Daily Archives: 2017年8月28日

灯り

お客様のごみの中に見つけた懐かしい化粧品。

何故、懐かしいかというと・・・・。当時20代前半だった私は日本の某化粧品会社で働いていました。その会社がフランスの製薬会社と合弁会社を設立し、日本へ化粧品の進出をする際の立ち上げに私は加わらせていただきました。いわば、この商品の産みの親の一員でした。当時、出張で訪れたフランスでたまたまお邪魔した現地の女性社員の自宅アパートメントの部屋で受けた衝撃が忘れられません。日本ではあまり馴染みがなかった灯りの感覚。訪問したのが夜だったため、その間接照明の使い方が私にはとても新鮮で、とても素敵に映りました。そのイメージが何十年間もず~~~~っと私の中で残っていて、今のポークランチョンミートの「灯り」に反映されています。

このアベンヌウオーターを見て、そのことを思い出しました。

薄暗いほのかな灯りは、人の心を落ち着かせる効果があると思います。

パワフルに海で遊びまわった日中と対照的に、夜はまったりと心を癒していただけたら幸いです。

さてさて、カップルだと思っていたら実はご夫婦だったお客様。奥様の実家が私の親の実家と近かったことから急接近。楽しいお酒をご一緒させていただきました。

「行きたいんだけれどまだ行ったことがないのよ~~~」とお話ししたカフェに翌日早速GO!!写真を送ってくださいました。

冬になったら私も行きます。(冬には休業かもね?)

滞在中、宮古の海をめいっぱい堪能して帰られました。

いつの日か、ピッツァの「コテ」を持って広島焼きを食べに行きたいと思います。

「コテで食わんか~~~~い!!

ポークランチョンミートの「海が見えるレストラン HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」では、朝食と夕食のご用意がございます。宿泊者限定で、完全予約制・完全お任せメニューです。

朝食の一例です。

夕食の一例です。

サンセットタイムの空と海のカラーバリエーションを愉しみながらお召し上がりください。

我が家の朝食🎵簡単だけれど絶妙な美味しさです。昔から我が家でよく食べていた定番メニュー。アレンジしてお客様の朝食にもいつか・・・・?!

靜佳日記 ***********

買い出しのコースは大体決まっている。

・・・行くお店が少ないから・・・。

宮古では同じ系列のスーパーでも、並ぶものが違っていたり、同じ商品でも値段が違う。これも宮古の摩訶不思議の一つ。買い出し担当の夫はそれを2年半ですでに把握している生き字引。

商品が揃うのも船が入る曜日の主に午後。

都会に比べると多少不便に感じるかもしれないが、慣れてくるとそうでもない。

それよりも、簡単に手に入らないから見つけた時の喜びが大きい。

スーパーで見つけた特価のPOP。ハイネケンの樽は2缶買うと1円高くなる。これを堂々と表示するところもまた宮古の摩訶不思議。2缶目の表示は黙っておけばいいのに・・・・・。

レンタルDVD屋さんの入り口には忘れ物の棚が置いてある。でも、この棚はおもに買い物をする人が荷物を置く用途に使われている。どれだけ荷物をもって買い物をするのが面倒なのか・・・・。

そして、肝心な忘れ物は店の外に置かれていた。

忘れ物なのか、脱ぎ捨てられたのか定かではないが、階段下に並んだシューズ。

これも宮古でよく見る摩訶不思議。

そしてその日は、リサイクルショップで掘り出し物をゲットした。

滅多に見ない大きなコーヒーポット。勿論即買い。

夫は、「前々から欲しかったんだ!!」と公衆電話を見つけて大喜び。

こんなものが手に入るのも宮古の摩訶不思議。

更に、ラブホテルのない宮古で「ラブホテル代わり?」とうわさされるホテルを発見。

本当なのかどうかは知らない。

そして、帰りにクリーンセンタ―へと向かった。宮古中のごみが集められるところ。夏はお客さんが置いていくごみが多くなるので、毎日のように通っている。時間もかかるし、大変だけれど、職員の人と顔馴染みになるのでいいこともある。

先日は、ギリギリの時間に行ったために入口のゲートを閉められてしまったのだが、受付のお姉さんが窓から身を乗り出して「大丈夫~入っておいで~~!!」と大きく手招いてくれた。

焼却炉の「ヤス」(※知り合いのヤスに喋り方が似ているため私達はそう呼んでいる)は、「今日は遅かったですね~」と声をかけてくれる。

この日は、受付が馴染みのないおじさんだったのでいつもの笑顔に出会えなかった。普段は聞かれない「何のゴミですか?」とのおじさんの問いに、サービス精神旺盛の夫が答える。

「燃えるごみと、女房を捨てに来ました!!!!」

鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしたおじさんは、私達が通り過ぎた頃に「ふふっ」と小さく笑った。