どこを歩いても花盛りの宮古島。街が花屋さんのようです。
私はと言えば、ドライフラワーに最近、ハマっています。去年もだったけれど、今年はもっとかな?
楽しいことが次から次へと湧いてきて、頭の中は落ち着きません。
食べることも大好きなので、たまには外食。宮古に来て初めてレバーを食べたかしら?BBQ仲間の焼き鳥屋さんへ・・・。
義姉と超仲がいい後輩のお店にもランチを食べに・・。
家では夫の作る試作品の試食でお腹がいっぱいになります。
この食パンはピザトーストにすると物凄く美味しい!!
これはなんていう料理だったかなぁ?白身の魚がいい感じだった。そうだ!!スペインのバルを見て、これが食べたい!!と夫にリクエストしたものだった。
トウモロコシのムースの一番初めの試作品。まだ全然イケてない。
鶏じゃなく、タコを串にさしてみたら?
たまにはこんなお茶目も作ります。パンにソーセージを突っ込んでみよう!!
こうして、毎日試行錯誤を繰り返すことができるのも、仕事が暇だからこそ。日々の仕込みに追われている時にはそんな余裕な時間がなかなか作れません。今年は多くの方同様、経済的には散々だったけれど、失う神あれば、拾う神あり??今のうちにいっぱい新メニューを開発してね!!大黒柱さん!!
それでは、ポークランチョンミートの「HELL’S KICHEN(ヘルズキッチン)」のお料理の一例です。宿泊の方の朝食から・・・
朝食の時間に可愛い光景を見つけました。
これぞまさに「おし鳥夫婦」?
宿の廻りの景色と共にお召し上がりください。
静佳日記 *********
義姉は植物が大好き。
好きが高じて「薬草ツアー」なるものをはじめた。あの、芸能人に人気の「家政婦のしまさん」も先日ツアーに参加したそうな。彼女の本は一度だけ読んだことがある。
そんな義姉からある日お誘いがあった。お友達の石鹸つくりのショップの人とタッグを組んだツアーを企画したから参加しないかと。
当日はお天気にも恵まれ、絶好のドライブ日和。義姉のショップまで歩いて行って集合だった。まずはそれぞれに薬草の宮古方言でのあだ名をつけられ、今日一日はそのあだ名で呼び合うようにと指示された。私の名前は『んんぎぬぱー』芋の葉っぱのこと。宮古の方言は「ん」から始まる言葉が多い。そして、発音がひらがなに書けない。実際、『んんぎぬぱー』も「そうじゃあないよ」と言われそうだ。義姉は『アカバナ~先生』。大きな車に乗り込んで他の参加者の人たちと自己紹介を始める。
すると、一人は私の知り合いとお友達だという旅行者(あだ名はトゥスピャー)、もう一人は最近新聞に載っていて気になっていた宮古初の「結婚相談所」のオーナー(んぎゃな)、もう一人はなんとすぐ近所に最近越してきた奥さん(ザウカニ)だった。これでもかの偶然に興奮し、さらにその興奮に拍車をかけたのは、私の自己紹介を聞いてぽつりと言った隣に座った女性(ヤツーサー)の一言だった。
「え?ポークランチョンミート?私、泊ったことあります~」
そういえば、その話し方に聞き覚えがある。顔と名前を覚えるのが苦手な私は、人の話し方と声の記憶力には長けている。彼女自身も私を見て何となくしかわからなかったようだ。お互い、あああ~~そういえば・・・と顔を見合わせた。
なんとも宮古らしい偶然から始まった薬草ツアーは、石鹸つくりのショップの人の忘れ物を取りに彼女の家へと向かうところから始まった。これもまた宮古らしい。彼女のあだ名は何故か薬草の名前ではなく『やりずんぴーたい』。「ボロボロの服を着た兵隊さん」という意味だ。アカバナー先生が子供の頃に近所に住んでいた人のことで、理由は忘れたが彼女を見て思い出したらしい。・・何故?
さて、そんな感じでゆる~く始まったツアー。アカバナ~先生の思い付きで島中をグルグルと廻った。薬草の説明を聞き、時には採取し、時にはそのまま食べた。
お昼ごはんはアカバナー先生の手作り弁当。勿論、薬草が入っている。
予定時間をオーバーして、最後に絶滅危惧の「山椒」の樹を見に行こうということになった。探しに探し、やっと見つけて鑑賞していると、軽トラを近くに停めたおじさんが近寄ってきて何やら先生に話しかけている。その表情から、先生が怒られているものだと誰しもが思ったが、実際は彼はこう言ったそうだ。「これは俺の樹だから採ってもいいよ~」(※方言を本訳した文章)往々にして、宮古の男の顔はそのワイルドさから怒っているように見える時がある。でも、中身はとても優しい。
かなり、濃厚なツアーだった。沢山勉強し過ぎて、一回では覚えきれなかった。
静佳の花壇「しずかだん」には、確実に葉っぱが増えた。
その後は、ソープ作り。市内にある『やりずんぴーたい』のショップにて講習を受けながら作る。自然の香りが豊かな場所で、薬草のジュースを飲みながら楽しむ。
産まれて初めての石鹸つくり。デリケートゾーンから、髪、顔、全てに使える天然素材の肌に優しい石鹸が出来上がるそう。正直に言うとあまり興味はなかったのだが、やってみると意外にも面白く、そして何より本当に肌によさそうだ。使用できるまで一ヶ月待って下さいと言われたのでまだ未使用だが、家に帰って切り分ける時に手に着いた石鹸を洗い流した時の感触に驚いた。凄くしっとりしていてなめらか~~~!!『やつーさー』さんは、この石鹸にハマって、宮古に来る度にこの石鹸つくりに参加しているそう。
私も早くこの石鹸を使いたい。
笑いっぱなし、驚きっぱなしの、楽しいツアーだった。アカバナー先生、誘ってくれてありがとう。
※※ アカバナー先生のインスタグラムは minato_shokudou ※※