夕空のディスタンス。

こんにちは。宮古島の「海が近い宿 ポークランチョンミート(PLM)」です。

朝、ゲストさんの朝食のセッティングをしている時。宿のテラスのカウンターから見える景色は格別です。

朝日のピンクのベールがそこにあるすべてのものを優しさで包み、これから始まる一日のスタートを告げます。このピンクのベールが見えるのはこの時間だけです。

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もし、私がシンガーソングライターだったら、間違いなくこの瞬間いい曲が書けますね。でも残念ながら、曲作りの前に恐ろしく音痴な私はシンガーソングライターには来世でもなれません。

反対の空を見上げると、かろうじて満月に見える月が、消えるのを名残惜しそうに太陽とのバトンタッチを拒んでいます。

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朝食まで時間ができたので、近くの高台まで朝日を見に行ってきました。

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さて、一人旅のゲストさん。伊良部島へと出発していきました。ゆっくりゆっくり景色を楽しみながら廻るそうです。お部屋が空いていなくて連泊できずにすみませんでした。それなのに美味しいお土産を頂きありがとうございます。

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次回は是非、ゆっくりと泊りに来てくださいね。移住も視野に入れて!!

ポークランチョンミートの「夕焼けレストラン HELL’S KITCHEN(へルズキッチン)」の夕食の一例です。

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メインディッシュは目の前のパノラマの空と海です。

静佳日記 ********

お客さんの夕食を提供した後、あまりの綺麗な空に、桟橋までビールを持ってテクテクテクテクと・・。

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バカデカい雲に押し潰されそうな夕日が、線香花火の最後のようにポテッっと火玉を海に落とした。

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その光の玉の美しことといったら・・・・・・。

そして、海に落ちたまばゆいくらいの光の玉は、あたり一面の海に光のビーズをばらまく。

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夕日がその使命を果たし終わると、大きな雲がまるで飛行船のようにゆっくりゆっくりと移動し始める。DSCN3177

ここからが夕日の残り光の時間。

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沢山の釣り人が騒がしいので、急いで夫に電話をかける。

「なんだか、デッカいのがいそうな感じだよ!!釣竿を持ってくれば?」

「わかった」と答える彼は、釣りが大好きなくせに宮古に戻って来てあまり釣りに出かけない。「仕事が忙しい」とか何とか言っちゃって・・。なので隙さえあれば釣りをさせようと企む私。

すぐに車で登場の夫。(何度も言っているが、歩いても数秒の距離)

釣り糸を投げ込む頃には、あたり一面が淡いオレンジに染まっていた。

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このあり得ない程に美しいオレンジは、あちらこちらにいる釣り人達を切り絵に変えた。

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すぐ隣では地元の男たちが酒盛りを始める。

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彼らは、素敵な居酒屋をよく知っているね。お酒も美味しくなるハズ。

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私も自分のテラスに戻り、イラブティー二島のイルミネーションを眺めながら本格的に飲み始めるとしよう。

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暗闇が星たちに出番を与えるころには、お酒が私を「お喋りマン」に変える。夫に言わせると、酔っ払った私の演説は「土井たか子」もひれ伏すそうだ。