こんにちは。宮古島の宿 ポークランチョンミートです。
一人旅の男性ゲストさんから、宿泊日前日に連絡がありました。
「お肉類が一切食べられないんです。」
とのこと。さあ、大変!!4日間2食付きのご予約ですので、お肉を使わないメニューを練り直さなければいけません。
まず、市場へ野菜を見に行きます。
島の野菜は独特なものが多く、ネーミングも独特。冬は特に野菜が豊富に出回ります。
POPには「フダンソウ」と書いてあるのに、パッケージには「クダンソウ」???
どっちが正しい???宮古なら「クダンソウ」もあり得ますが、恐らくPOPが正しいのでしょう。でも、正解は不明のまま。おおらかな宮古島ではクイズ番組は成り立ちません。全員がそれぞれに違う正解を言い張るでしょう。
スーパーに行くと、サンダルのネーミングが面白い。「楽ちんサンダル」!!確かに的を得ていますが。
「おひとり様で楽しめる」・・・・・このキャッチのセンスに思わず手が出そうになりました。
商店へ回り、「手作りハンバーグ」と書かれたものを見ると、確かにハンバーグのタネですが・・・形成されていないハンバーグが売っているのを初めて見ました。ニンジンも入っています。でも、荒引きっぽい感じが美味しそう。今度買ってみます。
余計なものばかりに目がいき、かなり楽しんだ後、初日のメニューは決定!!
当日、料理担当の夫が作り始めます。
朝から時間をかけて作ったトマトソースを温めます。宮古島産の香りの強いバジルも入れて・・・。
ソースとパスタを絡めたら、フレッシュなモッチェレラを加えて出来上がり。
島の魚「タマン」のフライと、ゴボウのチップを乗せた大根のサラダ。
そして、最高のスパイスは、目の前の海です。
ゲストさんは、満足していただけたでしょうか・・・?
静佳日記 **********
朝のウオーキング、イーザトを巡るの巻。
イーザトとは、深夜の繁華街の通称。迷路のように飲食店が立ち並び、かなり楽しいところだ。宿から歩いて10分足らずで行けるので、食事の後、フラッと向かうゲストさんが多く、そのお土産話はいつも笑える。実際、私はお店には数回しか入ったことがないが、どの回も楽しめた。
夜とは違う顔を持つイーザトを、朝歩くのも楽しい。
もう二度とアマン~ 昭和のデュエットを歌いたくなる看板。
スナックみっちゃんの後ろに控えるのは、宮古なのに「サッポロ」。
いらっしゃいませ・虹色・THE ナイトクラブ
そういえば、最近できた保育所の壁に描かれた虹。信号待ちの間何となく見ていて思った。何故、なないろの虹が8色???目を見開いて、何度も数えてしまう。この「摩訶不思議」と「ゆるさ」が宮古の楽しいところ。
おしゃれスタジオ 「東京」もある。
ホテル「波」も時代を感じさせる入り口だ。
入り口と言えば、イーザトのお店の入り口は大体が一見さんは入りにくい。こんなドアを開けることに躊躇する人が殆どだろう。だが、恐れることなかれ。勇気を出して、扉を開けると、そこには大人のファンタジーランドが待っている。
朝、ここを歩いていると、ゾンビによく遭遇する。酔っ払って今にも倒れそうに傾いて歩く人。3歩進んで2歩下がる。お昼までに家にたどり着くのだろうか。ゾンビならまだマシだ。アスファルトがベッドになっている人もしばしば。気候と治安のいい宮古ならではの光景だ。
日曜日は朝の8時でもまだカラオケの歌声が響く。本人は気持ちよく歌っているに決まっているが、いい加減酔っ払っているその歌声は、私のへたくそな殺人カラオケとタイマンを張っている。
☆彡お土産のお花と残り物の朝ごはん☆彡