7周年・・・・だった

毎年忘れる周年記念日。今年もやはり忘れておりました。いつもの如く、Mちゃんにお祝いを頂き思い出しました。7周年です。あっという間に月日が流れ、「時よ止まれ!!」って叫びたいくらいです。

さて、宮古島は海開きも終わり、例年よりも暖かく感じる気がします。

今年はシギラビーチと前浜ビーチで2日にわたっての海開きイベント。実はこの海開きのイベントにはまだ一度も行ったことがありません。

数か月前に遊びに行った前浜ビーチ。

今はどんな感じになっているのでしょうか。

ポークランチョンミートの変なおじさんはテラスでのんびりと海を眺めています。

彼が好きな飲み物はアイスコーヒーとコーラ。

私は昼間から頂くお酒が大好きです。明るいうちからテラスでワインなんて最高です。

でもめっきり内臓が弱くなり、お酒は控えるようになりました。病院の先生が怖くて怖くて・・・・。かなり脅されています。笑

テラスで新聞を読んでいる時、面白い広告を見つけました。

「土地をお貸しします」ならわかるけど、

「お借りします!」??????

ちょっと笑っちゃいました。

面白いと言えば、駐車場で溺れていた「イカ」を釣り上げました。

なんだかわからないけど、ゴムでできています。

大した事件がないまま、宮古島のゆっくりとした時間がながれていきます。

夫と付き合い始めた30数年前に二人で買った、フィルム式の懐かしいカメラが出てきたので、大好きなオードリーヘップバーンの隣に飾りました。

静佳日記 ********************

数日前のこと。

もう随分ご無沙汰だった、ポークランチョンミート前の桟橋へ、ふと行ってみたくなった。休日には釣り人で賑わう場所で、海の中に浮かぶ小島のようで気持ちがいい。

大好きな場所、大好きな時間だったのに、忙しさを理由に避けていた。これではいけない。

そう思ったらすぐに実行が私流。

たったそれだけの思い付きで行ったその日がとんでもない日だったなんて、そんな確率が信じられなかった。

桟橋の中でも一番好きな特等席に椅子を置いて本を広げていると、太陽の七変化が始まった。この特等席は夕日を眺めるのにも最高の場所。

伊良部大橋に沈んでゆく夕日はこの時期のいつも光景だが、建設中のドでかいホテルが見えるようになっていたのは知らなかった。それほど長い間ここでゆっくり過ごしていなかったのかと思うと驚いた。

日が落ちる少し前のこの美しいコントラストはいつ見ても溜め息がこぼれる。

本をゆっくり読みたいが、太陽の落ちるスピードが速まってきたので、忙しく本を置いたり、カメラを構えたり・・。久し振りに持参したビールをぐびぐびとやっていると、あることに気が付いた。何か今日はいつもと違う!!そうか。雲が全然ないんだ!!

いつもに増して大きくまんまるに膨らんだオレンジが少しの影にも入らずにゆっくりと落ちていく。

「何?これ!!サバンナの夕日みたい!!」

隣りに座っていた女の子の声が聞こえた。

「確かにね」

心の中で応答した。

そして、ここから先は「無」の世界。

そして彼は消えた。

これほどまでに完璧に海に沈む夕日はそうそう見られるものではない。冒頭で書いた「とんでもない日」とはこのことを指す。こんな日に桟橋で読書をしようと思った偶然に感謝した。

そして、この後も続く「残り彩」をすべて見届けてから帰った。

家を目指して振り返ると月。

そして、雲の尾ひれを従えて天高く昇ってゆく飛行機。

ああ。幸せだな。