Monthly Archives: 3月 2018

絶景を楽しもう。

先日、珍しく雲がない空に沈んでいく夕日を見ました。

その海に続く光の筋はどこへ移動しても、必ずまっすぐにこちらへ向かって来ます。

太陽の高さによって空の色は変化していきます。

 

そして、太陽自体の色の変化もお楽しみください。

ここまでギリギリに沈むところまで見える夕日はそうそうないです。

 

雲がない日は、大きくてまん丸い夕日を楽しむ時間は長いですが、その後の空の「第2章」は見ることができません。「第2章」は雲があってこそなんですね。

しばらくの空の沈黙の後、最後に少しだけ見せた緩やかなグラデーションです。

目の前の桟橋で、ここのところ連日素晴らしい夕日を眺めています。潮風が心の底から気持ちいいと感じられる、本当にいい季節です。

残念ながら今朝は雨ですが・・・昨日までを体験した旅行者の方はもう、満足でしょうね。

ポークランチョンミートの「海を眺めるダイニング HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」ではこの心地よい潮風を感じていただきたいので、テラスのカウンターでお食事を召し上がっていただいております。

朝食の一例です。

 

 

静佳日記 *********

今までの人生でどれくらいの映画を見てきたかわからない。もともと映画鑑賞は好きだったが、異常なまでの映画好きの夫と結婚してから、その数は計り知れない。映画館に行く時間はないので、ほぼDVDをレンタルして家で観る。

宿業を始めてからは、その「家で観る」時間もなくなった。それでも1本の映画を仕事のちょっとした合間を見つけては、小刻みにでも観ようとする夫。そのおこぼれを貰おうと、盗み見する私。

冬の間に見た中で面白かったのは「ハクソーリッチ」。戦争映画だが、戦争そのものがストーリーではなく、衛生兵として負傷兵の命を助け続けた主人公の実話。見てから初めて舞台が沖縄だと知った。わが身を捨ててまで人の命を助けようとする彼に感動したのは言うまでもないが、その、おのれを曲げない意志の強さに感銘した。

映像としては目を覆うシーンもいくつかあり、そのリアリティーさ、迫力は、「プライベートライアン」を超えてしまったと思う。とにかくすごい映画だった。

そして、もう一つ「ドリーム 私たちのアポロ計画」というこれまた実話。1960年代の、NASAのアポロ計画の裏で活躍した女性たちの話だが、人種差別のテーマも加わっているのにもかかわらず、決して重たくなく、むしろ小気味よく表現される世界に引き込まれていく。前述の作品と共通しているのは自分を信じる強さ。強さゆえの怠らない努力。

誰しもが本当はそうありたいと心に秘めているのではないだろうか。

そして、もう10回以上は見ているであろう「炎のメモリアル」。アメリカ同時多発テロ事件の際に活躍した多くの名もない消防士達に敬意を表して制作された映画だと聞いている。一人の消防士の物語。大好きな作品の中の一つだ。昨日、久し振りに見たがやっぱりいい。すでにセリフまでも覚えてしまっている各シーンは笑いあり、涙あり・・・。ストーリーの展開がわかっているのにまた見たくなる映画は私にとって本当に面白い映画。この映画の中で一番好きなセリフはラストでジョントラボルタが口にする。・・「死を悼むのではなく、生き方をたたえたい」

キャンベルスープの缶詰にも似ているデザインの消防車のフェイスが好きになった。

自分の知らない世界を体験できる「映画」は、私の人生に多大なる影響を与えていることは間違いない。そして、これからも面白い映画に出会えることを楽しみにしている。

 

魅せられて・・・。

ある朝、空はすでに明るくなっているのに、お向かいのイラブティー二島の街灯りがまだキラキラと輝いていました。ここの、夜に見るイルミネーションも奇麗ですが、朝のそれはまた違った趣があり、ゆらゆらと揺れるように煌めく輝きは、何かの相図をこちら側に送っているかのようで、ついつい見とれてしまいました。

いつもの如く、カメラではこの美しさは表現することができません。あなたのその目で見に来てくださいね。

この情景は海を挟んで正面に見えますが、宿の後ろは朝日が昇る街側になります。昨日は、朝日を浴びて様々な形の雲が可愛くピンク色に染まるのを見ることができました。このピンク色の雲は一瞬の出来事です。実際、気が付いてカメラを取りに部屋に戻っているうちに、色褪せてしまいました。残念です。

私は、この目で見ることができたのでラッキーでした。

まだ高い空に居座っていたお月様はウインクをしています。

早起きをすると、こんな楽しみが待っています。

美味しい空気を沢山吸って、爽やかな風を受け、目で癒された後に、ポークランチョンミートの「海を眺めるダイニング HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」のテラスのカウンターで朝食を召し上がってみませんか?

