Daily Archives: 2018年3月13日

ポークランチョンミート物語。

ポークランチョンミートの建物は海を空を眺めるために造ったと言っても過言ではありません。そして、その対象物は目まぐるしく姿を変え、様々な訪問者によって彩られます。

朝焼けの空から始まる一日は、まるで物語のように流れていきます。

風のない朝。穏やかな静寂の中、湖のようにピ―――ンと張った海はグリーン色。お隣のパイナガマビーチの先で釣りを楽しむ姿も見られます。

そのビーチは、昼間は保育園児たちの遊び場にもなります。

こんなビーチで普段遊べる子供たちは、なんて贅沢なんでしょう。

行き交うのは人だけではありません。様々な船も物語に登場します。

日暮れ時には目の前の桟橋へ出てみてください。沖からビーチを眺められるのは船の上からだけではないんだと知ることができるでしょう。

そして、何よりここは夕日を眺めるのには最高のポジションです。

この醍醐味を味わいたい人々が毎日集まってきています。

物語には音も必要不可欠です。鳥のさえずりだったり、風の音色だったり、船の汽笛だったり、子供たちが揺らすブランコの音だったり、人の話し声だったり・・。

若者たちの笑い声が響き渡り、ついつい視線を泳がすと、

決定的瞬間をカメラに納めようと頑張る「にわか記者」達が、二人のヒーローをはやし立てています。私も「にわか記者」に混ぜてもらいました。

外から来た若者は、こんなに低いところからしか飛び込みません。海を知り尽くしている地元の子供たちは桟橋の塀の上から思い切りよくジャンプします。

この笑い声と水しぶきの音はいつでも私を自然と笑顔にしてくれます。

空に星が輝く前の、ほんの少しの時間に現れるのはピンク色の雲。

そして、一面をオレンジ色に染めながら日が沈んでいきます。お隣の公園では、三振を弾きながら一杯ひっかけるおじぃ達。彼らはいつもこの海の前の特等席でお喋りを楽しんでいます。朝から晩まで・・・・。

私はここで毎日繰り広げられる物語を楽しんでいます。皆さんも是非覗きに来てください。

そして、ポークランチョンミートの「物語を眺めるダイニング HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」では、朝食のご予約をお待ちしております。

宿泊者限定・完全予約制・完全お任せメニューです。

朝食の一例です。

 

 

静佳日記 **********

宮古島探険隊・飲食の部。今回は島によくある割烹やさんのランチ体験。どこもスタイルは一緒なのだが、ここも例外ではなかった。通されたのは広い個室。二人だけなのに毎度申し訳なく思う。入ってすぐに空のグラスが置いてあったので、前のお客の片付けが済んでいないのかと思いきや、次のお客の準備のようだ。

自分でお冷を入れる方式。なるほど、合理的。だが、二日酔いの私には泡盛の銘柄の入ったグラスを見るのが辛い。口をつけるのに躊躇した。中身はただの水なのだけれど・・・。

松花堂と、かつ丼を注文。迷った末にいつもと変わらない。

2人前はありそうなかつ丼に茶わん蒸しが付いているのには驚いた。宮古のお昼はどこも量が半端ない。

メニューが意外とたくさんあったので、何回か来て制覇したいと企んだ。

そして、買い物へ。

スーパーの総菜売り場でいまだに二度見してしまう場違いなドーナッツ達にもそろそろ慣れ、

今度は、かまぼこ天なるものを凝視する。どうやら「かにかま」のかき揚げのようだ。桜エビのようにも見えるその真っ赤っかなかき揚げに、他に何が入っているのか気になったが見ただけではわからない。今度お腹が空いている時に買ってみよう。

帰りの信号待ちでふと目に留まった看板。寄贈者の名前を記すのに、その人の出身地を記す必要があるのだろうか・・・ましてこんなにも狭い島で。

家に帰ると入口に野菜などが置いてあるのはよくあることだ。問題は、誰が置いて行ってくれたのかということ。ま、いずれわかるからあまり追及はしない。

ごちそうさまでした。