いつもはお父さんとの二人旅で来てくれていました。
帰る時にはいつも「この次は彼女と来ます!」そう言ってバイバイしました。
そして・・・・今年はついに有言実行~~~~~~!!
念願の彼女との宮古旅行です!!
沢山、宮古のきれいな海を案内できたかな?
一緒に来れなかったお父さん。いつかみんなで来れるようになるといいですね!!
また、お待ちしております。
それでは、ポークランチョンミートの「海と空を眺めるダイニング HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」のお食事のご案内です。
朝食の一例です。
夕食の一例です。
宿泊者限定・完全予約制・完全お任せメニューです。連泊の方は毎日メニューが変わります。宿泊予約時にお申し込みください。
お食事はテラスのカウンター席にて海と空を眺めながらお召し上がりいただいております。
目の前の桟橋は夕日スポット。沢山の人が美しい空を眺めにやってきます。
勿論、お隣のパイナガマビーチにもたくさんの観覧者たち。
そして、暗くなると今度はポークランチョンミートがライトアップの時間です。
静佳日記 ********
私の一大事・・・最終章。
やっとICUから一般病棟へと移る日。一般病棟へ来て思ったことは・・・・
若い人が一人もいない!!!おじい、おばぁばかりだった。隣のベッドのおばぁはひっきりなしにナースコールを鳴らし、独り言を言い、看護師さんを呼びつけたかと思ったら「鳴らしていないのに勝手に携帯が鳴っているよ~~」と言った。いやいや、あなたがきっと押しちゃったんでしょう?
ここの看護師さんは大変だな・・・・そう思ったら私はどんな時でもナースコールを鳴らせなくなった。用があったら自分で言いに行こう。
その頃には少し外を見る余裕も出てきた。うまいことに窓際のベッド。子供たちの野球の試合をただぼんやりと眺める。野球は詳しくないので見ていてもつまらないはずなのだが、人が楽しそうにしているのを見るのが好きだ。東京にいる時に夫と家の近所の土手へプチキャンプに行き、まったりと少年野球を眺めていたことを想い出していた。体の自由が利かなくなると、思うもの。
何でもない日常に本当の幸せがある。
と。
今までよりもより一層一日一日を大切に生きられそうな気がしていた。
だが、現実はそう甘くない。その頃私は、「薬疹」と呼ばれる、薬によるアレルギー反応である湿疹が体中に広がっていたのだった。痒さで寒気と鳥肌が立つ。体中に虫唾が走った。24時間それは私を襲い、かゆみ止めでうとうとすると痒さで目が覚めるという繰り返しの長い長い24時間を何日も過ごした。
なんてツイていないんだ!!
これだけツイていないんだからきっとこの先はいいことがたくさん待っているんだろうな。その思いだけが私のその頃の心の支えだった。
そして、ついに退院の日。
シャバの空気のなんと美味しいこと!!
ポークランチョンミートから眺める景色のなんと素晴らしいこと!!
家で入るシャワーのなんと気持ちのいいこと!!
夫が作るごはんのなんと美味しいこと!!
1秒1秒、幸せをかみしめながら、日常の有難さを体中で味わった。
退院した日にテラスから眺めた夕焼け空。色々な生き物の形をした雲が出迎えてくれているようだった。少しの間だったのに、ものすごく「お久しぶり!!」な空。これを見なくちゃ始まらない。
こうして私は「人造人間」となって、復活した。「鉄人」と夫に呼ばれていた私は「アイアンマン」と呼び名を変更され、気力だけは更にパワーアップ。怖いものはもう何もない。そんな気分だった。・・・体力はそうはいかないが・・・・。
そして、一瞬でも「人生の終わり」を実感したことで、今まで以上に更に「夢」が膨らんだ。死ぬ前にやりたいことをやっちゃおうよ~~~!!ってね。
退院後、夫に頼んで義母をランチに誘い出す。まだ退院は知らせていなかった。サプライズランチの計画。家まで迎えに行き、助手席の私を見てびっくり仰天した義母は、「良かった~~~~!!」と笑って大きく私の肩のあたりをたたいた。
「お義母さん、そこ!手術した傷口~~~!!」
お構いなしに笑いが止まらない義母。よほどホッとしたのだろう。「今日は美味しいものたくさん食べなきゃね」と。それに応える私。「うん!!お義母さんのおごりでね!!」「勿論さ~~」
退院祝いの「おごり」の贅沢ランチをたらふく食べ、ノンアルコールビールをいっぱい飲んだ。勧められてもいないのに。
退院祝いはいつまで有効なのだろう・・・次は誰におごってもらおうか。