沖縄中を覆っていた大きな雲軍団がやっといなくなってくれたようです。
今朝は穏やかでいいお天気になりました。
今日は海で遊ぶのに絶好調になるのではないでしょうか?
全く関係ない話ですが、料理を作るとき、物凄く神経質な夫。たとえドレッシングでも作ったものが思い通りの味でないと捨ててしまうんです。家庭用ではないので、一度に作る量は大量。主婦根性丸出しの私は「もったいない~~」と思ってしまうので、なるべく見ないようにしています。
そんな彼と全く性格が違う大雑把な私も、変なところで細かいところがあります。
一度気になりだすともう我慢ができません。なんでもすぐに作り変えてしまいます。夫は私のそれを見てみぬふりをしているのかもしれませんね。
テラスのドリンクメニュー。強風・雨・強烈な日差し・・・と、自然との闘いなので歴代色々と変えてきましたが「お花の鉢植えメニュー」が気に入らなくて気に入らなくて仕方がなくなってしまいました。
だって、お花は枯れる時があるんです。
そこでサボテンにしたりもしてみました。
でも納得がいかない・・・。
そこで!!またまたリニューアルいたしました!!第〇〇代目メニューの完成です!!(もういくつ作ったか覚えていません)
今はこれで落ち着いていますが、この後すぐにまたまた違うアイディアが出てきてしまい、パーツも購入済です。さすがに今度は夫にばれないようにそ~~~~っと作ろうかと思っています。
ポークランチョンミートの「海を眺めるレストラン HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」では、モーニングとディナーをご用意しております。
モーニングの一例です。
これからの季節はビシソワーズスープがいいですね。
ディナーの一例です。
目の前で繰り広げられる空のディナーショーをご覧いただきながらテラスのカウンターでお召し上がりください。
同じくテラスで頂くモーニングは、ビーチをバイクで走り抜ける人を羨ましがりながらお召し上がりください。
静佳日記 ************
もともとは宮古育ちの夫。東京でしか暮らしたことのない妻。
夫がどうしても地元に帰りたくて妻を説得した、と、誰もがそう思うらしい。
我が家の場合は逆だ。地元に帰りたくない夫を一生懸命口説き落として今がある。
私が宮古に住みたいと思い始めたのは、この海が一番の要因だったと今まで自分でも思っていたが、実は「のんびり」暮らしたいということが根底にあったのだと、暮らしてみてわかった。
実際、東京にいた頃よりも仕事はハードで常に時間に追われているが、それでも「のんびり」できていると感じるのは、無駄な時間を優先するようになったからかもしれない。
テラスに出ると、必ず眺める空と海。ここにいると自然とそうなる。
手を延ばせば届いてしまいそうな身近な雲も、目まぐるしくその彩を変化させる海も、同じ姿を2度と見せない。黒柳徹子の衣装のようだ。
朝ごはんを食べている時に眺めた雲は、
たった5分後にはこんな風に変化する。
まるでマジックショー。
いつも前の道路を通る女の子が声をかけてきた。義妹に似ているので私たちは彼女を「孝枝ちゃん」と呼んでいる。勿論本名は知らない。
「公園にすずめの赤ちゃんがいるよ」と孝枝ちゃんが教えてくれた。
すずめの赤ちゃんを見たことがある夫からその容姿を聞き、私も是非見てみたくなり、孝枝ちゃんが指さした場所を二人で探して回る。
が、ここにも、
ここにも、
ここにも、
上を見ても、
沢山すずめはいるのに赤ちゃんは見つからなかった。親鳥達が大騒ぎをしていたので、きっと赤ちゃんは巣から落ち、その後自力で飛び立っていったのだと想像できる。
初めての巣立ちを見てみたかった。
すると今度はいつものおじぃがやってくる。
「お~~~い!!イカがいるぞ~~~!!」
慌てて釣り竿を手に、走り出す夫。
しかし、イカにも出会えず、夜の晩酌の夢は砕けた。
生きていくためにはさほど必要ではない「無駄な時間」。だけれども、この些細な無駄な時間こそが今私にとって最も充実した時間となっている。