも好評を頂いております。

料理で使った鶏のレバーが余ったからと、うちのシェフさんがレバー串を焼いてくれました。久し振りで美味しかった~~~~~!!!永年、焼き鳥を焼いてきた彼の串は家族のお気に入りでもあります。

静佳日記 ***************

ふと気が付いたことがある。

宮古で毎年恒例の「仕舞わない」が今年は「仕舞われている」

クリスマスやお正月の飾りを筆頭に、一度出したらずーーーーーーーーっと仕舞われないものの一つに『鯉のぼり』があるのだが、今年はもうどこでも見ない。あの賑やかだった鯉のぼりたち。いつもなら今の時期でも眺められるのに何故?これもコロナの影響で時間が沢山あるから仕舞う手が回ってしまったからなのだろうか?まあ、本当はこれが普通なのだろうが、何か拍子抜けしてしまう。

そう思いながらの朝のウオーキング。前日に新聞の紙面で見つけた記事が気になっていた。夜中にしか咲かないサボテンの花が朝の6時まで見られた!というのだ。

何にでも興味を示す、「見たがり」な私は、翌朝の目覚ましを5時過ぎに設定した。気持ちが入っていたせいか、その日の朝は目覚ましよりも早く目覚めた。

よし!!

気合を入れて歩き出したが、雨が降り出す。同時に朝日(※当時の日の出5:50)も拝もうと欲張っていたのだがこれは断念。新聞に載っていた場所は「下里北交差点」。こんなアバウトで見つけられると思うのが宮古のいいところ。

が、その日はそれほど甘くなかったようだ。

交差点の廻りをウロウロしたがそれらしい花は一向に見つからない。

あれ?このつぼみ?

いや、このしおれた花だったのか?

このサボテンかもしれない。

関係ないけど、この砂山は何のためだ?

そんなこんなでとうとうその日の「咲いている花」は見つけることはできず。

だが、キョロキョロとしていたお陰で、こんな花に出会えた。

随分と大きな花だなぁ、と思って近づくと、それは葉だった。島では魚だけでなく葉っぱもカラフル。

まるで作りもののような花。

そして、名付けて「垂れ下がりのカーネーション」。何故か全て下を向いて咲いていた花。

そして、工事中のロープの電飾が綺麗だった。ピカピカとピンクに点滅。まるで花道のよう。

雨に少し濡れたこともあり、家に着いたらそのまま海へ飛び込もう!!と決めていた。こんなに早い時間に泳ぐのは久し振りだからワクワクする。

早速海へ飛び込んだ。昨日もその前もその前もずーーーーーーーーっと泳いでいたけれど、これほど透明度が高くなかった。朝早い方が海は透き通るのか?

ウオーキングでどっさりかいた汗が一瞬で流れ、クールダウンには最高だった。実は先日、この海で水中カメラを水没させたばかり。カメラのないシュノーケリングはつまらない。そう決めつけて暫く海に入らずにいたのだが、とんでもない思い込みだったと思う。ならば違う楽しみを作ればいいだけの話。簡単だ。カメラを持たない間、私は人魚の泳ぎを練習した。正確にはドルフィンキックというのだろうか、その「人魚の泳ぎ」は水中でしかできない。両足をくっつけて同時に上下に大きく振る。私には高度過ぎると思っていたが、実際にやってみるといとも簡単で、しかも早いこと早いこと!!あっという間に前に進む。まるで本当に人魚になった気分で水中深くを巡っていく。

なんて楽しんだろう。

ふと水面に顔を向けると、再び降り出した雨が水面を攻撃していた。海面のヴェールを下から覗くと、打ち付ける雨の雫がキラキラと輝いてまるで宝石のよう。雲に隠れた太陽の光がないはずなのに何故?そのキラキラを眺めながら暫く泳いだ。自然は時々とんでもないご褒美をくれたりする。

その日はいつもより少し長く泳いだ。