朝食の一例です。

日が暮れてからの空は、また、別人になります。

こんな空や、

こんな空。

または、こんな空をポークランチョンミートから見つけたら、

お隣りのビーチへ降りてみるのもいいでしょう。ポークランチョンミートの玄関から公園をぬけてビーチに降りるまで30秒もかかりません。

ここまで降りてみると、波の音のBGMが美しい情景をより一層引き立ててくれます。

こんな日や、

こんな日もあります。

 

デザートにはこんなのをどうぞ!!

静佳日記 *********

落ち着いてお昼ご飯を食べたいのなら、やはり割烹がいいだろう。宮古のお店はどこも広~~~~~いテーブルが準備されている。最近は省略される所が多いおしぼりなんかも出てくるし、

 

ランチメニューも豊富で、一品料理なんかもあるからついついビールを注文してしまう。八代さんは、『お酒はぬるめの燗がいい』と言っていたが、私が思うに『昼間のビールは瓶がいい』

そしていつものように店員さんがいなくなってから、夫の前に置かれたビールグラスを私の方へと配置換え。

 

すっかりご機嫌になったところで買い物へ行くと、珍しいものが売っていた。

YES! NO! 枕。

これを見てから想像力が膨らんでしまったのか、夫が「初体験の本が売っているよ~~~!!」とニンマリ。

子供には刺激が強すぎると思います。

贅沢三昧。

こんなに狭い家で迷うわけはないだろうと思っていましたが、今までお部屋の迷子になった経験のある方、ごめんなさい。ようやく客室に番号を標記しました。

どうしても気に入るデザインの「数字」を見つけるまで、つけたくなかったものですから、今に至ってしまっています。

もう迷わないで~~~!!(物まねをご一緒に)

そして、それと共に下駄箱にも数字を設置。

もう、忘れないで~~~!!(自分の履物を・・)

すると、「この6が反対なのはわざとですか?」とお客様に聞かれました。

見てみると・・・。

ガチョ~~~~~ン!!反対ですね。でも、面白いからこのままにしておきます。

そんな指摘をしてくれた彼女は、ポークランチョンミートへ2度目のお客様です。さすが、彼女は私達をよくわかってらっしゃる。「反対ですよ」ではなく、「わざとですか?」と聞くのですから・・・。前回行けなかった所へ積極的に出かけ、雑貨屋さんでは可愛いお土産もゲット。欲しかった貝殻も拾えて有意義な旅になったようです。

「私を覚えていますか~?」の問いに、初めは????でしたが、2年前に一緒に撮った写真を見せてもらって記憶がよみがえり、3度目はきっと覚えていられると確信しています。(ボケていなければ・・)なので、また遊びに来てくださいね!!お待ちしておりま~~~す。

それでは、ポークランチョンミートの「海を眺めるダイニング HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」の朝食の一例をご紹介します。

柔らかいサラダチキンを作ったので、早速サンドイッチの試作品作りです。

 

ソースのバリエーションを模索中です。お楽しみに。

宮古島はこんな天気が続いています。

静佳日記 *********

前回、お休みで入れなかったカフェへリベンジしてきた。

気持ちがいいテラス席を選んで着席。

目の前はこんなのどかな風景。このままここで昼寝をしたい。と、寝不足の夫がつぶやく。

昼寝をする間もなく食べ物が運ばれてきた。

我が家ではあまり登場しないバリエーションの料理でとても新鮮だった。義姉の友人がやっているお店なので、「みゆきさんが来たりしてね」と話した途端に「みゆき号」が目の前で停まった。うそのように狭い島だ。

