目を疑う色彩。

先日、2階客室掃除の時間。一通りの仕事を終え、次は2階テラスの掃除です。そこで私は目を疑うような光景に出くわしました。

いつものブルーな目の前の海が・・・・ある場所だけ今まで見たことのないような「水色」に光っていました。これには思わず「おおおおおおおおおおお~~~~~~~~~~!!!!」です。慌ててカメラを取りに降りていきました。

一瞬の出来事のようでした。戻った時にはもうその彩はなく・・・。

その代わり、真上を飛ぶ飛行機をカメラでキャッチすることが出来ました。

ち、ち、近い~~~~~!!

すると、再びあの「水色」が!!!

ああああ。なんて幸せな彩なんでしょう。

右を見ると、すぐそこに豪華客船が停泊しています。

その船と陸地をつなぐテンダーボート。

しばらくすると、宿泊中のお客様が目の前の桟橋に現れました。塀の上に登り、まさに奇跡の「水色」を今、発見したようです。出掛けるはずだった彼女は暫くその美しい彩に吸い込まれてしまいました。彼女自身も沢山写真を撮っていた様子でしたが、私のカメラからはベストアングル・・・。まるで海の上に立っているようでした。

彼女は初めての一人旅。全くと言っていいほど何も調べてこなかった彼女は、それでも体験ダイビングを申し込み、ビーチで知り合った島人に色々な所へ連れて行ってもらい、大神島へも足を延ばしてかなりエキゾチックな島旅を楽しんだようです。天気予報が怪しい時にもかかわらず、「私、晴れ女なんです」な彼女を空は裏切りませんでした。帰る時に彼女が言った「また、きっと来ます」という言葉は、心の底から出たものだと感じました。

チェックアウト後に行く予定だった17エンドと三角点へ無事に行けたと、地元に帰ってからお知らせが届きました。素敵な写真と共に。

いつかまたきっと・・・・

それでは、ポークランチョンミートの「海と空を眺めるダイニング HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」のお食事のご案内です。

朝食の一例です。

夕食の一例です。

宿泊者限定・完全予約制・完全お任せメニューです。連泊の方は毎日メニューが変わります。宿泊予約時にお申し込みください。

静佳日記 *********

わくわくツアー 最終章

集落の中の小路は迷路のようでもあり、そして、遊園地のお化け屋敷のような「何が出てくるの?」なドキドキをもたらし、どちらにせよ首を左右忙しく振り回しながら目を輝かせて進んだ。

お年寄りが多いせいなのか、あちらこちらに椅子が設けられている。

若者というよりは、どちらかというとお年寄りに近い夫はそれをフルに活用。

ちょっとした公園にもベンチが並ぶ。なんでも色を塗りたがるのはこの土地の人の特徴ともいえる。

それは船であっても同じこと。

家も勿論塗られまくりでカラフル。

更に絵までも・・

文字だって・・・

小さな「まっちゃや」(商店)は日曜日のせいか子供達の人気者だった。

ここも昔はまっちゃやだったのだろうか。小さく控えめに書かれた「たばこ」の文字。

様々な世界へと誘って(いざなって)くれる小路は、幾度通ったとしても毎回新鮮な「わくわく」を与えてくれる。

どこもかしこも咲き乱れるお花が美しいのは、この土地の人達が植物を愛することの証なのだろう。

階段なのか、崩れた瓶なのかよくわからない登坂を登ってみると、

かわいいお化けたちがカタカタと首を振ってダンスパーティーの真っ最中。

・・・・・随分前から私はこの土地が気に入っている。