Daily Archives: 2020年12月14日

弾丸旅行?

私が知っている限り、今までで最短のお客様。

学生時代に泊まりに来てくれた通称「びびり君」またの名を「甘えん坊君」。彼のあだ名は沢山あります。何故か若いのにドラマ「ビーチボーイズ」の大ファンで、ポークランチョンミートをそのドラマの舞台と重ね合わせてしまったことがきっかけで来てくれました。その日から私達は「反町隆史」と「広末涼子」です。(無理はないですよ~)

まあ、こんな私達を宮古のお父さんお母さんと慕ってくれる彼ですが、今回は宮古空港へ到着と同時に体調が悪くなり、すぐに数時間後の帰りの便をとったらしんです。連絡をもらった時、私は病院で長い時間の検査の最中だったため(※コロナではありません。持病です)すぐには空港へ駆けつけられず・・・。

空港へ彼の顔を見に行った時には、あまり元気のない様子。

宮古へ来てたくさん心の栄養補給をするはずだったのに、空港で私達と束の間のお喋りをするだけでトンボ帰りの「びびり君」。コロナで落ち込んだ航空会社の支援をするために来たようなもんです。(ま、少しはお役に立ったね!)

お喋りしているうちに、だんだん元気になってきたからもう大丈夫!!

きっと、今頃はしっかりと働いていることと思います。

また、次回来るときはもう少し長く宮古に滞在してくださいね~~。たっくさんお喋りもしましょうね~~。いつでも両手を広げて待っています!!

さて、最近、車の運転中に夫が言ったことがあります。

「宮古の家ってみんな屋根の鉄筋が出っぱなしだよね」

それは子供の頃から変わらないとのこと。今の家は別ですが、昔ながらの家はみんなそう。と言います。それは何故なのか?気になりだしたら止まりません。増築予定があったのか、はたまた、切るのを横着したのか。

こんな感じです。

これも宮古の摩訶不思議の一つ。レンタカーを走らせている時に皆さんも意識して見てみて下さいね。きっと沢山見つかるハズ~~!!

そして、ついでにミッキーの隠れキャラも見つけてください!!わかるかな?

それでは、ポークランチョンミートのメニューの一部のご紹介です。

朝食の一例です。

メニューは全てお任せになります。

我が家では久し振りの「石焼ナポリタン」を夫が作ってくれました。東京で営んでいた居酒屋のメニューの一つでした。懐かしい~~し、全く味も変わっていませんでした。大好きなメニューの一つだったので、よく、まかないでも作ってもらっていたものです。

静佳日記 ************

昨日の海への「のんびりお弁当ツアー」から帰り、テラスのハンモックでリラックス・・・は最高だった。が、しかし、この「神様からのプレゼント」は実はこれだけで終りではなかった。

夕方、パソコンに向かってブログを書いている時のことだった。ふと目の前の桟橋に目をやると、空が淡い桜色に染まり始めていた。

すぐに視線を横にずらす。左側はビーチだ。

そのビーチの上は橙色に染まり、まん丸い夕日が「今頃気が付いたのね」と言わんばかりにこちらを見ていた。

彼女の誘いに吸い込まれるように、カメラを手にした私はテラスへと出る。素晴らしい空だった。すぐそこの海への階段のてっぺんで円陣を組んでいる若者達がのんびりとおしゃべりを楽しんでいた。

数分ごとに移り変わる空を席に戻って見守ることにした。

夕陽はあっという間に沈み、見えなくなった。夕日を眺めに来る人々はいつもこの段階で皆いなくなる。だが、私は知っている。ここから先が本番だということを。夕日が沈むのは見えなくなっただけでまだ存在している。決していなくなったわけではない。このあとの「燃焼」は時に驚くほど美しい。

そして、面白いことにその燃えるようなオレンジ色は時間が経つにつれてドンドン深みを増し、幾重にも折り重なる色彩を生み出してゆく。

朝に始まり、最後までいい空だったな。

そう思って部屋に入り、夕食を済ませた。二日酔いの日はちょうど良い休肝日になる。家族で映画鑑賞をしていると、何やらドーーーンドーーーンドーーーン!!と大きな音が聞こえてきた。

「何?何?誰かが攻めてきた?」

映画の世界に浸っていた私はかなり非現実的な発想で外へ飛び出した。夫もあとから続く。テラスに出た私達は目を見張った。ある意味、非現実的な空を見て。

大きな音は攻めてきた敵の攻撃音ではなく、夜空を彩る大きな花火のそれだった。いい意味で不意を突かれ、「おおおおお~~~~」という掛け声が花火が上がる度に自然と口からこぼれる。

花火が上がっているのはすぐに近くだった。道路の向こう側の、うちからほんの数メートル先のアパートの屋上から上がっているようにさえ見えた。

「カママ嶺公園だ!!」

夫が叫んだ。

「昔はあそこから花火を上げていたんだよ!!」

懐かしそうに遠くを見ながら続けた。カママ嶺公園は歩いて10分ほどの高台の公園。すぐ近くに感じられるのも当然だ。暫くの間、夜空に咲く大輪の花に見とれた。

ひときわ大きな花を咲かせ、その不意打ちは終わった。

コロナ対策として人が集まらないようにするために、シークレットで準備を進めていた花火だと思われた。

夫が言った通り、本当にこの日は最後まで「神様からのプレゼント」が盛沢山だった。