Daily Archives: 2019年3月22日

忘れられない体験。

宮古島ではないですが、東京の池袋にてマリンダイビングフェアが開催されるようです。関東にお住いのダイバーさん達は是非行ってみてくださいね。

きっと帰り道に下地空港行きの飛行機の切符をポチッと買ってしまうことでしょう。

さて、少し前になりますが、2回目のパン教室へ行ってきました。

今回は、バケットパンとイングリッシュマフィンをリクエスト。ほぼマンツーマンの教室は、リクエストができるので嬉しいです。

こねこねした後は、ほぼお喋りタイム。友人と先生との3人で女子トークに花が咲きます。これも楽しもの一つですね。

こんなものが

こんなものになるなんて楽しいです。

こんなものも出来ました。

最後は試食。先生が用意してくれたおかずと一緒に頂きます。

教室に行く時間はあっても、なかなか普段宿で料理をする時間が取れない私は復習を怠っています。どうしても大道具の仕事を優先してしまいますから・・。

その代わり、宿の料理担当の夫が日々練習しています。試行錯誤を繰り返して変化していくパンつくりは奥が深く、のめり込みやすい彼は集中しているようです。

バンズも色々なものを作りました。

一番最近出来上がったバンズです。

アメリカンなバーガーを作りたかったようですが、少し重た過ぎました。

毎日パンが大量に出来上がっていくので、それに比例してバーガーの試作品も進みます。まずはモスバーガーを作りましょう♪

すると今度はそれ用のミートソースづくりに燃え出しました。バンズから流れ落ちないミートソースの研究です。

思う存分、試してみればいいと思います。試食係の私が日に日に太っていくことなんか気にしないで・・!!

まだまだ彼が想い描くパンには程遠いので、今年の夏にはお客様にお出しできることはできないと思われます。長~~~~~い目で見守っていてください。

それでは、ポークランチョンミートの「海と空を眺めるダイニング HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」のお食事のご案内です。

朝食の一例です。

夕食の一例です。

宿泊者限定・完全予約制・完全お任せメニューです。連泊の方は毎日メニューが変わります。宿泊予約時にお申し込みください。

最後になりますが、3月20日はポークランチョンミートの4周年でした。

私達本人はすっかり忘れていて、夕方、Mちゃんがお祝いを持って来てくれた時に思い出すという、なんともズッコケな夫婦です。(アルツハイマー??)

Mちゃんはポークランチョンミートが出来て間もないころからお泊りに来てくれていた女の子。今では島男子と結婚し、宮古島に住んでいます。今でも私達の大の仲良しです。Mちゃん!!ありがとう!!!!よく覚えていてくれました!!

暫くの間、頂いたお花達は静佳キッチンにて海を眺めることになりました。

静佳日記 **********

誰にでもいつまでも記憶に残る体験というものがあるだろう。いくら忘れっぽい私でも、衝撃的な出来事はよく覚えている。今朝、ウオーキングをしようと外に出た瞬間、蘇った記憶がある。

まるで絵画のように鎮座するお月様と、彼女が放つ光のシャワーで海の上にダイアモンドが散りばめられたその様を見た時だった。

宮古へ引っ越してくる前、何十回と通った千葉の台場海浜公園キャンプ場。夜中にふと目が覚め、一人テントから出た瞬間に受けた衝撃を今でも忘れない。

なんという美しい景色なんだろう・・・・。

その時のそれと今見ている景色は全く同じだった。

ここに住んでから幾度となくその情景を見ているが、毎回その時の衝撃を想い出している。大のお気に入りだったそのキャンプ場での体験がなかったら、今のポークランチョンミートは存在しなかったと言っても過言ではないだろう。

それはいつも変わらず、けれども、いつでも新鮮な過ごし方だった。

朝日と共に起きる清々しさ、外で食べる美味しい朝食、腰に手を当てて海を見ながらの歯磨き、1,2、の3ですぐに飛び込む海、思い立ったらすぐにできる釣り、ハンモックに揺られながら眠る泳いだ後のお昼寝、日が沈む時間を空を見ながら計算して急いで入った海を眺める半露天風呂、お風呂上りに眺めた海の上の夕日、そして、星空の下潮風に吹かれながら飲むお酒・・・。

心が浄化されていく非日常を200パーセント楽しむために毎週のように通い続けたそのパラダイスこそが今のポークランチョンミートの原点になっている。

楽しさはその時と何も変わらない。いや、それ以上だ。変わったことといえば2時間かけて通った場所が今では自分の住まいになっていることくらいだろう。これ以上の幸せはないと、この場所に巡り合えたことを感謝しない日は一日もない。

さらにいえば、あの頃キャンプ場の周りを探険した『トムソーヤの冒険』は、今では距離が広がり、島中を探険して廻っている。

目の前のお月様を見て、初心を思い出していた。

しつこくシャッターをきってみたが、あまりうまく撮れず、そのままウオーキングへと踏み出すことにした。少し進むとお月様はどこまででもついてきた。だが、月はひとつのハズなのに、見る場所で全然違うものになるから不思議だ。

海で見るその存在感には全く敵わない。大きさまでもが違って見える。

老夫婦とすれ違って挨拶をした後、お客さんの朝食の準備に間に合わなくなりそうなので引き返すことにした。あれ?道端に見えてきたものは・・・

綺麗に揃えられたサンダルだった。こんなところで誰がどうして脱いだのだろう。そして・・・なんで忘れた????

家に辿り着く前に静佳ビーチを眺めると、泳いでいる人たちがまるで水鳥のようにスイ――――――――ッと海面を進んでいた。

家の屋上の角にはいつもの小鳥が定位置に陣取り、涼しげな声で天を仰ぎさえずっている。

心が穏やかになる貴重な20分だった。明日も早起きをしよう。