鳥のはくせい。

ポークランチョンミートの建物は、海と空と風を体中で感じられるようにという想いを120万パーセント込めて造りました。

ですから、朝の目覚めと共に、何枚もある大きなガラス戸を全開にすることから一日が始まります。

外周のテラスと、奥まったテラス(お部屋のように見えますが本当はテラスなんです)には、爽やかな海風が吹き抜けます。とても気持ちがいい風です。

でも、吹き抜けるのは風だけではありません。

セミ~だ~~って、トンボだ~~って、カナブンだ~~~って🎵

みんなみんな、飛んでくるんだ友達なんだ~~~🎵

先日の夜は蛍が飛んできて、お客様を驚かせました。

そしてある朝、小鳥がすごい勢いで飛んで来たかと思うと、いきなり中の壁に激突!!

相当痛かったのでしょうか・・・・・。

床にたたずみ、「はくせい」になってしまいました。

恥ずかしいのか、痛いのか・・・微動だにしません。口も開いたまま。

何をしても動かないので、救出作戦開始。

全く飛ぼうとしないので、お水をあげてみましたが飲みません。やはり「はくせい」のまんま。

普段は人間に絶対に近寄らないハズの小鳥ちゃんは、子供が「いい子いい子」しても逃げません。

そして、しばらく休んだ後、無事に飛び立っていきました。

それ以来、この種類の小鳥が来る度に「鳥の恩返し」を期待してしまいます。

この次はぶつからないように!!!ポークランチョンミートの「海が見えるレストラン HELL’S KITCHEN(ヘルズキッチン)」では、宿泊の方限定で朝食と夕食をお出ししております。

朝食の一例。

夕食の一例です。

朝は穏やかな海を眺め・・

雲の隙間から漏れる光が海に白いテーブルを作り、

時にはそれはシマシマになったりもします。

 

そんな景色を欲張りながら、テラスのカウンターでお召し上がりください。

ここに居ると、雨雲が降らす雨さえもはっきりと見てとれます。

静佳日記 **********

昼間の誰もいなくなった宿は、正真正銘自分だけの場所。自分の好きなように造った「夢の城」は、どこを歩いていても幸せな気分になる。

『この先の人生は好きなものに囲まれて暮らしたい。』

そう思って造ったのだから当たり前だけれど、この城は私の好きなものしかない。物も、空間も、そこから見える景色も。

身体を触って通り抜ける風さえも私を裏切らない。

そして、これも私の絶対条件だった「すぐに入れる海」がそこにある。

久し振りに「好きなこと」に溺れようか。

そう思ったら即実行。

玄関開けたら2分でご飯。というCMが昔あったけれど、うちの場合は「0分で海」だな。

海へ降りる階段の上でおじぃ達がカウンターテーブルを直していた。

公園なのにおじぃ達のテーブルがあるのはおかしいって?宮古だからおかしくないのだ。

シュノーケルのマスクから見える海の中の景色は、何よりも疲れを取るのに適している。

 

 

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顔をあげると一面の「青」。

 

こんなに素敵な露天風呂はそうそうない。

おっと、何かが落ちている。

拾ってオブジェにしよう。

貝殻を片手に海から上がると、今度は「玄関開けたら0分でお風呂」ってな感じで、テラスの水風呂に浸かる。

そして、拾った貝殻をきれいに洗おうとして驚いた。

それは、貝殻でなく生きた貝だった。

そーーーーっと海へ戻すことにした。

貝の恩返しはあるのだろうか、ないのだろうか・・・??