私達を見て「ウケル~~~~!!」(彼女の口癖)と言うんじゃない?と夫に耳打ちすると、彼女がこれまたうそのように「ウケるんですけど~~」とケラケラ笑う。笑っちゃうのはこっちの方だ。

意味のない会話でまったりと過ごし、自由を満喫した後バイバイした。

帰り路はサトウキビを載せたトラックの後ろ。

そろそろキビ刈りも終盤戦に差し掛かっているのかな?農家の人は大変そうだ。

わたしたちにとっては、この時が一番いい時期だったかもしれない。暖かい気候に包まれながら、肌を撫でる風が心地よく、しかも、宿は忙しくないときている。

昼間から優雅に過ごしたのにも関わらず、夕暮れ時には夫と二人で目の前の桟橋まで空を眺めに出られるというご褒美付き。冬の間息をひそめがちだった夕日がここのところ、やりたい放題に爆発し始めてきている。

夕日をバックに誰かが振り返った。逆光で顔は見えなかったが、シルエットで何となく夫の同級生とわかった。釣りをしに、よくここへ来る。

イカが食べたいと言っている彼が釣りあげたところはまだ見たことがない。

そのまま日が落ちていく様を眺めながら、彼の釣りを応援する。・・ふりをした。

日が沈んだ後の空はいつも予測不可能。その日のハイライトは、空を斜めに貫いた長い雲。これから迎える夏を指さしているようにも見えた。

私が求めていた贅沢は今、ここにある。

 

 

ポークランチョンミート物語。

ポークランチョンミートの建物は海を空を眺めるために造ったと言っても過言ではありません。そして、その対象物は目まぐるしく姿を変え、様々な訪問者によって彩られます。

朝焼けの空から始まる一日は、まるで物語のように流れていきます。

風のない朝。穏やかな静寂の中、湖のようにピ―――ンと張った海はグリーン色。お隣のパイナガマビーチの先で釣りを楽しむ姿も見られます。

そのビーチは、昼間は保育園児たちの遊び場にもなります。

こんなビーチで普段遊べる子供たちは、なんて贅沢なんでしょう。

行き交うのは人だけではありません。様々な船も物語に登場します。

日暮れ時には目の前の桟橋へ出てみてください。沖からビーチを眺められるのは船の上からだけではないんだと知ることができるでしょう。

そして、何よりここは夕日を眺めるのには最高のポジションです。

この醍醐味を味わいたい人々が毎日集まってきています。

物語には音も必要不可欠です。鳥のさえずりだったり、風の音色だったり、船の汽笛だったり、子供たちが揺らすブランコの音だったり、人の話し声だったり・・。

若者たちの笑い声が響き渡り、ついつい視線を泳がすと、

決定的瞬間をカメラに納めようと頑張る「にわか記者」達が、二人のヒーローをはやし立てています。私も「にわか記者」に混ぜてもらいました。

外から来た若者は、こんなに低いところからしか飛び込みません。海を知り尽くしている地元の子供たちは桟橋の塀の上から思い切りよくジャンプします。

この笑い声と水しぶきの音はいつでも私を自然と笑顔にしてくれます。

空に星が輝く前の、ほんの少しの時間に現れるのはピンク色の雲。

そして、一面をオレンジ色に染めながら日が沈んでいきます。お隣の公園では、三振を弾きながら一杯ひっかけるおじぃ達。彼らはいつもこの海の前の特等席でお喋りを楽しんでいます。朝から晩まで・・・・。

私はここで毎日繰り広げられる物語を楽しんでいます。皆さんも是非覗きに来てください。

そして、ポークランチョンミートの「物語を眺めるダイニング HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」では、朝食のご予約をお待ちしております。

宿泊者限定・完全予約制・完全お任せメニューです。

朝食の一例です。

 

 

静佳日記 **********

宮古島探険隊・飲食の部。今回は島によくある割烹やさんのランチ体験。どこもスタイルは一緒なのだが、ここも例外ではなかった。通されたのは広い個室。二人だけなのに毎度申し訳なく思う。入ってすぐに空のグラスが置いてあったので、前のお客の片付けが済んでいないのかと思いきや、次のお客の準備のようだ。

