ダイニング 5月25日オープン

テイクアウトランチもひとまず終了し、次なる夜の『ダイニング』の準備にのめりこんでいる今日この頃です。「

『This is ポークランチョンミート』チラシのタイトルにそう記したのには理由があります。「これがポークランチョンミートです」を提供したい。(缶詰のことじゃあないですよ)そんな思いを言葉にしました。普通は・・・・は私達は目指していません。だって、非日常を求めるのに、普通っておかしいでしょう?型にはめ込むのはつまらない。料理は夫らしく、空間は私らしく・・・・そうあり続けたいと思っています。

人生初のテイクアウト弁当は、私達にとって初めてのことばかりでした。永いこと、店舗で料理を提供してきた私達にとって、作ってから時間が経つ料理を提供することに全く慣れていなく、物凄く抵抗がありました。特に夫は「熱いものは熱く、冷たいものは冷たく」提供することに異常なほどのこだわりを持っていて、東京で営んでいたお店では、よくそれで夫に怒鳴られたりもしていました。(私はホール担当だったので・・)鉄板の「ジュージュー」音がするメニューは「ジュージュー」音が始まる前に付属のものを手に取り、待ち構えていなければなりません。いうなれば「ヨーイドン!」の「ヨーイ」の段階です。このタイミングにうっかり気が付かないと大変なことになります。モタモタしてほんの一秒出遅れただけで夫の「何やってんだよっ」の言葉の鉄拳が飛んできます。そして、2階の席のオーダーだった場合はもう大変です。オリンピック選手さながらの俊足で階段を駆け上がります。「お待たせしました~~♪」の言葉と共に「ジュージュー」とモクモクの「湯気」と香ばしい香りをお客様に届けられたらゴールです。そして、そのパフォーマンスのせい・・・いや、お陰で、周りのお客様からは「あれと同じものを頂戴!」となります。私はまたオリンピック選手を繰り返さなければなりません。そのお陰で私は階段が大嫌いになりました。休みの日にはどんなに遠回りでも「階段」は使ったことがありません。今、何故、ポークランチョンミートを2階建てにしたのか自分でも意味不明です。でも、今は急いで階段を上がることはないですからね。

話しがかなりそれてしまいましたが、そんなこんなでお弁当を始めた当初は直前まで盛り付けず、お客様がいらしてからごはんとスープをよそっていました。それもあってごはんは別盛りです。だからもう、てんてこまいでした。でも、初めて余ったお弁当を時間が経ってから食べた時、二人で顔を見合わせました。「冷めても意外と美味しいね」勿論冷めても美味しく召し上がっていただけるようなメニューをチョイスはしていたのですが・・。とてもいい経験をしたと思います。あまり乗り気でなかった夫をその気にさせるため最初は私がメニューを提案していたのですが、ドンドン面白さが増していった彼は、自分で献立も全て考えるようになり、お弁当離れが始まったからもう辞めようかと私が言いだすと「楽しいから辞めたくない」と引き伸ばしました。

この度「ダイニング」として夜のコース料理を始めますが、夫はランチやお弁当もまだまだやりたいみたいです。まあ、ゆっくり決めていきたいと思います。やりたいことを悔いなくやるというのが、人生の半分を過ぎた時からの二人の合言葉ですから。あ、そうそう。夜はピッツァのテイクアウトも始めました。前日までの予約で、1300円です。ナポリピッツァの「マルゲリータ」。ポークランチョンミートに泊まったことがある方は召しあがったことがあると思いますが。島内の方も是非!!ついでに宣伝しちゃうと、ダイニングはお一人様2500円のコース料理のみで2名様からのご予約になります。メニューの一例はインスタグラムやホームページにてご紹介していきます。(今までと同様)

宜しくお願い致します!!

