Daily Archives: 2022年4月1日

パイナガマビーチの中

こんにちは。宮古島の「うみやど ごはん ポークランチョンミート」です。

(はじめましての方前提で・・・)

2階は宿。こちらの担当は私(静佳しずか)です。東京出身のスーパーウルトラポジティブ人間。海のそばでのんびり暮らす夢と、自分の想い通りの一軒家に住む夢を同時に叶えるべく「ポークランチョンミート」を建てて8年目です。

1階は飲食店の「HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」です。担当は宮古出身の夫(彦次ひこつぐ)です。地元では「ツグ」と呼ばれています。彼は30数年(数字に疎いのでいつもアバウトな私)東京で飲食の仕事に就いておりました。最後の11年間は彼の夢であった自身の店を運営。なので、島へ帰ってみたら、食材の手に入らなさにびっくり仰天。やっぱり東京って便利なんだぁ。初めて思い知らされました。当たり前すぎてわからないことってあるんです。でも、それなりに慣れてしまうものです。一番ひどかったのは挽肉。東京の業者さんのように細かく指定して挽いてくれる肉屋がないので、今はもう自分で挽いています。無ければ自分で作ろう精神ですね。

挽肉を使用する料理は本当に盛りだくさんですよね。例えば・・中華風そぼろあんかけ。これはお弁当にした時の写真。

冷やしタンタンメンも挽肉は決め手です。

パン屋さんが少ないことにも驚きました。

ならば、作りましょうね~~自家製パン。

パン作りの幅もどんどん広がっています。

とにかく、彼の想いはただ一つ!!食べた人に美味しいって言われたいんです。それもただ美味しいじゃなく、「凄く美味しい!!」そのために毎日頑張っています。ちょっと普通のお店とは違うのでわかりずらいですが、朝から晩まで色々な形で料理の提供をしています。機会があれば是非ご賞味ください。いつ何を提供しているかはInstagramにてお知らせしていますのでそちらもチェックしてみて下さいね。確か、ホームページから飛べるはず!!

余談ですが、島の売り場の七不思議のひとつ。

右と左の紫キャベツが同じ値段!!!????

さてさて、それでは3回目になる、ポークランチョンミート周辺のご案内です。今回はお隣りのパイナガマビーチの海です。

ポークランチョンミートを出てからわずか0分で辿り着くパイナガマビーチは、語り出したら日が暮れちゃうくらい私にとって魅力たっぷりのビーチです。今日はその海の中をご覧いただきましょう。

ポークランチョンミートを出て公園を横切ると下の写真のところからビーチへ降りられます。(ついでに言うとこの写真、結構気に入っています。)

どうですか?この美しさ!!言うことなし!!でしょう?

私はいつもシュノーケルとフィンを装着して泳ぎます。入ると間もなくしてクマノミのお家と出会えるでしょう。

暫くの間、彩を失った珊瑚帯を泳いでいると色々な魚と遭遇します。小さい魚は本当い可愛い!!

そしてひとしきり魚を観察したら、もっと沖に出るか湾の中心へ進むかその日のパターンを決めます。反対岸まで泳ぐのも良し。

ここでひとつ言っておきますと、宮古の海は内地の海のように沖へ行くほどに深くなるというわけではありません。このパイナガマビーチも遠浅で湾の中はどこまで行ってもあまり深さは変わりません。(但し中心がやや深くなっています)

私はここで泳ぐときに必ず行くポイントがあります。そこまでの道のりはまるで海の中の砂漠ですが、そこへ着くと別世界。黄色いブロッコリー珊瑚の森にお魚たちがいっぱい住んでいます。私はここを「ガンダーラ」と名付けています。素晴らしいユートピアだから・・・・・。ここに来ると幸せな気分になれます。私のガンダーラ。

1っ匹だけ孤独に住んでいる魚がいます。つがいでもないこの一匹オオカミの魚がちゃんといるかどうかを確かめるのも日課になっていました。どちらかというと私も群れを作って安心するというタイプではないのでどこか共感しているのかもしれません。

あとの魚は大抵群れを成しています。

ガンダーラでは魚たちと追いかけっこしながら遊びます。無心になれるところがいいですね。

たまに、はじめましての生き物にも遭遇します。夢中になっていると目の前にこんな草が突然現れただけで驚いて大声を出してしまいます。自分の叫び声にまた大笑い!!それでも周りには誰もいませんから「危ない人」にはなりません。何をしたってOKです。おおいに馬鹿になりましょう。

港の隣りなので防波堤に囲まれ、しかも湾になっているこのビーチは台風の時でもさほど荒れないくらい、とても安全なビーチです。お子様連れでも、シュノーケリング初体験でも、安心。でも、このビーチはどこの海も荒れていて入れない!!というようなときや、夕方帰って来たけれどもう少し泳ぎたい・・・等の「最後の砦」として捉え、普段はレンタカーで、数えきれないほどある楽園ビーチへと繰り出してくださいね。もっともっと凄い珊瑚と魚の楽園を是非見て欲しいから・・・。

宮古のビーチは海の家がないのでシャワー室がまだまだ完備されていません(パイナガマビーチにはあります)。ポークランチョンミートは海から帰ってきてすぐにシャワーを浴びられるような造りになっています。そしてその周りには海の道具の洗い場や洗濯機、干し場など必要なものは全て1っカ所に集約されていますので便利です。海好きの方のために海好きの私が造った宿ですから・・ね!

あ、ビーチのはずれには戦争中の機関銃壕跡も残っています。歴史に興味のある方は覗いてみて下さい。

長くなりましたので今回もポークランチョンミートからの眺めでお別れです。(静佳日記は今回もお休み)