宮古は夏になっちゃった。

ある日、買い物に行くとこんな缶詰に出会いました。

「てんぷら缶」??どんな缶詰なのだろう。

缶の絵を見ても、成分表示を見ても全容は明らかになりません。

不思議な缶詰に出会いました。怖すぎて食べる勇気が出ませんでした。どなたか勇気のある方は是非。

宮古ではこんな不思議体験はよくあることです。先日の十六日祭(あの世のお正月です)にて義母の家で見たお供え物。

「お供えセット」と書かれているまでは普通ですが、( )の中には(魚てんぷら)と書かれています。

中身は盛り合わせなのですが、あくまでも(魚てんぷら)。

そして、買い物中の駐車場ではよく落とし物を発見します。

靴下をこのタイミングで脱いだのは何故?

軽トラの荷台にはいつでも釣りができるようにと釣竿が・・・・

それでは、ポークランチョンミートの「海と空を眺めるダイニング HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」のお食事のご案内です。

朝食の一例です。

夕食の一例です。その日のテーマで何品かお出ししております。

陽が落ちていく様を眺めてからお召し上がりください。

モクマオウの実が可愛く枯れていたのでとってきて飾りました。

同系色で揃えて・・・。

静佳日記 ************

ある日、夫が急に言い出した。

「今年から海に入ることにする」

島育ちの彼は他の多くの宮古人と同じく海に入らない。子供の頃に海で遊びすぎたからなのだろうか。理由は定かではない。そんな彼が何故そう思い始めたのか。当然の疑問をぶつけてみると、こんな答えが返ってきた。

「テレビで出川とかいろんな芸能人が宮古に来てシュノーケリングなんかをしているだろ。それを見ているうちに、こんなに素晴らしい海が近くにあるのに入らないのは勿体ないな・・・って思ったんだ」

君もメディアに騙される口か・・・・いやいや騙してはいない。本当に素晴らしい海だ。がしかし、納得がいかない。私があれだけ宮古の海のすばらしさを伝えてきたハズなのに、私の説得力は皆無だったのか・・・。

そんな細かいことはどうでもいいが、とにかく彼は改心したのだ。その勢いでドンドン進もう!!と思ったが「泳ぐのはもっと暑くなってから」というので、SUPからスタートした。そんな訳で宮古で初(彼は)のSUPをした日、カボチャプリンを作ってきてくれた友人にその話をすると、「私も行く!!」というので翌日すぐに誘った。

まさに快晴のSUP日和。まずは偶然飛び立とうとしている飛行機を観光客の夫婦とおしゃべりしながら見送った。

そして、持参したお弁当とシュノーケリングのセットを積んで海へと漕ぎ出す。

まるで行商のおばさん。

あっという間に目的地のビーチへ到着し、すぐにランチタイム。夫が作ってくれたお弁当は豪華なものだった。

ゆっくりと時間をかけ、まばゆい海を堪能しながら頂く。お腹がいっぱいになった友人はSUPに乗せてきた子供と一緒にアスファルト(道路)の岩盤浴を満喫していた。「あったか~~~~い」

それから、少し海に入ることにする。

すると、大泣きを始める彼女の子供。上陸する際の「波」が怖かったらしく、その余韻が消えていなかったのだ。

素知らぬ顔で浮かぶ私。

だって、気持ちがいいんだもの。

一度泣き出したらもう止まらないのが子供の特徴。それなのに更にSUPに乗せて泣かせる母。

彼女とはウマが合う。私達も子供が泣くと大笑いしてしまう。だって可愛いんだもん。子供の時におおいに泣かせないと感情が豊かに育たない。と私は思う。

砂浜ではマイケル ジャクツグが斜めに立っていた。

それでも泣き止まない子のために砂で特製風呂を制作。

これが彼女のハートを見事にキャッチし、楽しくてしょうがなくなったようだ。世界一贅沢なお砂場。

もう、大丈夫。海は怖くないよ。

こんなに美しい海ですぐに遊べるのは島で暮らす最大の特権。

それにしても、気が付いているだろうか。友人は水着のみで泳いでいた。私も夫もTシャツ1枚。今年の2月は暖かい。というより「暑かった」。後で気温を調べてみたらなんと27度。あなどって日焼け止めを塗らずにいた私は首が火傷し、まっかっか。顔はサングラスの跡がパンダのようだ。

声を大にして言いたい。

宮古の日差し、なめたらあかんぜよ。