大都会。あ~~あ~~果てしない~♪

もう、心がズタズタ、ボロボロ、ぐちゃぐちゃ・・・・そんな人はよく宮古へ来ます。だって、心の傷や、忙しさからの苛立ち、どうしたらいいのかわからない行き詰まり。そんな心を癒すのはやっぱりこの宮古の海と空と空気と時間の流れ。

この時も、突然やって来た「ズタズタさん」。仕事を一生懸命やり過ぎるあまり、自分がどこへ進んでいるのかわからなくなってしまったようです。あれ?なんだか身近ににもいます。そんな人。

真面目な人、優しい人は傷つきやすい。世の常です。

そんな彼を元気づけようと街へ連れ出しました。ところが最終的にはとんでもない人数になって大騒ぎ。たまにはこんな風に全く関係ない人達とバカ騒ぎも必要です。

帰りの彼の笑顔がいつまでも続くように祈っています。

私はいつも考えています。現実の世界は自分の思うようにならないことばかり。特に人は変えられません、絶対に。ならば、自分が変わるしかないのです。ものごとは考え方次第でガラリと変わります。自分をいかに幸せな方向へ導くかは自分次第。せっかくこの世に生まれてきて、一度しかない人生ですから、楽しく生きたいですよね。楽しくするのも、つまらなくするのも自分次第!!自分がどうしたいのか、今一度考えてみて下さい。そして、やりたいことはやれるうちにやりましょう。

我が家の旦那様は、自分の作るラーメンを「美味しい」と言ってもらいたいという夢を胸に、15歳で島から出て東京で働きました。それから永い年月を経て、今、ひょんなことから『鶏白湯宮古そば』のお店を始めています。これもきっと彼の「やりたいこと」が実ったのだと思います。

鶏白湯スープを定番に、これからも様々な美味しいスープを作っていくらしいです。楽しそうでいいです。

私のやりたいこともまだまだ沢山残っています。

取り合えず、小さなことは、出来る時に実行します。宿の前の桟橋で過ごす時間もその中の一つ。ここに座っていると、優雅な気持ちになります。主には読書タイム。

振り返ると、私の人生で最大の夢であった「ポークランチョンミート」が見えます。小っちゃいけれど、幸せが沢山沢山、詰まっています。

先日、用があって屋上に登ると、なかなかの眺めでした。

そして、ランチの看板を新調しました。定休日は一瞬で終り、今はまた不定休に戻りました。お間違えの無いように。

『しずかだん』のハイビスカスも順調に咲いています。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

静佳日記 ************

もうかなり月日が経ってしまったが、何年振りかで東京へ買い物に行った。

島から出るのも何年振りか・・・・。

夜に到着し、友人に空港まで迎えに来てもらうと、気の利いた友人が久し振りの東京の夜景を披露しながら娘の家まで送ってくれた。

なんて奇麗なの!!!!!!

久し振りに見る大都会は、島にこもっていた私を完全に『おのぼりさん』にしてしまった。ビルが増えたのは、宮古だけではなかったのだと実感。時代は日本中で進化している。

翌日は一番の目的である河童橋商店街。何日あっても足りないくらいだった。東京で店をやっていた頃は自転車で週に何回も通っていた。この便利さが当たり前すぎてわからなかった。今では飛行機に乗らないと行けない。後悔することなくしらみつぶしに見て廻るつもりだったが、疲れには勝てず・・・。

夜は娘の美容室に予約を入れていたので、手土産に自分も食べたかったパン屋「アマムダコタン」をチョイス。表参道のお店は1時間以上は並ぶと聞いていたが、その日は雨のおかげで45分ほどで入れた。

パンを並んで買ったのは人生で初。でも、もう並ぶことはないだろう。次は夫に作ってもらうから・・・・。頑張ってね。(笑)

翌朝は少し早起きして代官山の本屋を目指す。どうしても行きたかった場所の一つ。本が大好きな私がきっと気に入るハズ!と娘が紹介してくれた。

途中で気になったのは宮古では見ない高級車たち。あ~~~懐かしい品川ナンバー!!

レトロな車も合わせ、素敵な車ばっかり。

建物も大好きな私は建築物にも目を奪われる。

窓から覗く人影も気になる。

娘が勧めたモーニングの店に入る。永年の仕事柄、内装、メニュー、従業員の仕事っぷり等を観察するのが癖になっている私達。「何故、この人がアイスコーヒーだとわかったのですか?」夫がボーイさんにいきなり質問したのには驚いた。かなり大きな店舗で沢山いる従業員だからこその素朴な疑問だったが、答えは至極簡単だった。

樹々を眺めるテラス席での朝食はとても気持ちよく、ほぼ場所代だと思われるパンケーキの価格に驚きながらその時間を楽しんだ。スープを追加したらうちのディナーと同じ値段!!

私は店の造りの一つ一つを見逃すまいと必死にそして人にバレないように、そっとキョロキョロした。

アジサイが可愛く咲いていた。

その後の本屋の時間は本当に楽しくて、想像をはるかに超えたその品揃えに「ここに一日居られる!!」と断言した。いや、実際は「毎日居られる」の間違いだった。

そしてもう一つの大きな目的である眼鏡店へと向かう。世界中にオーナー自ら仕入れに行くと聞いていた眼鏡のセレクトショップは、期待が膨らみすぎるほど膨らんでいた。付き合ってもらった夫と娘のサングラスまで買わされる羽目にはなるのだが・・・。

おっと、これはおもちゃのサングラス。

本物のサングラスはこちら。

その調子で今度は洋服の買い物へ突入する。だって、宮古では買えないんですもの~~~~!!

宝くじが当たったら何する?

とういう鉄板な質問に、今なら私はこう答えるだろう。

「買い物三昧!!」

ところが・・・・・・。次回へと続く。