自分でお冷を入れる方式。なるほど、合理的。だが、二日酔いの私には泡盛の銘柄の入ったグラスを見るのが辛い。口をつけるのに躊躇した。中身はただの水なのだけれど・・・。

松花堂と、かつ丼を注文。迷った末にいつもと変わらない。

2人前はありそうなかつ丼に茶わん蒸しが付いているのには驚いた。宮古のお昼はどこも量が半端ない。

メニューが意外とたくさんあったので、何回か来て制覇したいと企んだ。

そして、買い物へ。

スーパーの総菜売り場でいまだに二度見してしまう場違いなドーナッツ達にもそろそろ慣れ、

今度は、かまぼこ天なるものを凝視する。どうやら「かにかま」のかき揚げのようだ。桜エビのようにも見えるその真っ赤っかなかき揚げに、他に何が入っているのか気になったが見ただけではわからない。今度お腹が空いている時に買ってみよう。

帰りの信号待ちでふと目に留まった看板。寄贈者の名前を記すのに、その人の出身地を記す必要があるのだろうか・・・ましてこんなにも狭い島で。

家に帰ると入口に野菜などが置いてあるのはよくあることだ。問題は、誰が置いて行ってくれたのかということ。ま、いずれわかるからあまり追及はしない。

ごちそうさまでした。

3段構え。

ポークランチョンミートの中で一番私が想いを込めて造った場所は1階の共用スペースです。設計の時点では、半屋外のスペースがそのトップでした。一年中、どんな天候であれ、この場所で過ごしていただきたいと思っていました。なので、雨戸、ガラス戸だけにとどまらず、網戸まで特注で造ったんです。一年のうちの数日だけ飛んでくると聞いていたハネアリの侵入を防ぐためだけに・・・。ガラス戸と同様、全開できるので、普段は目に入りませんが、閉めるとこんな感じです。

ところが・・・・・です。

実際に今一番のお気に入りは外側のテラスです。この網戸を使用する日は殆どありません。たまには・・・・と思って広げてみました。

食事を召し上がっていただくのも、よほどお天気が悪くなければ外側のテラスになります。それはお客様も私達も同様です。

あまりお披露目の機会がないので、ちょっとだけご紹介しちゃいました~~。常連さんでもまだ見たことはないはずです。

ある朝、そんな外側のテラスで食事をしていると、

お隣の公園の滑り台に夫が何かを発見しました。

よくよく覗き込んで、「静佳の S  だ!!」と叫ぶ夫。

誰かの落書きですが、この文字のお陰でここも静佳の陣地になりました。

風が吹き、束ねた髪を直そうとすると、ゴムが切れそう。「もう取り換え時期ね」と呟くと、「じゃあ、スーパーで拾ってきてあげるよ」と夫。

夫曰く、スーパーの駐車場に落ちているらしいです。

そんな話はどうでもいいですが、皆さんも、網戸の必要ない外側のテラスで、海と空と風を感じながら朝食を召し上がってみませんか?

朝食の一例。

宿から眺められる様々な情景もお楽しみください。

静佳日記 **********

私のお気に入りのオムライスを食べさせてくれる食堂へ久し振りに出かけた。夏の間は観光客が大行列を作り、入ることすらできない。ここへ来ると必ずオムライスを注文する。

が、その日は息子さんが作ったようだった。

いつもと味が違う。料理は不思議なもので、どんなに同じレシピで作っても、作り手によって味は変わる。夏のあの行列を見ていていつも、「お父さん大変だよね~。腱鞘炎にならないかね?」と夫と心配していた。一人で厨房を切り盛りしていたからだ。それを考えると、そろそろ息子さんにバトンタッチも必要だろう。

食事の後、そのまま買い物へと進む。スーパーの駐車場で平和な光景を発見。

そんなところに置いて行かないで!!

もっと平和な光景。

どれだけあけっぴろげ~~~~!!!??

更に上級者となると、ドアの取っ手なんかいらない。

「助手席は開けられない車」

宮古の不思議な光景は、「こんな感じだよ」と話していると必ずその光景に出会える。その証拠に、朝、夫が「拾ってきてあげるよ」と話していた髪を束ねるゴムは、その日、どこのスーパーの駐車場でも確認することができた。