宮古島の宿こんにちは。宮古島の「海の前の宿 ポークランチョンミート（PLM)」です。
最近、夕日は元気がありません。まっかっかなまん丸い夕日を何日か見れてません。それでも桟橋に出ると気持ちがいいので、暗くなる前にテクテクと歩いていきます。桟橋の先端の塀の上が指定席です。
雲がダンスをしているように見えました。
サンセットディナークルーズの船もここのところ毎日出航しています。
穏やかな海の上に色とりどりの灯りが落ちます。
ここに座ると時間を忘れます。
以前、池間島に行った時に見かけた建物があります。まだ建築中でしたが、きっともうできていることでしょう。初めに見た時はスケートボード用かと思いました。海に向かってダイブするための・・・・
よく見ると、宿のようでした。
ビーチが目の前でいいですね。
宿を造るにあたっては、それぞれ造る人の色々な思いが込められると思います。この人も私達と同じことを思っていたのかな？何となくそんな気がしました。
私達は、この宿を建てる前、東京でよくキャンプをしていました。
ちょうど、その時の写真の一枚を偶然見つけました。
車中泊の後部ドアを開け放して眺める夕日。
キャンプは自然が相手なので、まず不便さから始まります。
でも、私達夫婦にとってこの「キャンプ」は日常を忘れられる緩やか～～な時間でした。「非日常」という、最高のラグジュアリーな時間だったのです。
強風で飛ばされそうなテントの中で眠れずに過ごした夜も、野外で襲い掛かってくる虫と戦いながら食べた食事も、月明りとランタンで呑んだ美味しいお酒も、あまりの開放感にトイレから踊りながら出て来て二人で笑い転げたことも、夜中に目が覚め外に出て見た「月から海に落ちたダイヤモンド」も、海を見下ろしながら腰に手を当てて歯磨きした朝も・・・・すべてが心に焼き付いています。
今のこの土地に巡り合った時、この非日常がここでなら毎日できる！！
そう直感しました。
そして、今があります。
同じ感覚を持っている人に来ていただけると、とてもとても嬉しく思います。
静佳日記 ＊＊＊＊＊＊＊
シャワーを浴びた後、ドライヤーが壊れていることに気が付く。
思わず嬉しくなってニンマリ。どうかしてしまったわけではない。
最近島にできた「ドン・キホーテ」に行く理由ができたからだ。
「ドライヤーが壊れたからドンキーに買いに行こう！！」夫に声をかけると、同じく見に行くのを楽しみにしていた買い物大好き王の彼は喜んで応じた。お互いに早く行ってみたかったけれど、一人だけ先に行くのは申し訳ないという暗黙のルールがあったのだ。楽しさは分け合わなければいけない。
そうと決まれば、善は急げ。濡れた髪のまま車に飛び乗った。嬉しさのあまり、宿の客室に腐るほどあるドライヤーのことなど気が付きもしなかった。
懐かしい雰囲気の店内をあれやこれやと見て廻り、余計なものまでかごに放り込んでいった。
孔雀印ぃ～～～～～～？？？と吹き出したアイスペールは、可愛かったけれどうちはアイスペールだらけなのでぐっとこらえて手は伸ばさない。
キャンプのコーナーも魅力的だったが、見るだけでやめておいた。
IPhonの水中用カバーが目に留まり、おじさんに説明を求めたが「わかる人を呼びますね～」ととても丁寧に応対してくれた。おじさんと言うよりおじいちゃんに近いその人は、最後まで気にかけてくれたので「ありがとうございました～」とお礼を言って立ち去ろうとすると「こちらこそありがとうございました～」と返された。内地の企業だけれど、働いている人は宮古の人。緩やか～さのギャップが楽しい。店内放送では日本語でアナウンスをした後に、読まされている感満載のカタコトの宮古ふつ(宮古方言）が面白い。
夫は、このドンキ・ホーテの横で「ビックリドンキホーテ」というハンバーグ屋ささんをやる！！と言ってきかない。
店員さんに「メイクマンにあると思います」と言われたハエたたきを探しにお店をはしごし、３軒目でこれを見つけた。
何故か「男前」と言う言葉に弱い私。
そして、夫がずっと行ってみたかったラーメン屋さんまで足を延ばす。彼は「宮古のラーメン屋さんはあと３軒だけ」と言う。他は全部制覇したそう。東京では不可能に近いが、ラーメン屋さんが少ない宮古ではこんなこともできちゃう。
夫は味噌と餃子。私は冷やし中華。このお店の外には「冷やし物一切」の文字は発見できず・・・・。
味噌は宮古みそを使い、餃子はニンニクた～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～っぷりだった。
この餃子、夫曰く「昔の中華屋の餃子」らしく、彼の中でハマった。
次回は、地獄へのご招待を受けるのか受けないのか・・・・。
この、５０円増と１００円増を「一」と「２」で書き直す店主は絶対に宮古の人だろうなあ～～～～と思われた。