Daily Archives: 2019年5月18日

静佳ビーチ。

仕事ではなく、こんなに頻繁に宮古へやってくる人が他にいるのだろうか。

いや、きっといないだろうな。というくらい宮古に来る人がいます。

「ポークランチョンミートには呑みに来ているんです」と断言するくらい、他に何もしない。そんな彼が最近、シュノーケリングに出掛けるようになりました。

美しさ鉄板の海で感動する彼。でもある日「今日はここで泳ぎます」と宿の隣のパイナガマビーチへ・・・・。すると、それはそれは楽しかったと子供のように目を輝かせて帰ってきました。こんなにここの楽しさを語ったのは記憶の限り二人目です。私はここへ住み始めた5年前、この海が楽しすぎて1年に200日以上はここの海に入っていました。ところが、慣れというものは怖いです。段々と「いつでも入れる」に変わってきてしまったように思います。彼の「楽しかった」がそんな私の背中を押してくれました。

久し振りにパイナガマビーチでシュノーケリング。まだ、どこに何があるのか何となく覚えていましたが、その日は干潮でかなり沖まで行っていたのでしょう。突然現れたお花畑に、水族館のように泳ぎ回る沢山の魚達。私の好きな珊瑚のシュークリーム畑のイエローほどではないですが、ちょっとくすんだクリーム色の珊瑚のお花畑は、感動そのものでしありませんでした。まだまだ、ここは探険の価値があったんですね~~。もう夢中になって泳ぎ回りました。明日にも楽しみをとっておこうと言い聞かせながら、「もっと!もっと!」と探険が止まりません。クマノミのお家は14個も見つけました。島中廻ったどこのポイントでもこんなに沢山見つけたことがありません。

彼が伝えてくれた「楽しさ」のお陰で、私は再びこのビーチにハマってしまいました。静佳ビーチの復活です!!

また、帰ってきたらここで泳いでください。

警察官にケンカを売ってはいけません。l

静佳日記 ********

朝のウオーキング。健康の為と、心の洗浄、そして何より一番の理由は「楽しい」から。

朝焼けの空は様々。これだけで一生分の本が作れそうなほどだ。しかも永遠に。

昼間の公園は楽しいが、朝の公園はいつも何だか怖い。この滑り台を滑り降りたら、別の世界へとワープしたりして・・・。

早朝に見る街並みと、昼間や夜のそれが全く違うのはお店が開いているか開いていないかが大きく影響している。あまり看板が意味をなさない宮古では(個人的感想)、お店が開いて初めてそのお店の存在を知るところが多い。逆に言えば看板なんか頼りにしなくても人伝いでお客さんは来る。

朝のウオーキングを始めて5年もの間、ずっと気になっていた謎のお店は、(いらっしゃいませしか書いていないから)最近になって「洋裁店」であることを知った。それも、昼間わざわざお店が空いている時間に覗きに行ってわかったのだ。

そんな宮古でも観光が急増すると、一儲けしようと企業や個人がどんどん来て事業を起こす。レンタカー屋さんはちょっと前まで足りなかったのに、今年の夏は車が余ってしまうのでは?と思うくらい増えている。集落の中でもいきなりレンタカーののぼりばたを発見。

そして、土地と建築の奪い合い合戦もますます拍車がかかる。よく見ると売地の看板、よくあるんだけどなあ~~~。

宿だって増えている。何割増なのかは知らないが、歩いているだけで見つける新しい宿のそれはそれは多いこと!!そんなに人が来るのかい?と、思ってしまう。飛行機で運んでくる人数は決まっているし。

そんななか、ネットでは見つけられないような小さな宿も歩いていると見つけることができる。そんな素朴な民宿に私はちょっとそそられる。若い頃に友達みんなで泊った伊豆の民宿はとても楽しかった。庭で呑んでいる私達に蚊取り線香を持って来てくれたおばあちゃんの優しさを忘れない。自動販売機のビールが売り切れになるまで呑み続けた。そして、なんてことのない朝ごはんのアジの開きの美味しかったこと!!

宮古にはそういう小さな民宿も探せばまだまだ沢山ある。

宿に限らず、古い建物を改造して生まれ変わらせた家も沢山見る。

外壁のドアに屋内用の取っ手をつけたアイデアマン。なんか可愛い。

面白い発想のペイント。

だけれども、自分に合った家を探すのは今はとても難しいようだ。アパートも何か月待ち。新聞の広告には家賃が30万35万は当たり前。ここは港区ですか??

そういった競争に巻き込まれていないだけ、私達は平和だと言えるだろう。

隣の公園の階段に意味もなく腰かけているおじぃを眺めながら、朝ごはんを食べる幸せ。いつものカップにヒビが入ったので、新しいカップの出番だ。。

小さな子供が自転車に乗って通り過ぎた。手には「モリ」を持っている。桟橋へ向かうつもりらしい。桟橋へ降りる坂の途中で手に持つ「モリ」を天に向かってひゅっと刺す素振りをした。なんと!飛んでいる蝶々を刺そうとしたらしい。

何気ないことが幸せに感じる。それはここに居るからこその感じ方だろう。