世界中、みんな地球人

今まで、ポークランチョンミートはあまり外国のお客様の御予約を受けておりませんでした。何故って??理由はただ一つ。私は日本語しか喋れず、夫は日本語と、宮古ふつ(宮古の言葉)と、うちなーぐち(沖縄の言葉)の3か国語のみ。

よって会話が成り立たないからです。(日本語を喋れる方は泊ったこともありますが)が、しかし!!今の時代はすごいですね。翻訳のアプリってもんがリンゴの小さな機械の中に入っている。今回、香港からのお客様をお迎えして、私の恐ろしく片言な英語と、このリンゴの機械の中の翻訳を駆使して、意思の疎通ができました。「人と人との間に言語はあまり大きな壁ではない」ということを改めて実感致しました。ファミリーのお父さんが言った一言、「コミュニケーション」とはこういうことなんでしょうね。いいご家族でした。

チェックアウトの朝は私の病気の定期健診のため、「明日はさよならを言えないの。ごめんなさい」と前夜に伝えると、「体は大事にしてね。今日は早く寝てください」と優しい言葉をかけてくれました。そして、「香港に遊びに来たら絶対連絡を下さい」と。彼らが帰った後に見送った夫から聞いたのは「俺のことをハンサムだってみんなが言ってた!!」だそうです。照れながらも嬉しそうに報告する夫を見て、褒めることも大事なコミニケーションなんだなと笑っちゃいました。みんなで撮ろう!!と言い出して下さった、私も入りたかった最後の記念写真。

心が通いあった嬉しい出会いでした。ありがとうございます。

さて、いつもポークランチョンミートに飾ってあるのは摘んでくる野花達。お花屋さんでは誰かにプレゼントする時にしかお花は買いません。先日、はじめてお花屋さんで一輪、買い求めました。(お花ではなかったけれど)それで色々と廻ってみて思ったんです。宮古の花屋さんは絶対的に花の種類が少ない!!と。離島だからあまり入ってこないのかしら?

やはり野花が楽しいです。見つける楽しさもそれを後押ししてくれるからでしょうか。いつもよく摘むのはこのお花。気に入っているのもありますが、そこら中どこでも咲いているから。

それでは、ポークランチョンミートの「海と空を眺めるダイニング HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」のお食事のご案内です。

朝食の一例です。

夕食の一例です。その日のテーマで何品かお出ししています。

宿の周りに広がる空と優しい海風が自慢です。テラスのカウンター席にてどうぞ。

冬は強風の日も多く、その場合は半屋内にてお召し上がりいただきます。

料理担当は夫です。宿泊者限定・完全予約制・完全お任せメニューです。連泊される方は毎日メニューを変えております。宿泊予約時にお申し込みください。

先日、買い物をしている時にやけに多かった手巻き寿司のネタをみて、節分を思い出し、急遽我が家でも手巻き寿司を食べました。大事に冷凍していた北海道からのイクラの出番です。最近気に入っている兵庫の日本酒、「ひやしぼり」と共に。

九州は佐賀からの贈り物「レンコン」も大好きなはさみ揚げにして美味しく頂きました。

美味しいものを食べるって・・・・本当に幸せを感じます。でも、健康に関してはまだまだ意識を忘れません。塩分は控えめに~~!!塩分半分の塩(なんのこっちゃ)を使用しています。高気圧はビーナスたちの交差点♪と歌う桑田さんを天才とあがめていますが、私は思います。高血圧は三途の川の交差点だと。

静佳日記 ***********

宮古の十六日祭ももうすぐ。毎年お墓の掃除が気になる宮古のおばあ「ひでちゃん」を安心させるため、今年もお墓掃除請け負い隊が出動した。

お墓掃除と言っても、大半は草むしり&樹の伐採作業。今年は義姉のみゆきさんと息子も参加。総勢4人での作業になるので手早く終わるかと思いきや、昨年から義姉がところどころに植え始めた「ハーブ」達を避けなければならないため、なかなかはかどらない。「お前が余計なことをするからよ~」と夫。そんなことをよそに独り言を言い続ける義姉。そうだった!!思い出した!!彼女は作業中にずっとしゃべり続ける人だったんだ!!本人は話しかけているつもりなのだが誰も返事をしないので独り言になる。それでもしゃべり続けるみゆきワールドがさく裂していた。

パパイヤの花が咲き、

水疱瘡のようなしずく模様が付いた葉っぱが面白かった。

義姉が植えたハーブを「しずかだん」にデコレーションして遊ぶ。石を運んでいって良かった。

最初のうちは持参したスピーカーから流れるノリのいい音楽に合わせて踊ってみたりもするくらい陽気だった私も、終盤にカマで手を切ってからズンっと沈んでしまった。私は意外と怪我には弱かったのだと自覚した。

「もう、これくらいにしよう!!」夫の鶴の一声で一気に全員のお腹がすいた。夫が代表して近くのスーパーにお弁当を買いに行き、道路に座り込んで皆でお弁当を囲む。

「もうお弁当が無くて総菜だけだったんだ」夫がそういって並べたおかずの中で、「盛り合わせ」を発見。盛り合わせという概念を覆される「盛り合わせ」。

その「盛り合わせ」はナポリタンの上にサバの塩焼きがのっていた。そして玉子焼きの端っこが二切れ。

これはよく「余りものの寄せ集め」とも言われる。

この食事会にて墓掃除は完了。お墓は田舎の方なので、帰り道に少し探検をした。

入り口に大きなカエルが鎮座する遊歩道なようなもの。

看板を読んでみるとどうやら農作物のために造られた用水路のようだった。それにしてもカエルの石像って・・・。宮古は生き物の石像や滑り台がどこもかしこにも溢れている。

用水路の中にまで

お~~~~っと。カメもいた。

用水は干からびて影も形もなかったが。

遊歩道は気持ちよさそうだった。先がどうなっているのか気になるのは私の治らない癖。

植物も丁寧に植えられていた。

だが、車に家族を待たせていたので途中で断念。最後までは進めなかった。

更に見つけたコンテナの2階屋はアパートなのか、宿泊所なのか・・・・こういうのが一気に増えた気がする。

ひでちゃんに終了の報告をして任務は終了。

この翌日は、毎年恒例の筋肉痛と得体の知れない虫刺されのかゆみに悩まされたことは言うまでもない。