今日も晴れの宮古島。

夫が厨房の仕事で忙しいお昼は、たまにお弁当を買ってすまします。そういう時はせっかくだから、宿の前の桟橋まで持っていって仲良く海を眺めながら頂くのが定番です。だって、とっても気持ちがいいんですもの・・・。

その日は、普段12時に行くともうすでに売り切れているお弁当屋さんへ12時に行ってみました。案の定一つしか残っていなかったのですが、「一個キャンセルが出たからどうぞ」と言われラッキー。ここのお弁当は、夫が『丁寧に作っている感じがするから』好きなんだそうです。

移転したコーヒーやさんにも行ってみました。喫茶もあるのかと思っていたらテイクアウトのみでした。眺めのいいテラスのある2階が店舗です。

先日、ワタリガニがスーパーに並んでいたので買ってみると、お隣りさんから大きな大きなワタリガニを頂いちゃいました。きっと、時期なんでしょうね。野菜なんかの旬も、周りから沢山頂くのでわかりやすいです。かぼちゃの時期に段ボールいっぱい貰うことも・・・。

という訳で、美味しい美味しいワタリガニのパスタを夫が作ってくれました。

「これ、お客さんの夕食に最高だね!!」

でも、そういう時に限って夕食の予約が入らず・・・・残念でした。

それでは、ポークランチョンミートの「海と空を眺めるダイニング HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」のお食事のご案内です。

朝食の一例です。

夕食の一例です。

今の時期はお向かいのイラブティーニ島へと沈む夕日を眺めながらお召し上がり下さい。

宿泊者限定・完全予約制・完全お任せメニューです。連泊の方は毎日メニューが変わります。宿泊予約時にお申し込みください。

最後にお知らせです。車の運転免許がない方は宮古の観光はとても不便なのですが、お一人様からでも申し込めるバスツアーのポスターを見つけました。と、思いきや、5月29日までですね。でもきっと夏も遂行されるはずですから検索してみてはいかがでしょうか?

静佳日記 **********

娘の帰省は、少し前のことだった。

かなり前から仕事で悩んでいた愚痴を聞いていた。今すぐにでもパパ、ママに会いに行きたい!!でも、休みがない。そんなジレンマな日々を過ごしていた娘の為に、今回はお客さんの予約を取らずに沢山時間を作って待っていた。

初めての下地空港へ降り立つべく、行きの飛行機は格安航空の便を抑える。朝の4時に起きて、お寝坊さんの娘を電話で起こすも、珍しく起きていた。「格安航空は待ってくれない」・・・そんな話を散々お客さんから聞いていたので飛行機に無事乗るまでがとても心配だったが、すべて順調に事が運ぶ。成田空港までの電車で寝過ごしてしまわないようにラインで連絡も密に。

搭乗手続きを終え「これから保安を通るよ」との連絡をもらったところでようやく心配は解消された。

ところがだ。

「ハサミを機内に持ち込めないから、捨てるかロッカーに入れて置いて行けと言われた」

愕然とする連絡を貰う。私の髪を切る為にハサミを持参していた。荷物が少ないので手荷物で持ち込もうとしたのが運の尽き。ちょうどウオーキングをしていた私はそれどころではなくなってしまった。「ハサミは1本?」と聞くと、「全部持って来ている」。美容師の娘にとって命の次に大事な(おおげさに言ってみた)ハサミを捨てられるわけもなく、ロッカーに入れるよう指示。だが、帰りはJALの羽田直行便。最終なので成田まで取りに行けない。翌日は仕事なので間に合うはずもない。しかも、ロッカーは保安の外。ロッカーに入れに行くと再び保安の長蛇の列に並ばなくてはならない。格安なので、間に合わないからと優先的に配慮はしてもらえない。物理的に搭乗に間に合わないことが明らかだという。絶対絶命の大ピンチ!!

私の信条は「何か方法があるはずだ。」絶対あきらめない。

「よし!!一か八かロッカーにハサミを入れてから、並ぶだけ並んでおけ!乗れなかったらもうその飛行機は捨てて、羽田からの便を抑えてみるから!!」

それが私の出した「方法」だった。成田から羽田までの2時間と更に余裕を持って3時間後以降の羽田便を探すべく急いで帰宅しなければならず、ウオーキングがジョギングに変わった。

ところが、運は尽きてはいなかった。すぐに「無我夢中で走ったら乗れたよ」との連絡が入る。しかも離陸が30分以上遅れるというおまけつき。

そんなハプニングも、どこかで私は楽しんでいたように思う。この失敗でこの先飛行機に乗る時には勉強になるだろう。そして、宮古に来れる有難さも倍増したにちがいない。人生なんて失敗だらけ。うまくいかないことの方が多い。だからこそ人は成長するし、うまくいった時の喜びを味わえる。何事も経験だと思えばマイナスのことなんて一つもない。今回は運よく事が運んでラッキーだったが。

こうして、初めからズッコケた2泊3日の娘の帰省がスタートした。

  つづく・・・・。