懐かしい顔。

東京で営んでいた居酒屋時代のお客さんが遊びに来てくれました。彼らは20歳の頃からの常連さんでした。よく私にシャンパンを飲ませてくれたので「シャンパン君」とも呼ばれていました、笑。久し振りに会うのに久し振りの気がしなかったのは、彼らがほぼ変わっていなかったから。もう40歳くらいにはなっているはずですが・・・。東京を離れて宮古へ帰ってくるのを夫が嫌がった理由の一つには、彼らをはじめ、常連さん達との日々があまりにも楽しかったこともあります。宮古では味わえない、打てば響くの久し振りのノリの良さに、すっかり盛り上がりました。時を同じくして宿泊していたカップルとも意気投合し、その後他の宿へと移った彼らと待ち合わせをして島おでんを食べに行ったほど仲良しになりました。

まだ、飲食店が営業している時期で良かったです。今はどこも営業していませんから・・・。

プロポーズをしたばかりというそのカップルさん。いつまでもお幸せに~~。「一緒に呑んでください!」と声をかけてくれてありがとう!!次回は規制のない時期にまた遊びに来てくださいね!!おおいに飲み明かしましょう!!

そして、「羽田から4000円台の飛行機が出来たから、次回からは宮古へ気軽に呑みに来れる」と言っていたシャンパン君(彼は海より呑むことを楽しみにやって来た)、沖縄に魅せられ沖縄への移住計画を本気で実行に移そうとしているY君、もっと宮古へも来やすくなるね。私達が色んな意味で「現役」でいる限り、ずーーーーーっと遊びに来てね~~。楽しみに待っています。

それでは、PLMの料理のご紹介です。宿泊の方は宿泊予約時に朝食と夕食のご予約を承っております。料理を担当しているのは夫です。15歳で島を出てからもう永いこと料理の仕事をしてきました。東京で覚えたレパートリーと、島へ帰ってきてから開発した料理の全てを皆様にご提供させていただきます。テーマはありません。島料理にもこだわっていません。あえて言うならば「自分が美味しいと思うもの」を作ります。そして、彼の最大の武器は「手間を惜しまないこと」です。『こうあるべき』という固定観念や国にとらわれない料理を目指しています。申し訳ございませんが、全てお任せ料理なので、好き嫌いやアレルギーには対応しておりません。

テラス席からの眺めは最高ですよ~~~!!

朝食時もどうぞ海を眺めながら潮風で全身を目覚めさせてください。

6月3日木曜日からランチも再開します。お隣はビーチですから、素晴らしい宮古ブルーを眺めながらゆっくりどうぞ!!(あ、暫くは雨かな????)

デザートにイチゴのムースを試作。

私は、自分で漬けた梅酒の梅のあまりで「梅ジャム」を作りました。いつも忙しい私の料理の出番はこの7年間で殆どありませんでした。(悔し~~~い!!)

お昼ごはんは久し振りに外食。焼き鳥秀の親子丼と豚丼。私はここの親子丼が大好きなのですが、豚丼も美味しかったです!!サラダ・スープ付き700円。+100円でミニ宮古ソバにもできます。緊急事態宣言中しか食べられない(多分)ランチですから是非皆さんもどうぞ~~!!

静佳日記 *********

友人が気に入っている船のツアーに誘われた。

シュノーケル専門の船。友人が住んでいるアパートの大家さんの息子さんが船長だ。前々から宿のお客さんから評判を聞いていたし、数少ない宮古の人がやっているツアーなので、出来るだけ応援したいという思いもあった。だが、私が応援する必要もないほどいつも予約でいっぱいらしい。

宮古には世界的に有名な珊瑚礁群がある。周囲は25キロにも及ぶそうで、国の天然記念物にも指定されている。前回そこを訪れたのは6年ほど前だろうか。久し振りすぎて前の日からワクワクしていた。ツアーの船は宿から車で数分の所にあり、9時半の集合だった。最近新調したばかりだという船は、それはそれは綺麗で快適なものだった。

この船に乗ってクルージングをするだけでも料金を払う価値がある。海へのエントリーも階段が2か所あり、インストラクターの手を借りずに楽々昇り降りが可能。階段脇には真水のシャワーも付いていた。あ、ハワイで乗った船もこんな感じだったなと思い出す。

その時船上で食べたハンバーガーが忘れられない。BBQ形式で自分で作るバーガーだった。前夜に酔っぱらって足首をねん挫した私は、外国人のツアー客の中で注目の的だった(悪い意味で)。足首を4倍くらいに腫れさせて、ろくに歩けもしないのに海のツアーに参加するなんて、日本人はなんて馬鹿なんだ!!と皆の顔に書いてあった。そんなハプニングは、旅を忘れられないものにしてくれるから、私は悪くはないと思う。病院で7万円の治療代を払ったのも今では笑い話。

本題からそれたが、その日の最初のポイントでは、色とりどりの珊瑚が出迎えてくれた。わかっていても、見たことがあっても、この海の中の景色と遭遇すると、毎回、新鮮な気持ちになる。なんと素晴らしい世界なのだろう。

あまりに夢中になり過ぎて、我を忘れる。

船に戻って下さいとの指示に残念がりながら、次のポイントへの期待を高めた。

次回へ続く・・・・・。