さて、昨日は恐ろしい雨と風が暴れまくりました。台風の風のようでびっくりしました。勿論、お向かいのイラブティー二島も消え、全てのものが見えなくなりました。そんななか、元気が有り余っている島の子供たちは宿の前の桟橋で海に飛び込みまくり~~~~!!十数名が立て続けに少しずれながら飛び込んでいく様子をテラスから見ていて、思わず夫と吹き出してしまいました。「あいつら、アホだな」子供たちにとって、雨や風はあまり障害ではないようです。私も然りですが。「雨の日に海で泳ぐって楽しいよね」私が言うと「お前よりずっと前から俺は知っているけどね」と、島育ちの夫は少し威張って応えます。

今日のこの時間も桟橋は裸足の子供たちでいっぱいです。

いつもの夕日は今日は見られるのかな??

当分の間はお休みのはずの宿の朝食・・・でももう癖なんですかね。未だに色々な試作品を作ってしまう夫です。たかだか「玉子サンド」と思うでしょ?ところが奥が深いんですね、サンドイッチは。素材や作り方でまるで違うものになるんですよ。

だから料理って楽しい・・・・のかもしれません。

外国産のフルーツのパパイヤが売っていたのですごく久し振りに食べてみました。レモンをじゅわっとかけて・・・。宮古ではパパイヤは殆ど野菜として食べられているので。

そして夫の料理欲は止まらない。

二日酔いのお昼はインスタントラーメンがいいんです。野菜をたっぷり放り込んで。潮風にあたってアルコールを飛ばすべく、テラスにて。

いつの間にか「しずかだん」に生まれたこの花、なんだ?

相変らず、宮古の雑草を楽しむ毎日です。

静佳日記 *********

「ここは外国ですか?」

晴れた日のパイナガマビーチでこのセリフをいったい何度口にしたことだろう。

だから私は雨の日が意外と好きだ。何故って?こんな海を見ていて泳ぐことを我慢するのは、ご馳走を目の前に置かれて「待て」と躾をされているワンちゃんよりも可哀そうなことだから。そこへいくと雨の日は「雨だから今日はこれをしよう」と他の選択肢が選べる。やりたいことが整理券を配って待たなければいけないほど沢山ありすぎる私はその日にやることを決めるのが一番難しい。仕事人間の私はその殆どが仕事にかかわることなのだが・・・。仕事が趣味みたいなものだから仕方がない。ここ何週間か海に入るのを忘れてしまうほど仕事に没頭している。なので、晴れた日に迷わず飛び込んだ。建物を出ると0分でビーチ。これは世界中の海好きの人に大きな声で自慢したい。「いいでしょう~?」と。

この、干潮の時に大勢の人を滑って転ばせた階段を下りて海へと入る。ビーチと宿(家)との間にある公園を廊下だとしたら、この階段は脱衣所。そして海が私のお風呂ということになる。(なる?)さあ、思い切り露天風呂を楽しもう。

なんだか珊瑚の色がいつの間にか戻りつつあるような・・・。

いつもは泳がない桟橋の岸壁近く。先日、テイクアウトしたタコスをここで食べた時、偶然にもイソギンチャクを発見したので探検したくなった。

その時に見ていたこいつらもいた。いつも動かずここにいるんだね。

そして肝心のイソギンチャク。クマノミちゃんを探すのが目的だったのだけれど、どうやら空き家のよう。それでも暫く観察していると・・・・

「いた~~~~~!!!」

ちっちゃい赤ちゃんクマノミ。恥ずかしそうに少ししか顔を出さない。

これで私がパイナガマで見つけたクマノミのお家は15軒目になる。

そして、桟橋近くはお土産も沢山拾う。

自由に遊んで岸近くまで戻ると、何やら水風船のようなものがそこここで膨らんでいた。なんだか不気味。正体はわからないが波に合わせて色々な形に変化している。

さらに浅瀬まで行くと今度はハッキリと生き物とわかる物体に遭遇。さっきの水風船も仲間なのかな?

いつも新鮮な出会いがあるこの露天風呂が私は大好きだ。