Daily Archives: 2017年10月6日

空を見上げて・・・

娘の職場の先輩とそのお友達が初めての宮古島に来てくれました。

いつも娘を可愛がってくれていて、ごはんに連れて行ってくれる優しい先輩に、夫はかなりえこひいきの「伊勢海老のグラタン」を用意。

運転に自信がない二人はどんなに勧めても頑固にレンタカーを借りず、タクシーで島を廻りました。シュノーケリングも体験して宮古の海を満喫。

初対面の二人と一緒にお酒が飲めて、遠く離れた娘を預けるのに少しほっとしたような・・・。

「うちの娘、生意気でしょう?」との質問に、少し躊躇してから「はい!!」と断言する先輩。どうしたって私に似ている娘が、この先輩を慕っているのがよくわかりました。

目の前の桟橋で夕日も堪能できて良かったですね。

これからも、娘を宜しくお願い致します。

ポークランチョンミートの「海が見えるレストラン HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」では、朝食と夕食をご用意しております。

朝食の一例。

夕食の一例。

HELL’S KITCHEN の『OPEN』サインを新調しました。とても気に入っています。

静佳日記 *****************

ある日ふと考えた。

朝食タイムを大事にするようになったのは、島へ引っ越してきてからかもしれない・・・と。

今までの生活で朝食は「学校の前」「仕事の前」にお腹を満たすためのものでしかなかった。いかに手際よく済ませるか。

でも、今はゆっくりと時間をかけて過ごす、一日の中でも重要な時間。

海の色の変化を眺めたり、

大型客船から人を運ぶテンダーボートを目で追ってみたり、

パイナガマビーチでは、最近SUPが盛んになっている。

その手前の公園では、おじいたちの椅子がもてあそばれていた。

先日助けたあの鳥かどうかはわからないが、毎朝近寄ってくる彼に、本当に「鳥の恩返し」を期待してしまう。

ふと下を見ると、あの凄まじかった台風の時でも微動だにしなかった「二コちゃん」がいつもと同じ場所で待機している。ここに隠れていたから大丈夫だったんだね。

朝の風景は見どころが満載。

テラスで風に吹かれながらそれを眺めて、心の深呼吸。

そして午後になり、買い物の途中で昔ながらの食堂の昔ながらのそばとカレーを食べる。

クリーンセンター(ごみ処理場)では、地面にオモチャの人参が生えていた。

やがて、日が落ち始めるとテラスからの景色はより一層忙しくなる。

 

港に停泊する大型客船がそのゴージャスさを思い切り発揮し、

負けじと月が青白い光を海へと落とす。

辺り一面の星たちも競ってピカピカと光を主張する。

その頃になると、ようやく仕事が一段落。今ちょっとだけ気に入っているバーボンをテラスのテーブルへと持ち出すと、朝食とはまた違った趣にホッと肩の力が抜けていくのがわかる。

こんな感じで毎日が終わる。これといって大した変化もない毎日。何があるわけでもない。

だけれども、何故だろう。常に感じるワクワク感。

宮古の海と空は、想像していた以上のものを私に与え続けてくれている。

生活の中に常に自然がある。

それは、人が人であるためにとても必要なものなのかもしれない。

この空を見上げて、そう思わずにはいられなかった。