Daily Archives: 2016年12月12日

スタンド・バイ・ミー

こんにちは。宮古島の「海の前の宿 ポークランチョンミートです」

夕方テラスへ出ると、空がとんでもないことになっていました。

慌ててカメラを持って桟橋へと走ります。

「なんて空だ!!!!!!!!!!」

気が付くと口を大きく開けて馬鹿みたいに空を見上げている自分がいました。

物凄い奥行きのある、神秘的な雲。夕日と雲とのコラボレーションが織り成すピンクのオーロラです。

写真でこの迫力を表現しきれないのが悔しい限りです。

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この美しさは海にも飛び火します。

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この場所で、いったい何度感動すれば気が済むのでしょうか・・・・・。幸せです。

さて、先日魚売りのおじさんが大きなマグロを下さいました。「たまには刺身でも食べて~~~」と。

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早速、夫がさばきます。75㎝の大きなまな板もギリギリでした。

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お昼ご飯は豪華絢爛。

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マグロの沖縄風天ぷらもつきます。

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最近、夫が研究している「茶碗蒸し」の試作品と共に頂きました。この茶わん蒸し、今までで一番美味しかったです。

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幸せ~~~~~!!!!

夫が、「親方!!ビールは飲まなくていいのかい?」と言うもんだから・・・

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同級生にお土産で頂いたとっておきのビールを開けちゃいました!!こういう時に呑むものです。昼間のビールは最高さっ!!

翌日は漬けにして頂きました。

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夜は少し涼しくなってきたので我が家の晩御飯は豚キムチ鍋。うちの豚キムチ鍋には鶏団子が入ります。夫は焼き鳥の「つくね」には結構こだわりを持っています。東京で焼き鳥店を開業したいと思っていた若き頃、勉強の為休日には焼鳥屋さんを一日に何軒もはしごし、必ず最初につくねを注文していた時代がありました。当時、都内の有名店には殆ど足を運びました。その頃同じく「焼き鳥」に燃えていた同僚と共に・・。

そうして彼は自分の「つくね」を創りあげました。その夫に鶏団子を作って食べさせるチャレンジャーな私です。まあ、別物ですから~~~~。

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ポークランチョンミートの朝食の一例です。宿泊者限定・完全予約制・完全お任せメニューです。連泊の方は毎日メニューが変わります。宿泊予約時にお申し込みください。夕食も同様です。

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静佳日記 ******

ちょっと違うところを歩いてみようか・・・・。

そう言いながら朝のウオーキングに出発した。

花々を眺め、

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重さで落っこちそうな島バナナを横目でやり過ごし、

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食べないなら貰ってあげましょうか?と余計な心配を口には出さず、

建築現場で「富建」の文字を見つけた。

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あの、「とみ犬」で一世風靡した「富建」さんだ!!

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まあ、一世風靡したのは私達の間だけだけれど・・・。

暫く歩いていると宿がやたらと目についた。宮古では市街地だけではなく、本当に至る所に宿がある。

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工事中の間、気になっていたリフォームされた建物。宿なのか、アパートなのかいまだにわからないが「プランハウス」とは何ぞや??想像が膨らむ。

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可愛いタイルが意味もなく塀に貼ってあった。こういうの好きだなあ~~。

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夫の先輩の家の前にはクリスマスツリーが・・・・おっしゃれ~~!!

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以前呑みに誘われ、このお家にお邪魔したことがあるが、彼の部屋もまたかなりオシャレだった。私達が宮古に帰って来たばかりだったその時「宮古は付き合いが多いから、付き合う相手は選ばないとダメだぞ」と夫に言った彼は、その後一度も一緒に呑んでいないことから「俺、もしかして選ばれなかったのかなあ~~?」と冗談交じりでぼやいていたらしい。・・・・そんなことないです。忙しかっただけ。

興味深いこの看板のヤサイカフェーは見つけることができなかった。「カフェー」と書いてあるから恐らく宮古の人がやっているのだろう・・。

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この辺りは夫の子どもの頃の友達の家が沢山あるようだ。島から離れて30数年の間忘れていた「宮古」をいま、彼は歩くことで少しずつ想い出してきている。それもそのはず。当時少年だった彼は車という手段がなかったから。歩くことで子どもの頃の目線に戻れる。

当時買い物していたという「下崎商店」は今はもう閉めていた。後を継ぐ人がいなかったのだろうか。

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そして、建築屋の友達が最近手掛けているお家を発見!!

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工事案内の看板を見つけ、いたずら書きをするマジックを持っていないことを二人で物凄く後悔した。

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いつの間にか童心に返りながらのスタンドバイミー。気が付くととんでもないところまで来ていた。

勢いでビーチまで足を延ばそう。

ここをくぐると・・

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じゃじゃじゃじゃ~~~ん!!

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だが、スタンドバイミーの終着点はここではなかった。

「昔の俺たちの酒飲み場を誰かが切り開いている!!!」

夫が叫びながら脇の坂を駆け上がって行った。

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日本国に於いての飲酒を認められる年齢に程遠かった少年時代の彼らはこんなところまで一升瓶を担いで呑みに来ていたらしい。大人たちに見つかるのを恐れて・・。

その彼らの「かつての秘密の基地」からの眺めは、その後誰かが切り開く理由として充分に納得のいく景色だった。

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昼間に見たらきっと雄たけびをあげるだろうな。

さて、来た道を今度はそっくりそのまま戻らなければいけない。少年時代の酔っ払い君たちはどうやって帰ったのかは覚えていないらしい。

純粋な少年から「タクシーを呼べ!!」と汚い大人に成長した夫を、戻ってからのホテルの朝食バイキングで釣る汚い大人の私。

ただ、約束通りのバイキングは、歩いて消費したカロリーを台無しにしてくれるのに充分な力を持っていた。

また、歩こう・・・・・ね。