おかえりなさい。

暫くの間、ゆっくりする時間というものを忘れていました。その時間を大切にしたくてこの土地に住むことにしたハズなのに・・・。どうしても宿にいるとなんやかんやと宿のことを優先してしまいます。やろうと思えばきりがない仕事ですから。そこで自分のポリシーである「時間は自分で作るもの」を思い出します。お客様の夕食のセッティングを終えてから、後は夫に任せて、ほんの数分でも目の前の桟橋へ出ることを再び心がけるようになりました。曇りの日も晴れの日も・・・・・。椅子とカメラと本さえあれば最高に至福の時間が待っています。

欲求のままに見つけたら買い付ける数々の本。まだ読んでいない「お気に入り」達が常に出番を待っています。その時の気分でその中の一つを選び、桟橋の上に陣取ると、五感で海と空を感じながらの読書タイム。一枚一枚ページをめくるのが楽しみな本。写真を食い入るように見つめ、文章を噛みしめて読む本が好きです。時には文章だけのものも読みます。想像力を掻き立ててくれるから・・・。海へ飛び込む子供たちの歓声と水しぶきのBGMが楽しい気分にさせてくれる日もあります。ここは、この島の中で一番好きな場所かもしれません。

大切な場所。大切な時間。

その日は、大空を大きく突き抜ける飛行機が長い長~~~~~いしっぽを作ってくれました。

わあ~~~~どこまで続くかなあ~~~と、ずっと見ていると、「静佳さん♪」と可愛い顔した女の子。ポークランチョンミートの常連さんです。「静佳はここに居るよって、彦にゃんに聞いたから・・」と隣りに座り込みます。

二人で空を眺めていると、車を停めた人が近寄ってきます。この方もまた沢山沢山ポークランチョンミートに来てくれています。頂いたビールで乾杯!!

並んで座ってみんなで贅沢時間を満喫。

大きな魚が飛び跳ねました。

夕食の準備をしている夫が宿から撮影してくれていたようです。そうとは知らずに偶然振り返る私達。何を見たのでしょうかね~~~(人ごと?)

他愛のない話をしていると、どんどん空が美しく変化していきます。ここに来る人はみんな優しい顔になります。美しい夕日が人の心を優しく包んでくれるからでしょうか。そこもここが好きな理由の一つです。

いつも宮古島に来てくださる方同士仲良くなり、そして、前々からのリクエストで一緒に外へも呑みに行くことが出来ました。レディの鼻に指を突っ込む夫。

島おでんも食べに行きました。

色々な出会いにも恵まれました。

彼らの一番初めの日をよく覚えています。「必ずまた帰ってきます」と言った言葉は男に二言はなく、今までずっと続いています。そして、回を重ねるごとに私達との距離が近くなっていくことを感じることが出来て、とても嬉しいです。

また、お待ちしていますね~~~。

お母さんの漬けて下さった「いくら」美味しかったです。北海道に行かずとも「北海道」を味わえて幸せです。

それでは、ポークランチョンミートの「海と空を眺めるダイニング HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」のお食事のご案内です。

朝食の一例です。

夕食の一例です。

宿泊者限定・完全予約制・完全お任せメニューです。連泊の方は毎日メニューが変わります。宿泊予約時にお申し込みください。

静佳日記 *********

朝のウオーキング。白みゆく空の移り変わりを一日の始まりに見られることはとても幸せなことだと感じる。考えてみれば、この島へ来てから朝から晩まで私はこの空の「色々」を日々追っかけている。それぞれの時間帯の空の「色々」を眺められているのも、海の前に住まいを構えたお陰だ。海の前であることの少々のデメリットは気にしてはいけない。宮古島であっても、やはり街中で見る空は全然違うと、買い物に出かけた時に実感する。それでも、朝焼けの空はやはり高台から眺めた方がよりベター。我が家は西側にあるので。

日が昇る前から働くお弁当屋さんの湯けむりが、なんだか懐かしいような気がするのは、きっと小学生の時の給食の匂いと似ているからなのだろう。何度か通ってからそれに気が付いた。五感というものは本当に繊細で、匂いだけでその時間や場所の記憶が蘇ったりするものだ。

そして、日が昇る時の神々しい光はいつ見ても力がみなぎってくる。

空ばかり見ているわけでもなく、上下左右余すところなくキョロキョロとする私はかなりの欲張り。なので、落とし物も良く見つける。まるで落とし物探知機のセンサーが備わっているかのようだ。

まあまあ、こんなのはいつもの光景だけれど、

たまには半分だけのパンが落ちていたり、

えいっ!もう暑いから脱いじゃえ~~があったり、

はたまた、脱いで綺麗に道路の真ん中に飾ってあったり、

メアリーポピンズが傘を置いていったり・・・。

自転車は乗り捨て。

もはや乗り捨ての度を越している自転車もある。

これから呑むぞ~~~~~!!エイエイオー!!と、勢いはいいが、空き瓶はちゃんと捨てましょうね~~。

ごみのポイ捨ては結構見かける。これはもう、一人ひとりが意識をしないと変わらないことだ。ごみ捨て禁止の看板の横に捨てちゃうくらいだから・・・・ね。